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28年目の“ラブシャ”に、初のキャンプエリアが開設!
出典:Instagram by@spaceshower_sweetloveshower
5月11・12日の2日間に渡り開催された、老舗音楽フェス「SWEET LOVE SHOWER(スイートラブシャワー:以下ラブシャ)」。
1996年に日比谷野外大音楽堂でスタートしてから28年。“ラブシャ”の愛称で親しまれてきた同フェスですが、「夏」開催のイメージが強い人が多いのでは?
実は、コロナ禍前にも一度実施して好評だった「春」開催。今回、主催の「スペースシャワーTV」が開局35周年を迎えたのを機に、再度の開催が実現。夏には2回目も楽しめるワケです!
ラブシャキャンプ with TARPtoTARP
し・か・も! 今回はなんと、ラブシャ初となるキャンプエリアが開設!
2007年以降変わらず、会場は山梨県の「山中湖交流プラザ きらら」。ですが、オフィシャル駐車場に隣接する「レイクロッジ ヤマナカ」がキャンプエリアとなり、会場と直接行き来が可能に。
出典:Instagram by@spaceshower_sweetloveshower
さらにこちら、キャンパーのみなさんにもお馴染みの「TARP to TARP」との共同プロデュースで実現。キャンパー向けフードエリアやスペシャルコンテンツが展開されているそうなんです。
キャンプもフェスも大好物の筆者は、早速キャンプINしてきたので、詳しくご紹介します!
まずはキャンプエリアへチェックイン!
ラブシャ初日の5月11日は、ど・ピーカンの晴天。会場が近づくにつれ、青空に浮かぶ名物の熱気球が見えてきます! こちらは乗ることも可能で、会場全体が見渡せる人気のアトラクション。
思わず、この気球近くのゲートから会場へ入りそうになりますが、キャンプエリアはもう少し先の専用ゲートから入場するようです。危ない危ない。
先ほどの全体エリアマップを拡大したのがこちら。車で東京方面から国道413号線を進んでくると、会場やオフィシャル駐車場入り口を通り過ぎ、さらに先を右折してキャンプエリアへ。
エリア内は、車両乗り入れ可能な「林間オートキャンプエリア」、「原っぱオートキャンプエリア」、車両乗り入れ不可の「フリーキャンプエリア」の3つに分かれていました。
林間オートキャンプエリア
5月も半ばで夏日になる可能性も考慮し、筆者は「林間オートキャンプチケット」を購入しておきました。いよいよ「林間オートキャンプエリア」へと入っていきます!
このエリアは、背の高い木立のおかげで適度に日陰があって快適。サイト同士も近すぎず、間に立つ木々によって程よくプライバシーも確保されていましたよ。
原っぱオートキャンプエリア
「林間オートキャンプエリア」を会場方面へ抜けると、「原っぱオートキャンプエリア」がど〜んと広がります。分かりやすく区画分けされているので、スムーズにサイトINできそう。
このエリア奥の一角には「キャンパー向けフードエリア」があり、そこを通り過ぎてオフィシャル駐車場を抜ければもう入場ゲート。なので、1番利便性が高いサイトかもしれませんね。
フリーキャンプエリア
そしてこちらが「フリーキャンプエリア」。キャンプエリア入場ゲートを入ると、右側がこのエリアに当たり、「林間オートキャンプエリア」は左側という位置関係です。
高い木立に囲まれた立地は「林間オートキャンプエリア」とほぼ同じ。ですが、こちらは車両乗り入れ不可なので、車は別途場内の駐車場に停めて荷物を運ぶ必要があります。
その分チケット代はリーズナブルで、レイアウトの自由度が高いのが魅力です。
炊事場やトイレ、シャワー室も完備
*画像は「林間オートキャンプエリア」側施設
そしてやっぱり気になるのが、場内のユーティリティですよね。
ちょうど「林間オートキャンプエリア」と「原っぱオートキャンプエリア」の中間地点に、トイレ・炊事場・シャワー室が1つになった施設が完備。
「フリーキャンプエリア」側にも別でトイレ・炊事場施設がありましたよ。
お湯も出る!屋根付き炊事場
*画像は「林間オートキャンプエリア」側施設
炊事場は雨天時も安心の屋根付き。清掃が行き届いて清潔なのはもちろん、お湯も出るので冷え込んでくる夜も快適だし、クッカーなどの油汚れもスッキリ!
