スノーピーク スペシャルミーティングとは?
スノーピークのブラックランク以上の会員限定で入場することができ、これから発売を控える未発表の新作をいち早く手にとったり見たりすることができるイベントです。
このイベント自体は、上顧客向けの限定的なイベントとして大阪と東京で開催されますが、これを皮切りに誰でも参加できる展示イベントを全国でも実施予定。つまり展示イベントのスタートを飾る象徴的な役割も担うのです。
では一体どんな新作アイテムが並んでいたのか……やっぱりそこが一番気になりますよね! ということでお待たせいたしました、ここからは展示されていたアイテムを一気に紹介します!
まずは2023年の話題作「リゲル プロ」をおさらい!
まず最初はやっぱりこれでしょ! ということで今年、大きな話題をさらった約150万円の新作テント「リゲル Pro. ストーブプラス」から見ていきましょう。
こちらストーブとTC素材のフライシートが付いたワンセットでの価格となります。
煙突の安定性を高める吊り下げ構造
最大の特徴はこのストーブ。
4面ガラス窓を備えた「リゲルストーブ」が、圧倒的な焚き火感覚をもたらし、テント内での焚き火体験が可能に。
またその構造は驚きの吊り下げ型であり、付属のテーブルとルーフ部分に渡したポールでストーブの重さを分散。煙突を固定するためのロープを外に設ける必要がない安全構造となっています。
出典:スノーピーク
テントの中で安全に焚き火を体験
「焚き火台」という概念をこの世に誕生させたスノーピークが、ブランドとしての矜持を掛けて開発したことが窺い知れる特別なリゲルストーブ。
力強く噴き上がる赤い炎を見つめ、パチパチと爆ぜる薪の音を聞き、そしてじんわりと肌に伝わる温もりを感じる。“テントの中で楽しむ焚き火”に対する解が、このストーブに詰まっているのです。
そしてストーブの性能を引き出すべく、フライシートには耐熱性に優れるTC素材を採用。巨大なリゲルを完全に覆うことができ、それによって高い保温性能を発揮します。
出典:スノーピーク
最大4人まで入れるインナーテント他、一酸化炭素チェッカーも標準装備。そして購入者には安全講習を設けるなど、徹底的に安全性を突き詰め、満を辞してリリースしたストーブ内蔵型のテントこそが、「リゲルPro.ストーブプラス」なのです。
単体での展開もあり!
出典:スノーピーク
なおリゲルプロは単体での販売もあり、そちらは60万円強という価格設定。いかにフライシートとストーブが特別なものか窺い知れますね。
ちなみにストーブとTCフルフライシート、それぞれの単品での販売は予定していないとのことです。いずれにせよ高額商品だけに選択肢があるというのは嬉しいポイントです。
snow peak リゲルPro.
収納サイズ | 収納ケースサイズ:シェルター本体収納ケース/88×34×39(h)cm、フレーム収納ケース/75×19×24(h)cm、マット・シート収納ケース/83×68×9(h)cm |
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重量 | シェルター本体・フレーム一式/30kg、マットシートセット/5.4kg |
室内高 | 225cm |
セット内容 | シェルター本体、リッジポール×2、Aフレーム①×2、Aフレーム②×4、Cフレーム×2、テントフレーム×2、インナーリッジポール×2、アップライトポール×2、シールドルーフ、インナールーム、インナーマット、グランドシート、自在付ロープ(3m×10、3.5m×4、二又用7m×2)、フライシートキャリーバッグ、フレームキャリーバッグ、マットシートキャリーバッグ、ペグケース |
取材動画はこちら(前編・後編)
2024年春夏の大注目新作は「フィールドトレーラー」
24年春夏シーズンの目玉はこのトレーラーです。
なんとリゲルPro. ストーブプラスが作ったスノーピークのギア最高額は、わずか1シーズンで更新されました……!
しかしその価格すらも良心的に感じる、驚きのスペックがこのフィールドトレーラーには詰まっています。
圧倒的なスピード設営を実現
出典:スノーピーク
トレーラー+ルーフトップテントの一体型となったスノーピークの新作フィールドトレーラー。
まず気になるのが使い勝手のよさはいかに?といったところでしょうか。設営が複雑だとそれだけで使うのが億劫になってしまうからです。
ちなみに画像は収納状態で、ルーフトップテント部分に付属のカバーを着けることで、このまま牽引できるそうです。
遠近法の関係か、177cmの筆者より気持ち背が低く見えますが、ブランド公式の数値では183cmとのこと。非常にコンパクトに見えます。いざ設営です。
出典:スノーピーク
設営の支柱に付属の滑車を設置し、ルーフトップテントのそこ部分にも接続します。あとはロープを手繰り寄せるだけ。
ものの5分もあればルーフトップテント部分は立ち上がります。
滑車の扱いに最初は少し戸惑うかもしれませんが、それを差し引いても10分かからないとは、恐れ入りました!
フロントに付く2つのラダーは、床部分を安定させるものであり設置必須。その他、細部の張りを調整し、必要に応じてガイロープなどを施せば完成です。
最初から最後まででも10〜15分あれば設営できました。簡単設営を謳い文句にしているテント並の楽チンさです。
細部も抜かりなし
トレーラーだけに積載力も十二分。積載量は最大200kgですので、ギアも十分に運ぶことができそうです。
ちなみに牽引免許は必要なく、普通自動車免許と自動車側に必要パーツを設置することで牽引可能。
勝手に敷居が高いものだと思っていましたが、全然そんなことなく多くの人が気軽に使うことができるのも魅力的です。
出典:スノーピーク
出典:スノーピーク
荷室と共に気になるのがやっぱりテント内部。
大人4人までが川の字に寝られる広さを備え居住性は高そうです。何よりも嬉しいのがインナーマット内蔵ということ。これによってテントを起こせば即座に使えます。
スノーピークらしいカラーリングにまとめられ、どこかミリタリーな雰囲気も纏うフィールドトレーラー。佇まいがまた素敵です。
キャンプがよりアクティブにそして快適になる、まさに究極のギア。
前向きに検討だという、そこのあなた! こちらは2024年5月頃の発売を予定とのことですので、是非、熟慮してみてください。
フィールドトレーラー(TR-001)
価格:¥2,618,000(税込) 2024年3月店頭受注開始予定
トレーラー:アルミニウム合金、スチール、樹脂
荷室空間サイズ:172(最大)・128(最小)×238×99(h)cm
本体重量:530kg
最大積載量:200kg
種別:普通貨物自動車
用途:多目的トレーラー
車検:初回/登録日から2年、2回目以降/毎年
対応人数:4名
セット内容:トレーラー本体、テントベースフレーム、テント本体、シールドルーフ、バイザーフレーム、テントキャリーバッグ、滑車、梯子(×2)、輪留め(×2)、インナーマット(×2)
材質:
テント:本体/210Dポリエステルリップストップ、PUコーティング耐水圧1,500mmミニマム|シールドルーフ/210Dシリコンポリエステルリップストップ、遮光ピグメントPUコーティング耐水圧1,500mmミニマム|フレーム/アルミニウム合金|インナーマット/ポリエステル(表生地)、ポリウレタン(中芯)
2024年春夏の新作アイテムを一気に見せます!【テント編】
ここまで紹介したリゲルは23秋冬の新作で、フィールドトレーラーもルーフトップテント付きのトレーラーということで、実はまだ24春夏の新作テントやギアはほとんど紹介できていません。
上記二つが強烈すぎてすでにお腹いっぱいかもしれませんが(笑)、これから紹介する24春夏の新作も一級品揃いですので、是非ご注目ください!