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40歳から始めたソロキャンプ。7年間で変わっていった「テント遍歴」を公開します

40歳になってからソロキャンプを始めたキバさん。始めてから7年が経ち、初代テントから三代目にわたってキャンプスタイルも変化していったそうですが、一体どんな経歴を辿ってきたのか、そのテント遍歴を見せてもらいました。

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目次

40歳から始めたソロキャンプ、初代〜三代目のテント遍歴

普段はCAMP HACKの原稿を執筆しているキバさん。レビュー記事を中心にリアルな情報を届けていますが、じつは意外や意外、キャンプを始めたのは40歳になってから。遅咲きキャンパーでもあります。

そんなキバさんが、道具の中でもっとも大きい変化があったのが「テント」。そこで、今回は最初に使ったものから次に愛用したもの、そして現在使用しているものまで3つのテントを紹介します。

この記事の内容はYouTube動画でもチェックできるので、より詳細な情報は「CAMP HACK チャンネル」を御覧ください!

初代テントは王道コールマン「ツーリングドーム/ST」

最初のテントは、コールマンのツーリング向けテント。Amazonにて14,150円で購入したそうで、とにかく設営が簡単なところが魅力です。

※当時の服装を再現しつつ設営しています

設営はとっても簡単。インナーテントを広げて、四角にポールを固定します。

次に立ち上がったポールにインナーテントのフックを引っかけます。ちなみに、入り口にランタンのブランドマークがプリントされているのが前方です。

フックを引っかけたらペグダウン。ペグは付属のものではなく、エリッゼステークを使っているそうです。

最後にフライシートを被せて固定すれば完成。トータルで15分くらい。柄がポールに重なるようにできているので、被せる方向に迷うことはありません。

入り口は丸めて上で固定するのがキバさん流。キャノピーポールを持っていなかったこともあり、跳ね上げて使用していなかったそうです。

でも、入り口を開放していれば朝目覚めたときに外の風景を見られるので、キャンプの楽しみが2倍増しになりますね!

セッティングしたサイトがこちら。最初のソロキャンプはコンパクト重視で、フォールディングタイプのチェアやローテーブルと最小限の道具で楽しんでいたそうです。

一番の魅力は設営しやすさと不便ない居住空間

雨が降ってきたときは、インナーテントから乗り出して地べたスタイルで過ごします。座っていても天井に頭が当たらないので、これで十分に快適です。

このテントは前後にドアがついており、クローズ、メッシュ、オープンの3つの使い方が可能。メッシュにすれば通気性が向上し、夏場の暑いキャンプでも室内にたまりやすい熱気を逃がせます。

天井にはベンチレーションがあり、フライシートにはひさしがついています。下から上で空気が流れる仕組み。

インナーテントの天井にはフックが付いていて、ライトを引っかけられるようになっています。暗い中でも、これなら安心です。

枕元にはメッシュポケットも装備。スマホや小物を収納できるので、細々とした道具をなくす心配もありません。

気になったところは?

リーゾナブルで出来のいいテントでした。ただ、気になっていたのが2点。1点目はカラー。派手な黄緑色が好みではなかったそうです。

また、いろんなテントを見ていくと、「この収納サイズはやや大きいのでは?」と感じてきたのが2点目。

サイズは54×23cmで、重さは4.4kg。ワンポールテントやUL系テントならさらに小さくなるので、その点で他のテントを見るようになっていきました。

とは言っても、ソロキャンプをするには申し分のない出来。数年経ったら息子に貸して、ソロ同士でキャンプをしたいとキバさんは話します。

キバさんが愛用していたのは旧モデルで、現行モデルはこちら!

    コールマン ツーリングドームST

    サイズインナーテント/約210×120×100(h)cm
    収納時サイズ約φ19×49cm
    重量4kg
    材質フライシート/ポリエステル約1500mm
    インナーテント/ポリエステル
    フロア/ポリエステル約1500mm
    フレーム/FRP

    二代目テントはシェルターに。「DDタープ XL」

    次に利用したのは、DDタープ XL。Amazonにて14,000円にて購入したそうです。荷物をコンパクトにするために、タープ泊をチョイス。多様な張り方ができるのが魅力です。

    サイズはこちら。重さは1.02kg。片手でも持てるほどコンパクト。コールマンのツーリングドーム/STと比べたら圧倒的に小さくなりました。

    このタープは様々な張り方ができますが、今回はキバさんが一番楽だと感じている方法で設営してもらいました。この方法ではペグを8本、ポールを2本使用します。最初に1箇所ペグを打っておきます。

    次にペグを打った反対側にポールを差し込み、両サイドと最初にペグを打った箇所の両サイドの4箇所にペグを打ちます。

    最後にもう1本ポールを用意して、後ろから引っ張って固定します。そうすることで天井に空間が生まれ、広く使えるようになるそうです。場所によってはポールではなく、木にロープをくくりつけることもあります。

    これで完成。ワンポールテントのような形状になりました! フロントはすでに空いている状態なので、常に外の風景を見られるのが楽しかったとキバさんは言っています。

    魅力は自在に張れることと収納サイズ

    中はこんな感じ。ローコットを用意し、インナーテントなしで過ごしていたそうです。先ほど後ろにポールを立てて天井を引っ張っていたおかげで、コットに座っても天井につかない高さになりました。

    雨が降ってきたら、このようにフロントを囲ってティピー型にすることもできますし、

    2本のポールを中に入れてパップ型にすることもできます。このバリエーションの多さもDDタープの魅力ですね!

