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ちょっと待った!それ捨てないで~
![野菜くず](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/568a10bdf1af2a73bbc5379b6c4d81e5.jpg)
生活する中で出るゴミや不用品、当然捨ててしまいますよね。ただ、捨てる前にワンアクション挟むことで有効利用できるものもたくさんあるんですよ。
そこで今回は、日々捨ててしまいがちな物を日常生活やキャンプで活かす、ちょっとした再利用の豆知識をご紹介します。
1|流すの待った!米のとぎ汁
![米のとぎ汁](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/ee63446c3599cc59a3357b5918abc27f.jpg)
お米を研いだ後の水、まぁ捨てちゃいますよね。でも待って! 米のとぎ汁と野菜って実は好相性で、併せて使えばいつもの野菜が体にも優しい美味しい漬物になっちゃうんです。
米のとぎ汁で簡単に作れる「水キムチ」
![漬け込まれた水キムチ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/3084f1c0a68f7eb56e78258d436c58ad.jpg)
鍋に500㏄のとぎ汁と大さじ1杯の塩・小さじ1杯の砂糖を入れて、沸騰したら火を止めて冷まします。水キムチの漬け汁はこれで完成、あとはそこにお好みの野菜を漬けるだけ!
![盛り付けられた水キムチ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/92a24bc92903bcc93f4423cfcb2c0d53.jpg)
冷蔵庫で一晩寝かせたら、腸内環境を整えてくれる美味しい水キムチに。キムチとはいえ辛さはほとんどなく程よい塩味の浅漬けによく似た味なので、子供もパクパク食べられますよ。
クーラーボックスに仕込んでキャンプに持って行けば、バーベキューの箸休めにも最高です!
2|栄養の宝庫!野菜の皮やヘタ
二度と捨てないと誓うレベルに美味しい
「エノキの石づきステーキ」
![エノキ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/7b716bffd7a72d7dd7dd87b63a1e996e.jpg)
エノキの石づき、全部切り落として捨ててませんか? エノキの石づきは土がついたところだけを薄く切り落として、残りは美味しくいただいちゃいましょう。
ほぐして料理に投入するのでも良いんですが、ちょっと独特な“石づきそのもの”を味わうオススメの食べ方が、こちら!
![エノキの石づきステーキ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/66494cbcc952fe6b8204e785a4647011.jpg)
一見ホタテにも見えるこれ、エノキの石づきなんです。両面にこんがりと焼き目を付けたら、バターと醤油で味付けをするだけ! ギュッと旨味が凝縮されたエノキのバター醤油ステーキは、二度と捨てない! と思わせてくれる美味しさですよ。
旨味爆弾!べジブロス
![鍋に入れた野菜くず](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/dfcabf906752b395076430ba737eb618.jpg)
「野菜出汁」という意味のべジブロスは、ほとんどの方が捨ててしまうくず野菜で簡単に作れますよ。今回は葱の切れ端・キャベツの葉・大根の皮・人参と玉葱の皮とヘタ・生姜のかけらを使用。
水から沸かして弱火でコトコト30分ほど煮込むと、時間の経過とともにポトフのような良い香りが……!
![べジブロス](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/70e96f20efb7f502b4f11bba50b265b4.jpg)
火を止めて野菜をすべて取り出すと、まるで高級コンソメスープのよう……。完全に野菜の旨味だけが詰まったスープはお好みで塩を加えて、シンプルな味付けするのがおすすめです。
旨味が詰まったこのスープでリゾットを作ったり鶏を煮込めば、水から作るのとは比較にならない美味しさ。捨てるはずの物で美味しく栄養も摂れるなんてと達成感も心地よい再利用テク、ぜひお試しあれ!
