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ど安定。DOD「テキーラグリドル」がシングルバーナー調理の不安を解決してくれるぞ!

鉄板をシングルバーナーで使う場合、ゴトクはどうしていますか? シングルバーナーに備え付けられたゴトクでも使えないことはないですが、鉄板の重さによっては不安を感じることがありますよね?

そんな不安を見事に払拭するアイテムが、DODから発売されています!

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目次

アイキャッチ画像出典:DOD

記事中撮影:筆者

シングルバーナー用のゴトクをどうする?

筆者はSOTOのシングルバーナー「ST-310」を長らく愛用しています。

特に不満を抱いたことはないのですが、鉄板で調理するときだけは、ゴトクの安定感に若干の頼りなさを感じていました。軽量コンパクトなST-310に、これ以上求めるのも酷ですけどね。

そこで導入したのがハイマウントの「ミニパックグリル」。ST-310にジャストフィットで、がっちりと安定感があります。

でもこれ、ゴトクが二重になることでゴテゴテ感があり、いまひとつスマートさに欠けるんです。スキレットや鍋の場合は不思議と気にならないんですけどね。

……そんなふうに思っていたところ、ゴトクと一体型の鉄板を発見しました!

DODの「テキーラグリドル」がよさそう!

出典:DOD

それがこちら、DODの「テキーラグリドル」です。

出典:DOD 写真左下「テキーラグリドル」中央「テキーラテーブル」右下「テキーラチルするん」

タフ&クールなDOD「テキーラ」シリーズの一員で、テキーラテーブルのようにアイアンレッグによって自立する鉄板。これはまた小洒落た製品ですね。

それでは実物をじっくり見ていきましょう。

    DOD テキーラグリドル

    サイズプレート:(約)W30×D14.5×H1.5cm
    焼き面:(約)W21×D13.5cm 深さ(約)1cm
    レッグ:(約)W16.5×D1×H16cm
    組立サイズ(外寸)(約)W33.5~37×D16.5×H15.5cm
    プレート底面までの高さ:(約)H7.5 / 9.5 / 11.5cm
    収納サイズ(約)W40×D19×H3cm
    総重量(約)1.6kg
    材質プレート:スチール(シリコン塗装)
    ウッドハンドル:ウォルナット
    レッグ:スチール
    キャリーバッグ:ポリエステル
    静止耐荷重10kg
    セット内容プレート、レッグ×2、キャリーバッグ

    DOD「テキーラグリドル」をじっくり観察

    まず専用の収納袋がかしこい

    テキーラグリドルには専用のキャリーバッグが付属し、そのサイズは画像の通り。鉄板としてはコンパクトな方ではないかもしれませんが、それがまた贅沢なレッグ付きであることを物語ります。

    開けてみました。内部には2つのポケットがあり、プレートと2本のレッグは分離収納されます。また内側の素材はツルツルしていて、汚れても簡単に拭き取れそうでした。賢いつくりで好感が持てますね。

    中身を取り出しました。プレートと2つのレッグ、これらを組み合わせて使用します。非常にシンプルな構造で、組み立て方はレッグのはしご部分にプレートを差し込むだけ。

    サイズはソロ鉄板に最適

    組み立ててみました。各サイズはご覧の通りで、奥行き16.5cm×高さ15.5cm。プレートをレッグのどこに差し込むかによって、全幅(33.5〜37cm)が変化します。

    真上から見ると、このようなサイズ。プレートの焼面の大きさは21×13.5cm、一般的なソロ鉄板と同程度ですね。

    高さを3段階に調節可能

    本製品の大きな利点は、プレートの高さを3段階から選べること。プレートの底面の高さは次の3つから選択できます。ここで適した熱源も書いてしまいます。

    3つの高さに適した熱源は?

    ●約7.5cm:アルコールストーブ、固形燃料

    ●約9.5cm:FUSION ST-330(SOTO)

    ●約11.5cm:ST-310(SOTO)、Range  ST-340(SOTO)

    ということで、筆者調べによるとSOTOユーザーを厚遇する仕様となっています。

    イワタニの「ジュニアコンパクトバーナー」を始めとするラインナップ(FOREWIND含む)は、残念ながら高さ11.5cmを超えてしまいますね。レッグを2cm程度延長できるパーツのリリースに期待したいところです。

    ディテールはこんな感じ

    つづいて細部を観察してみましょう。

    01|ウッドハンドルには天然木材(ウォールナット)を使用。

    02|プレート裏に突起があり、これによってレッグに引っかかる。

    03|鉄板の厚さは3mm、フチの高さは10mm。

    04|レッグはパイプ状で見た目よりも軽量。

    ウッドハンドルの素材がウォールナットというのは贅沢ですね。長く使っているうちに経年変化も楽しめるでしょう。

    キャンプで実際に使ってみました

    テーブルの選択に注意が必要!

    さあ、それではキャンプで実際に使ってみましょう。筆者が愛用しているテーブルは尾上製作所の「マルチスタンドM」、カラー的に本製品にバッチリですね!