完全室内型の美しいトイレ
*画像は「林間オートキャンプエリア」側施設
トイレは土足式ではなく、スリッパに履き替えて利用する完全室内式。虫も入りにくく、ホテル並みのキレイさに感動。ベビーベッド付きの個室もあり、乳幼児連れの人も安心です。
無料のシャワールームも!
*画像は「林間オートキャンプエリア」側施設
そしてうれしいのが、シャワールームが無料なところ! ライブで汗をかきまくっても、気兼ねなくシャワーを浴びれますね。
室内の一角には乾燥機付きのコインランドリーまであり、持参する着替えも最小限で済みます。
入場ゲートまで徒歩3分&専用フードエリアも超便利!
*画像はキャンプエリア側からの入場ゲート
テントの設営もサクッと終わらせ、いよいよ公演エリアに移動してライブ参戦といきますよ!
入場ゲートまでは徒歩3分!
*画像は橋の奥がオフィシャル駐車場側、手前が会場側
筆者の「林間オートキャンプエリア」からは、「原っぱオートキャンプエリア」とオフィシャル駐車場を横切り、わずか徒歩3分ほどで入場ゲートへ到着!
車だと外周をぐるっと大回りしてキャンプエリアに入場するので、もっと距離がある気がしていましたが、拍子抜けする近さ。お子さん連れでの行き来も、かなりハードル低めですね。
入場ゲートを抜けると公演エリアが広がり、一気に人・人・人の波!
向かって左側が「GOOD VIBES VILLAGE」エリアで、「林間オートキャンプエリア」から左奥のステージまでは、トータルで徒歩約4〜5分あれば十分間に合う体感。
そのままさらに直進すれば、左側がすぐ「Mt.FUJI」ステージなので、こちらも徒歩でトータル約6〜7分みておけばOKという距離感でしたよ。
キャンパー向けフードエリアが“神”
ひと通りお目当てのライブを楽しんだところで、そろそろお昼時に。が、いつの間にかフードエリアは大混雑してどこも長蛇の列。並んでいては次のライブに間に合わない事態に……。
が! 先にも触れたように、「原っぱオートキャンプエリア」まで戻れば「キャンパー向けフードエリア」が。キャンプ利用者のみ入れるエリアなおかげで、難なくフードをGETできました!
「STANDARD PIZZA」さんにてピザと、昔懐かしいラムネをいただきました。ライブの声援で酷使した喉に、炭酸がシュワシュワと沁み渡るぅ〜っ。
そのほか、富士宮焼きそばの「FUJIYAMA HUNTER’S BEER」、「海鮮と蒸し焼き居酒屋 留茶丸水産」、「dahon curry」など合わせて4店が出店。アルコールドリンクの販売もありましたよ!
疲れたらテントでお昼寝できちゃう
この日は渋滞を懸念し、早朝5時起きで首都圏を出発した筆者。昼食後のライブもしっかり楽しんだところで、さすがに睡魔が……。
「子どもか?!」というツッコミはご容赦いただき、次のライブまでしばしテントでお昼寝を。
これ、お子さん連れの人は特に激しく同意されると思うんですが、やっぱり自分のテントがあると、フェスでの過ごし方のチョイスが増え、めちゃくちゃ快適!
キャンプエリアからは直接徒歩で山中湖湖畔にも出られるので、お昼寝の後はしばしお散歩も。子どもたちが水遊びしていたり、キャンプならではの大自然もしっかり堪能しました。
夜はさらに、キャンパー向けスペシャルコンテンツが!
