水陸両用、ハイブリッドなサンダルが新定番に
シーズンが訪れるたびにサンダルのハイテクさが増して、だんだんスニーカーとの境目も曖昧に。最近では、スニーカーのようなサンダルが“シャンダル”と呼ばれ始めているみたいです。
とくにアウトドアブランドが手がける製品は、フィット感やグリップ力はもちろん、通気性を確保しながら足元をしっかりと保護するような方向に進化中です。
安心感がハンパじゃない! スニーカーみたいなサンダル!
まずは流行の最先端に位置している、スニーカーライクなサンダルをピックアップ!
もともとスニーカーだったモデルがサンダル型に進化するなど、シューズとサンダルの垣根を取り払うモデルが続出しているんです。
この夏の主役に相応しい、スタープレイヤーたちをチェックしましょう。
1|THE NORTH FACE 「VECTIV Taraval Breeze」
日常や旅行先で使いやすい軽量高機能スニーカーである「VECTIV Taraval」の新たなバリエーションとして登場したのが、この「VECTIV Taraval Breeze」です。
夏場のレジャーやアウトドアアクティビティを軽快に楽しめるよう、通気性の高いメッシュやスリットをデザインに取り入れているほか、着脱を簡単にするクイックシューレースも実装しています。
涼しげな仕様になっていますが、同シリーズのDNAを引き継ぐギミックもたくさんあります。
例えば踵をしっかりホールドしてくれるヒールカップや、次の一歩が踏み出しやすいロッカー構造のミッドソール。高いグリップ力を発揮するSurface Control のアウトソールも、しっかりと足元を支えてくれます。
THE NORTH FACE VECTIV Taraval Breeze
2|HOKA「HOPARA 2」
トレッキングシューズのような見た目ですが、こちらもしっかり水陸両用仕様となっている「HOPARA 2」。
川に入って、そのままハイキングを続けることだってできるという、ハイパフォーマンスなマウンテンサンダルです。
レディース限定カラー:「イジュージョン/アメジスト」
色はメンズで3色、レディースで4色展開。全部スタイリッシュなワントーンの配色なので、街履きとしても流行りそうな予感!
フロントのクイックレースシステムに加えて、後方にはホールド具合を調節できるヒールストラップも搭載。不安定な足場ではきっちりと締めて、キャンプなどリラックスシーンでは緩めて使うなど、自由度の高さも◎
HOKAらしい厚手のミッドソールは、柔軟性と軽さに富むラバライズドEVA。アウトソールは地面をガッシリとらえる立体的なラグパターンが特徴的です。
履き口はソックス風で、アッパーに高密度のメッシュ生地を採用。これにより砂利などの侵入をブロックしつつ、しっかりとシューズ内の水を排出してくれます。
また多くのサンダルのようにファブリックのインソールがないため、水に入ったあとの不快感を感じにくいというのもポイントです。
公式サイトはこちら
3|Columbia 「THRIVE REVIVE SHANDAL」
ハイテク感とレトロ感が混在するデザインが特徴的な、コロンビアの新作「シャンダル」。波打つような肉厚フォルムのミッドソールは、まるでモードブランドのスニーカーのような佇まいがあります。
アッパーはシンセティックレザーと、ポリエステルトリコットの組み合わせ。足の甲に当たる部分や内張にはメッシュを用い、履き口を伸縮生地でパイピングするなど、履き心地にも配慮されています。
素早く脱ぎ履きができるようにと採用されたスピードレースは、全体のデザインを引き締めるアクセントにもなっているようです。
ルックスも特徴的なミッドソールは、エネルギーリターンと軽量性、耐久性に優れた「テックライトプラッシュ」。同社最高峰のテクノロジーが高いクッション性を発揮し、足への負担を軽減しています。
そしてアウトソールは、濡れた路面や泥など難しいコンディションでもグリップ力を発揮する「アダプトトラックス」。montrailのトレランシューズにも搭載されているテクノロジーなだけあって、その安心感は段違いです。
Columbia THRIVE REVIVE SHANDAL
公式サイトはこちら
4|Columbia 「DRAINMAKER XTR」
コロンビアからは、ウォーターアクティビティに最適なサマーシューズの最新版も登場しました。
水中でも陸上でも快適な歩行を実現するため、アッパーには通気性と速乾性の高いメッシュ素材を採用。インソールの内側には水を素早く排出するための排水孔もデザインされています。
軽量な水陸両用シューズながら、細やかなフィット調節ができるようにシューレースもしっかり設計され、サイドのウェビングテープとともにしっかりと足を固定してくれます。
なにより、この一足の履き心地を底上げしているのがグランドコンタクトEVAフォーム「オムニグリップライト」。
これはミッドソールとアウトソールが一体成型されたコロンビア独自の技術で、耐久性と軽量化の両立を実現しています。
ラバー部分にはサイピング(細かい切れ込み)が設計されていて、濡れた路面でも優れた防滑性を発揮します。
全体的なデザイン的にも、ウォーターシューズ然としていないので、シーンを問わず着用できそうです。
Columbia DRAINMAKER XTR
公式サイトはこちら
5|Teva「OUTFLOW CT X emmi 限定モデル」
Tevaがラインナップする「OUTFLOW CT」は、ライトハイキングと水辺でのアクティビティをカバーする、クローズドトゥサンダルの最新シリーズ。
補強すべき箇所には、耐久性の高いシンセティック生地、柔軟性と排水性が求められる箇所にはメッシュ素材を使用。
それでいながら、肌にあたる裏地にはマイクロファイバーを用いているため、素足で履いても快適。ウォーターアクティビティを快適に楽しめるような設計が施されているのは、さすがスポーツサンダルのパイオニアです。
クッション性が高いミッドソールや、粘着力が高く高いグリップ力を発揮するスパイダーラバーのアウトソールなど、テバの十八番的テクノロジーを搭載。
アウトドアでも普段使いでも、最高の履き心地を実現してくれます。
ここで取り上げたシックなカラーリングの一足は、ベーシックかつ洗練された大人のデイリーウェアを展開するブランド「emmi」が別注したレディースモデル。バンジーコードとロゴのライムカラーも差し色になっていてお洒落です!
Teva OUTFLOW CT EMMI別注カラー
公式サイトはこちら
通気性バッチリ! プラスαの機能が魅力のサンダル
ダーウィンの進化論のごとく、日々サンダルも進化中。水辺でも地上でも、行動範囲を制限さえれることなく使える機能派サンダルは、一度手に入れたらヘビロテ確定です!
次ページでは、よりサンダル色の強いモデル4型をご紹介します!