根菜の皮でザクザク肉団子
![挽肉料理の下ごしらえ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/d9e54829866fd3cef5dbbb215fcdedb4.jpg)
人参や大根など根菜類の皮って、丁寧に薄~く剥いてませんか? しかも捨てるのはもったいない! 皮に詰まった栄養までしっかり摂れるようあえて分厚く剥いて、みじん切りにして挽き肉に混ぜ込んじゃいましょう。
こうすればハンバーグやつくねなど、ザクザクの食感も楽しくて美味しい挽き肉料理のタネに。嵩増しもできてお財布にも優しいアイディアです。
![焼く前の挽肉団子](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/c97855ecdddef4d19cd088e8b0b96779.jpg)
キャンプならスキレットで焼くとアウトドア感もアップ! まず、鶏ミンチと人参・大根の皮、塩コショウに繋ぎの片栗粉を入れて練ります。それを一口サイズに丸めてスキレットに並べて、酒・醤油・みりんを適量入れて蓋をして蒸し焼きにして……
![スキレットのつくね団子](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/eb13dbdcdbda409c881143034bc05e6b.jpg)
仕上げに真ん中に卵を落として半熟にすれば、トロトロの卵と甘辛のタレが絡む絶品つくねの完成! 七味唐辛子や山椒を少量ふっても美味しいですよ。
3|まだ伸びしろあるよ!麦茶パックの出がらし
![麦茶](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/9aff28f2ad495cba56bb2d9dbb0bced9.jpg)
夏場はとくに消費が多くなる麦茶パックは、有効活用したい捨てがちアイテムのひとつ。実は茶葉には油汚れを分解する成分が含まれているので、出がらしの麦茶パックでコンロやフライパンを軽く擦るだけで驚くほどツルツルに!
ギトギト油はもちろんステンレスにこびりついた水垢も落とせるので、ぜひ捨てずにキッチンリセットに活用しましょう。
油がついたコンロも、あっという間にツルピカに
![カセットコンロを磨く](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/1486b45042b582a0ac70595eeac5f6b4.jpg)
油まみれのガスコンロって、五徳はなんとか綺麗にできても本体まではジャブジャブ洗えませんよね。熱いお湯で絞った布巾で拭き上げたりも、ちょっと大変……。そこで、麦茶パックの出番!
ギトギトの汚れを麦茶パックをゴシゴシするだけで、どこまで綺麗になるのでしょう?
![カセットコンロ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/547223491a551fba4a93e90254093fbd.jpg)
ピカー!! 焦げ付きまでは落ちませんでしたが、手に付くギトギト汚れはサラっとさっぱり綺麗になりました。お湯も洗剤も使わないのに、これは驚きです。
キャンプでバタバタと撤収していると、お手入れも手薄になりがちなコンロ。気軽にできるアイディアなので、蓄積している油汚れにも試す価値ありですよ。
おまけに消臭効果もあるんですって
![脱臭する下駄箱の靴](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/f3c817a40e867ddb3f942946691be46a.jpg)
一日履き続けたシューズは、臭いもこもりがち。汗をかきやすいアウトドアならなおのことですが、そのまま下駄箱に収納するのはちょっと待った!
消臭作用もあるという麦茶パックは、天日で乾燥させて靴にポンと入れておくだけで脱臭効果も。家族分の脱臭剤を買う事を考えたら、かなり経済的ですよね。
4|着古したTシャツが便利品に!
