まずはDODの薪ストーブ「まきちゃん」シリーズをおさらい!
すでに廃盤になっているものもありますが、これまでに数々の薪ストーブを世に送り出してきたDOD。
なかでも「まきちゃん」は代表的な薪ストーブのシリーズで、「はじめてのまきちゃん」を2016年にリリースして以来、さまざまなバリエーションが生まれてきました。
煙突もセットで販売するというユーザーフレンドリーさも特徴で、まだまだキャンプストーブが一般に浸透していない当時から、扱い安く低価格な薪ストーブを展開しています。
焚き火台のように炎が見える「すけすけのまきちゃん」に、暖をとる、調理をする、炎を愛でる楽しみを、一台で味わえる「おとなのまきちゃん」……。
DODはその着眼点を変えながら、薪ストーブの性能を追求し、技術を磨き上げている感があります。
現行で販売中の「おとなのまきちゃん」
そんななか、2023年12月21日には新作である「シースルーまきちゃん」を発売。名前だけ聞くと「すけすけの〜」に似たような感じもしますが、実際はどんな薪ストーブなのでしょうか?
早速特徴をみていきましょう!
燃え盛る炎がハッキリと見える。窓に隠された秘密とは?
暖をとるだけでなく、炎を見つめることで癒されたい。そんなキャンパー目線を取り入れているDODの焚き火台は、美しい薪の燃焼が見えるようにと進化してきた歴史があります。
新作である「シースルーまきちゃん」も例外ではなく、正面の扉に設けたれた窓からは薪が燃える炉内が見渡せるようになっていました。
窓に金属メッシュ素材を採用!
この手の薪ストーブの大半は窓に耐熱ガラスがはめ込まれていますが、結局煤で見えなくなってしまいがち。しかし本作の扉についているのは、ガラス窓ではなく金属メッシュ素材。
これが通気口の役割も果たすと同時に、煙突に付けられた排気のダンパーとの組み合わせによって、薪の燃焼が調整できるようになっているんです。
また、これまでのシリーズに用いられてきた技術が踏襲されているのもニクいところ。炉内奥にバッフル板を設けることで、ゆらゆらという炎の揺らぎを促進しています。
軽量・シンプルな構造で、持ち運びも便利!
ストーブ本体の組み立て時サイズは、奥行き23cm × 横幅40cm × 高さ29cm。煙突も含めると高さは198cmになります。ソロキャンプでも使える小ぶりなサイズで、総重量も約7.6kgとライトウェイトです。
その設計で驚くべきは、その収納時のサイズ。展開するとさすがに嵩張りますが、収納・運搬時には煙突まで炉内に入れ込めるので、およそ奥行き25cm × 横幅38cm × 高さ22cmのサイズに全てが収まっちゃうんです!
そして、付属の運搬ケースに入れれば気軽に持ち運びも可能。長方形になるのでテトリス的に積み込みやすいのも嬉しいところです。
横長設計で安定感もよく、メンテナンス性もGOOD
一般的に売られている30cmの薪を投入できるよう、炉は横長のサイズ。扉は左開きなので、右手で薪を操作できます。
ちなみにフロントの扉は簡単に外れるので、灰を捨てるときも楽々。炉内もシンプルな作りとなっているため、メンテナンスも簡単です。
その他にも、煙突と地面を固定して安定性を高めるワイヤーロープやペグが付属するのも安心材料。
必要なものが最初からインクルードされているので、「シースルーまきちゃん」さえ買ってしまえば、すぐに薪ストーブライフが始められます。
コンパクトだけど本格的な「まきちゃん」で、冬キャンをより楽しく!
キャンプ用薪ストーブに登場した、軽量コンパクトという新たな選択肢。これまで薪ストーブを使ってなかった初心者の方でも、きっとこれなら抵抗なく使えるはず。
寒い冬はまだ始まったばかり。今年初のニューギアとして、「シースルーまきちゃん」をお迎えしてみてはいかがでしょうか?
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