    気になったところは?

    とてもコンパクトな収納サイズと多様な張り方で、今でも使っているDDタープですが、気になるところもあります。それが、入り口がオープンなところ。

    中で過ごしている姿が丸見えで、プライバシーを守るのが大変。場所を選ぶことが欠点だそうです。

    また、蚊帳になるメッシュ生地もないため、夏場は蚊による虫刺されがひどかったそうです。とりあえず、虫対策として蚊取り線香を使っていたとのこと。

    2回目からテントではなくシェルターへ移り、かなり難易度が上がりましたが、タープとしてもシェルターとしても使えるDDタープにぜひ挑戦してみてはいかがでしょうか。

    三代目テントは無骨に!ポーランド軍のポンチョ

    そして三代目が、なんとポンチョ。こちらはポーランド軍が使用していたもので、2枚の生地とポール・ペグを用意すればテントになります。

    楽天市場のミリタリーショップにて1枚5,390円で購入。通常は純正のポールとペグが付属していますが、キバさんは不要だったのでポンチョのみを購入したそうです。

    側から見るとちょっと怪しい人に見えてしまいますが、急な雨が降ったときには広げてボタンを留めれば、すぐに雨具になります。さすがミリタリーです!

    サイズは3種類あり、裾のハトメが1つならS、2つならM、3つならLになります。キバさんは一般的な男性と比べると大柄の部類に入るそうですが、Lだと海外仕様なだけありかなり大きくなるので、Mを使用しているのだとか。

    では実際に設営してみましょう。最初にフロントのボタンを留めて2枚を連結します。

    最初の状態ではペグを打ち込む部品がついていないので、キバさんはパラコードを裾に通しています。

    ペグは1箇所だけ打っておきます。ペグは純正のものではなく、普段使っている他のものを代用しているとのこと。

    次にポールを中に差し込みます。が、こちらも純正のものではなく他のものを使っているそうです。

    その際、居住空間を広くするため、2本のポールの先端にコールマンの「ポールエンドストッパー」を装着して、それをクロスして固定しているのがキバさん流。二股に使用しているのがポイントです!

    頂点にくる部分は袋状になっており、ここでポールが引っかかるようになっています。

    頂点にポールを引っかけ、被せていきます。

    被せたら、あとはペグダウンしていくだけ。6箇所打てば完成です!

    完成したのがこちら。ガイロープがなくても安定しているので、部品も少なくて済むのが魅力だそう。

    魅力は味のある佇まいと自分で工夫できる簡素性

    ボタンは2列あり、片方は連結せずに開放しています。その代わりに、テンションコードを引っかけて閉じているのがキバさん流。

    そうすることで、入り口を広げても自動的に戻るので、ボタンの開け閉めが不要になるとのこと。これは参考になりますね!

    テントとして使う際は、裏表逆にしています。そうすることで、袖部分のフラップが外側になり、雨対策になるためだそうです。

    ポンチョで腕を通していた部分は、薪ストーブの煙突を通る穴にもなります。寒いときには便利ですね!

    ※薪ストーブを使用する際は換気に気をつけましょう

    室内は外見に反し、コットを置ける広さがあります。

    ランタンフックはないため、キバさんはマグネット付きのLEDライトをポールにつけているそうです。

    今のテントのようにポケットやフック、ダブルジッパーなどはありませんが、その分自分で工夫していかようにも過ごせる余地があるのがいいとキバさんは話します。

    気になるところは?

    玄人感あふれる軍幕ですが、気になる点もいくつか。

    多くのものが使用済みであるため、汚れやキズがあることがよくあります。個体差があるため、購入する際は全体を見たほうがいいとのこと。

    また、使用する素材の多くはコットン100%のため、収納サイズが必然的に大きくなってしまいます。収納袋がないこともほとんど。

    そのため、丸めてテンションコードで固定して持ち運んでいるそうです。

    現在のキャンプスタイルがこちら。軍幕を使用する際は地べたスタイルが理想とのことですが、キャンプを楽しむならテントとチェアは使いたいので、ちょっと中途半端なスタイルとキバさんは言っています。

    とはいえ、テントの存在感は抜群! 玄人感あふれるキャンプを満喫したい人にはおすすめです。

    テント遍歴はまだまだ続く!?

    今回は3張のみで、現時点では次のテントを買う予定はないそうですが、時が経ったら次のテントへ進むかもしれませんね。みなさんはどんなテント遍歴をお持ちですか? これからソロキャンプをする人は、ぜひ参考にしてみてください!

    動画はこちら