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モンベル「バグプルーフスリーピングネット」は、夏の虫対策の最終奥義!?

夏はテントで過ごすより、タープ泊の方が涼しくて気持ちいい! でも、さすがにタープだけで寝ると蚊の餌食になってしまうので、蚊帳が必要になりますよね。

しかし、蚊よけであるはずの蚊帳に蚊が侵入してくることの多さと言ったら……! そこで見つけた飛び道具がモンベルの「バグプルーフ スリーピングネット」。一風変わったこのアイテム、果たして効果は? 夏の夜に野外で試してみました。

目次

アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者

蚊帳に蚊が入る問題、今年こそ何とかしたい

ソロキャンプなどで、タープの下に蚊帳を張る方もいますよね。年間60泊を野外で過ごす私もよくやるスタイルなのですが、夏は蚊帳の中に身体を入れる隙に蚊が入ってしまい、そのまま刺されて朝方めちゃくちゃ痒い! そんな経験を何度したことか……(泣)。

今年の夏こそなんとかしたい! というわけで対策グッズを探してみたところ 「これは」という物を見つけたんです。

最適解は「半身蚊帳」じゃないだろうか

それが、モンベルの「バグプルーフ スリーピングネット」。ちょっとこれだけでは、どう使うかわかりにくいですよね? ひとまずお見せしますと……

こういうことなんです。蚊帳は蚊帳でも、被るのは上半身だけ。全身を覆わないという時点で、かなり玄人向けで不安要素満載ですよね。

でもよくよく考えると、蚊帳は覆うスペースが少ない方が開閉も最小限になるので、虫が入りにくいはず。究極を言うと、顔だけ覆うようなヘッドネットにして首から下はシュラフに包まれば、蚊に刺されることはほぼ無くなるんじゃないでしょうか。

今回は、その効果を実証すべく半身蚊帳をレビュー。実際効果はあるのか? 寝苦しくないのか? などをレポートしていきます!

「バグプルーフスリーピングネット」は、こんなアイテム

1|半身だけに、収納サイズはすこぶる小さい

収納サイズは直径21cm厚みは潰すと5mm程度になる円盤型で、まるで小型フリスビーのようです。

重量はたったの119g。パッキング時もバックパックの背面に滑り込ませたり、背面のポケットに入れたりなどほとんどストレスなく収納可能でした。

2|使うときだけ広げるポップアップ式だから、蚊が侵入しにくい

「バグプルーフ スリーピングネット」は、収納袋から取り出すだけで設置できるポップアップ式。設営は取り出した瞬間0.5秒で完了してしまいます。

蚊帳は一度設置するとその間に蚊が侵入してしまうケースも多いですが、ポップアップ式は寝る前にポンッと一瞬で設置できるので、蚊が入りづらいのも魅力です。

ポップアップ式というと設営は一瞬なのに撤収はめちゃくちゃ大変! という印象がありましたが、サイズが小さいし骨組みは比較的柔軟性もあるので、折りたたむのにそんなに力も使わず、スムーズに収納可能でした。

3|ペグ不要!設営はどこでもOK

ペグを打つ必要のない構造になっているので、設置場所はどこでも大丈夫。

他の蚊帳だとペグを打ったり、ポールを設置しないと使えないケースも少なくないので、「バグプルーフ スリーピングネット」単体で設営が完結してくれるのはかなり嬉しいポイント。その上から、タープで雨や夜露対策をすれば万全です。

実際に使ってみた

半身蚊帳の中でも、意外と自由は効く

蚊帳の中は上半身を入れてもスペースがあるので、腕を動かすことができます。

貴重品を顔の横に置いたりボトルを置いたりもできて、スマホをいじったり本を読むこともできました。

また、ペグなどで地面に固定されている訳ではないので、スリーピングネットごと持ち上げて状態を起こしながら飲み物を飲むこともできましたよ。

インナーテント代わりにも使えるっちゃ使える

テントの中にもしっかりおさまるサイズ感。インナーテントを設置するのが面倒だったり、フロアレスにしてテント内で煮炊きをしたい方なら、スリーピングネットを設置する方が融通が効くのでおすすめです。

色んなインナーテントの代わりに使えると思うと、予想以上に使い勝手が良くて出番も多くなりそう……!

息苦しくないどころか、むしろ心地よい

スリーピングネット内で過ごしていても特に息苦しさはなく、むしろ顔の前の空間の広さに心地よさすら感じました。蚊帳はフレームでピンと張られているためヘタって顔にへばりつく事もないので、快適に過ごせました。

意外とかっこいいかも…

珍しい形で奇抜なビジュアルなので、正直「設置するとどうかな?」と思いましたが、実際使ってみると玄人感があってかっこよく感じてきました。スリーピングネットのアースカラーな感じは、何にでも合わせやすそう!

それでは、今日はこのまま就寝といきましょう。季節は6月下旬、蚊もとっくにプンプン飛び出しているフィールドで、果たして蚊に刺されず朝を迎えられるのか……!?

ひと晩経ち…無傷!

ひと晩使ってみましたが、痒いところナシ。無事に蚊に刺されずに眠ることができました

寝る前にピローをスリーピングネットに入れてスマホを触りながら寝落ちしてしまったんですが、その光に集まる虫はいたものの、ネット内に虫はいませんでした

ただ、この日は最低気温が25℃となかなか暑く、胸の下までシュラフカバーを覆っていたので少し寝苦しかったです……。

気になる点

しっかり虫の侵入を防ぎたいなら、現行モデルがおすすめ

実は、私が持っているのは旧モデル。裾部分をキュッと締めることができず寝返りを打ったりすると隙間ができてしまいそうで、「蚊の侵入を許してしまうかも」という恐ろしさ故に、ちょっと慎重になってしまうことも……。

出典:mont・bell

その点、最新の「バグプルーフスリーピングネット」は、しっかりドローコード付き。個人的にはドローコードは無くても大丈夫じゃないか? と思ったもののやはり不安もあったので、気になる方は現行品を選んだ方がより安眠できるかもしれません

ちなみに2024年7月現在、旧モデルはアウトレット品として購入可能。現行品よりお安く手に入るという点も魅力ですね!

※2024.7.8追記:旧モデルは売り切れてしまったようなので、気になる方は現行モデルをチェックしてみてください。

旧モデルの「バグプルーフ スリーピングネット」について詳しくはこちら

現行モデルの「バグプルーフスリーピングネット」について詳しくはこちら

暑さ対策は必要かも…

半身蚊帳という特性上、下半身は保護されないため寝袋的な物に入ることがマスト。となると、夜中の気温が25℃以上になる蒸し暑い日だと、けっこう厳しい……。正直ロケーションは選ぶアイテムではあります。

25℃以下なら夏用シュラフ、もしくはシュラフカバーのみを被ることで無理なく寝られそうなので、真夏にこのスリーピングネットを使うなら「標高の高い避暑地」や「比較的涼しい河原のあるキャンプ場」を選ぶと良いでしょう。

タープ泊も、これで安心!

モンベルの「バグプルーフ スリーピングネット」があれば、タープ泊でも安心して就寝できました。

最近の私のおすすめはサーモタープとの併用。日中はサーモタープの下で涼みつつ、就寝時はその場でネットをポンと出してゴロンと寝落ちするのが最高なんです。

一風変わった商品ですが、いざ使ってみるとワクワクして謎にテンションが上がる面白いアイテムでもありました。みなさんもぜひ、楽しんでみてください!

モンベル「バグプルーフ スリーピングネット」について詳しくはこちら

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