午睡ですっかり体力も回復し、夕方から夜にかけてのライブも精力的に参加! トリを務めたのは「スペースシャワーTV」と同じく今年35周年を迎えた「東京スカパラダイスオーケストラ」。
最高潮の盛り上がりに達したラストは花火も打ち上がり、興奮冷めやらぬままに、初日のタイムテーブルが終了しました。
ライトアップで幻想的な雰囲気の会場を後にしつつ、名残惜しさが募ります。でも、ちょっと待って下さい!
このとき、時間はまだ20時15分。家路に着くならまだしも、キャンプINした筆者には、夜はまだまだこれからという時間帯です。少し物足りなさを感じつつ、キャンプエリアへ戻ると……。
1|Swagcky弾き語りライブ実施!
出典:Instagram by@spaceshower_sweetloveshower
そうだ! キャンプエリアだけのスペシャルコンテンツがあったんだ!!
一度サイトに戻って休憩もでき、パーフェクトなタイミングの20時50分から、「Swagcky」の弾き語りライブがスタート。
「原っぱオートキャンプエリア」の一角、フードエリアの程近くでゆったりと流れる音楽。それぞれにマイチェアを持ち寄ったキャンパーがぐるりと囲みます。
何箇所かに設置された焚き火のゆらめく様と、ローテンポな曲調も絶妙にマッチ。さっきまでの興奮が、心地よくクールダウンされていく贅沢な時間となりました。
2|「劇場版 僕らのGalileo Galilei~会えたね~」特別上映!
出典:Instagram by@spaceshower_sweetloveshower
じっくりと夜の野外ライブを楽しんだ後も、スペシャルコンテンツがもう1つ。21時30分からの「劇場版 僕らのGalileo Galilei~会えたね~」の特別上映です!
弾き語り用ライブステージすぐ右側のスクリーンで上映され、チェアなど移動させることなくそのままのんびり鑑賞。
両コンテンツとも時間帯に合わせた音量の配慮があり、自分のサイトでくつろぎたい人の快適さも担保しつつ、キャンプエリア全体には一体感のようなものが漂うバランス感が最高でした。
キャンパー向けフードエリアは夜22時まで!
*画像は「dahon curry」のカレー2種
さらに、キャンパー向けフードエリアは夜22時まで営業していたのがありがたい! 公演エリアのフード店舗閉店後も、キャンプエリアに戻れば美味しいフードが待っていてくれました。
簡単に調理できる食材も一応持参していた筆者ですが、結局、昼夜ともガッツリこちらでお世話に。良質な音楽と共に味わう深夜のスパイシーカレーは……、きっとカロリーゼロですよね!?
今後も切に実現して欲しい、ラブシャキャンプエリア!
28年という歴史を誇るラブシャにおいて、今回初めて開設されたキャンプエリア。
富士山麓の山中湖湖畔というロケーションもあり、今まで無かったのが不思議なくらいの親和性の高さで、フェスもキャンプも200%の勢いで楽しめてしまいました。
2日目の朝も、宿泊先からの車移動も無く徒歩ですんなり会場入り。筆者はぶっちゃけ、全ライブを消化したい……! というほどのガチ勢ではなく、空き時間をキャンプサイトで過ごせたのも至極快適でした。
ただし残念ながら、2024年夏の開催時にはキャンプエリア開設の予定は無し。ぜひ、今後の「ラブシャキャンプエリア」実現を切に願うところです!
SWEET LOVE SHOWER 2024(夏)
- ⚫︎日時:8月30・31日、9月1日
- ⚫︎場所:山梨県 山中湖交流プラザ きらら
- *公式サイトはこちら
スペースシャワーTVでのオンエア情報
⚫︎DAY1 2024/7/2(火)22:00~
⚫︎DAY2 2024/7/9(火)22:00~
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