![Tシャツ2枚と文房具](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/ae5ed18cc68b607d015969a2b53f3f1d.jpg)
捨てられないけど、取っておいても仕方ない……という”お気に入りだったTシャツ”、ありませんか? 柄が気に入っていたり思い入れのあるTシャツを、役立つ日用品として手元に残しておけるアイディアがこちら。
ハサミとペンだけで、エコバッグに変身
![ハサミで切られるTシャツ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/4fa40a7fcd62882ad6fda3b9f7792f43.jpg)
道具はハサミとペンだけと、すこぶる簡単。まずは襟ぐりを切り取って、袖もバッサリ行っちゃいましょう。
![ハサミで切られるTシャツ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/c64872bcf05895482d4b0b0bcc8ae6d0.jpg)
中表にひっくり返したら裾から10センチほどのところにガイドラインを引き、そのガイドラインを超えないよう気を付けながら、ジョキジョキと2cm幅程度の切り込みを入れていきます。
![切ったTシャツの裾を結ぶ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/fbfe09a3c091fb2fe468cfa7051d36f9.jpg)
対になっている切り込み同士を結んでいきます。ほどけないよう、必ず固結びにしましょう。
![古着Tシャツで作ったエコバッグ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/ae03e5a69d64b39d18d73b25b94420e6.jpg)
ひっくり返して形を整えたら完成! 捨てようとしたTシャツは、子供が持ってもかわいいエコバッグになりました。ハサミの扱いに気をつければ、小学校低学年くらいのお子さんとも一緒に楽しみながらできちゃいますよ。
5|わりとお金がかかる燃料も、工夫次第で再利用
![備長炭で炭起こし](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/pixta_90982293_M.jpg)
バーベキューに欠かせない炭ですが、木炭を燃え尽きるまで使っているという方も多いのでは? 火つきが良い木炭は燃焼しやすく燃え尽きるのも早いですが、備長炭はその逆。火がつきにくい反面ゆっくりと燃焼していくため、火持ちが良いというメリットがあります。
実はこの持ちの良さこそが、再利用しやすい理由。せっかくなら備長炭を使って、燃料も節約してみませんか?
“消し炭”にして保管&再利用!
![火消壺](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/2e15af47b30ae14b5ffbb7b895b903e5.jpg)
燃え尽きていない備長炭を火ばさみで取り出して火消し壺に入れ、しっかり消火させてから保管します。この「消し炭」は乾燥している分火つきが良く、また炭として利用できるんです。
消し炭を利用すれば、本来は火がつきにくい備長炭でも短時間で炭起こしが可能。次のバーベキューが楽ちんなりますよ。
ちなみに燃焼中の炭を入れた火消し壺は高温になるので、熱が冷めるまで取り扱いには十分注意しましょう。
除湿剤や消臭剤としても活用できる
![脱臭剤として使う備長炭](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/pixta_111885819_M.jpg)
天日干しして乾燥させた消し炭は、トイレや靴箱、冷蔵庫などで消臭剤として再利用することもできますよ。水分を吸湿しやすいという消し炭の性質を活かして、除湿剤としての効果も期待できます。
下駄箱やシンク下に入れたり、クローゼットに備えておくと良いですね。
6|完全無傷な“チャック部分”は活かしたい
![レタスが入ったジッパーバッグ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/f51e1c71c30872b1bd09b4b07ef77ec7.jpg)
普段キッチンでもよく使うジッパーバッグは食材保存に便利で、キャンプの食材管理にも重宝しまくり。でも普通のナイロン袋と比べると割高で、洗って再利用してる……なんていう声も耳にしますよね。
ただ、洗って乾かしては正直ちょっと手間だし、実のところ捨てちゃってる人が大半なのでは?
シュパッ!と切って別付けしちゃおう
![チャックを切り落としたジッパーバッグ](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/6c8cf7bef850342b9d8617df9f1f1124.jpg)
使い終わったら捨てないで、チャック部分を切り離しすべし! 汚れた袋は捨てても、チャックはまだまだ有効利用ができちゃいますよ。どのように使うかというと……
![ジッパーバッグのチャック再利用](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/3c0b3cf9f6a7abef8ab5037d4cc0cecf.jpg)
挟むようにして新しいナイロン袋に取り付ければ、しっかり密封できちゃうんです。普通のナイロン袋より割高のジッパーバッグだからこそ、チャック部分だけ残して再利用というわけです。
厚みのあるものは閉じづらいので、薄手のナイロン袋を使うと良いですよ。
日常もキャンプも、捨てがちな物を楽しく有効活用しよう
![切り落としたジッパーバッグのチャック](https://images.camphack.jp/wp-content/uploads/2024/05/c7887a92414f854a9067849a51b9bb02.jpg)
不要になる→捨てる。この一連の流れに「ワンチャン使う」、そんな選択肢を取り入れてみませんか? 「もう使えないな」から「コレ、まだ使えるかな?」と発想を転換するだけで、活かせる面白アイデアがもっと生まれるかもしれませんね!