    ……と思いきや、思わぬ落とし穴が待ち受けていました。

    なんとレッグの先っちょが、天板のメッシュにハマってしまうのです。どんなに位置を調整してもレッグのいずれかは穴に入ってしまい、水平を維持できませんでした。ウッドテーブルを持ってくればよかった……。

    しかしまあ、この程度のことで凹んでいたらキャンプはできません。何とかしましょう。

    餃子を焼いてみた

    メッシュにハマる問題は、板を敷いて何とかしました。いまいちスマートではありませんが、かっこいい画像はいくらでもDODの公式サイトに載っているので、実践画像ということでご容赦ください。

    さて気を取り直して餃子を焼いてみます。

    餃子はフタをして焼く必要があり、その役割はトランギアの「ラージメスティン」が見事に担ってくれました。驚くほど本製品にぴったりで、焼面のほぼ全域を覆っています。

    美味しそうに焼き上がりました。餃子を焼く過程では水が必要ですが、フチにより深さがたっぷり1cmあるので、「これなら絶対にこぼれない」と安心感がありました。

    ステーキを焼いてみた

    次はステーキを焼いてみましょう。鉄板が本領を発揮するのは、やはり肉です。

    何ら苦労もなく、美味しそうに焼き上がりました。肉の中央と端っことで焼きムラが生じるのではないかと心配しましたが、熱の偏りは気になりませんでした。鉄板に3mmの厚さがあるため、焼面全体がしっかり蓄熱したということでしょう。

    出典:DOD

    ちなみに本製品は、このように直接手を伸ばして食べてもいいし、プレートだけを食卓に移動させてもOK。ウッドハンドルにより移動させやすく、また食卓で映えます。

    要注意ポイントは?

    高さはジャストな状態で

    こちらは餃子を焼いていたときに端の方に熱が伝わりにくく、バーナー位置を動かした一幕です。バーナーはSOTOの「FUSION ST-330」で、プレートはもっとも高い1段目でした。

    ……そう、本来は2段目にセットすべきところを、ひとつ高くセットしてしまったのです。

    ジャストの高さでないとプレートへの加熱が甘くなり、鉄板の蓄熱が働きません。プレートの高さは熱源に応じて、ジャストの段にする必要がありました。

    CB缶の配置に注意!

    シングルバーナーの設置位置には注意が必要です。CB缶は熱くなると爆発するので、プレートに潜り込ませるような配置は絶対にNG

    CB缶が爆発する事故は、毎年BBQの季節に起こっています。本当に気をつけましょう。

    あっという間に錆びます

    鉄板は錆びやすいので、しっかり手入れを行う必要が。使用後に水洗いして放っておくと、ほんの数時間であっさり錆びます。洗ったら火にかけてしっかり水分を飛ばし、食用油を塗って保管しましょう。

    またウッドハンドルにはときどき木材用オイルを塗ってあげると、美しく育っていきます。

    「テキーラグリドル」のココに感心!

    高さ調節機能はマジありがたい

    高さを選べる機能は、天才的なメリットと言えるでしょう。テキーラシリーズのお洒落な構造を利用し、実用性に繋げたワザ有りの仕様です。

    おかげで「CB缶を忘れた!」というときもアルストがあれば対応可能。ちなみに画像のアルスト位置は低いので、アルストを使う場合は何かで底上げしてやる必要があります。

    想像以上に安定してる

    プレートとレッグはネジ等で固定されるわけではなく、重力を利用しているだけです。しかしプレート底部の突起が効いていて、横からグイグイ押しても踏ん張ります。「ちょっとぶつかっただけでバタバタッと倒れそう」といった心配は無用ですよ。

    1cmの深さは大きなメリット

    焼面に1cmの深さがあることで、何かと助かることが多いと思います。目玉焼きをつくるとき、あるいはお好み焼きを焼くとき、多少傾いていても流れ落ちずに済みます。「ちゃんちゃん焼き」など、普通の鉄板では難しいメニューも視野に入ってきますね。

    拡張性もあるぞ!

    出典:DOD

    冒頭でも述べたように、本製品はDODテキーラシリーズの一員。先輩ギアである「テキーラチルするん」と組み合わせることが可能になっています。

    合体して全長1m以上となったテキーラ兄弟で、ゴージャスな一人酒場を開店することができるんです。

    シングルバーナー愛用者に幅広くおすすめ

    出典:DOD

    キャンプで使う鉄板というと、どうしても無骨なイメージがあります。しかし本製品はお洒落で快適なキャンプスタイルに適合するので、貴重な存在と言えるでしょう。またシングルバーナーを熱源とするため、自宅でも普通に使用可能。食卓でジュウ~ッと何かを焼くのも新鮮で楽しそうですね。

    DODの「テキーラグリドル」、幅広くキャンパーにおすすめできる、賢い鉄板です。

      DOD テキーラグリドル

      サイズプレート:(約)W30×D14.5×H1.5cm
      焼き面:(約)W21×D13.5cm 深さ(約)1cm
      レッグ:(約)W16.5×D1×H16cm
      組立サイズ(外寸)(約)W33.5~37×D16.5×H15.5cm
      プレート底面までの高さ:(約)H7.5 / 9.5 / 11.5cm
      収納サイズ(約)W40×D19×H3cm
      総重量(約)1.6kg
      材質プレート:スチール(シリコン塗装)
      ウッドハンドル:ウォルナット
      レッグ:スチール
      キャリーバッグ:ポリエステル
      静止耐荷重10kg
      セット内容プレート、レッグ×2、キャリーバッグ

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