くるくる巻いて容量を調整できる優秀バッグ
着替えやお泊まりセットを入れるのに丁度いいバッグを見つけました! それがこちらのパタゴニアの「ブラックホール・MLC・キューブ 12L」。
上段と下段に分かれている2気室*デザインのため、使い勝手良好。取り出したいものへのアクセスが容易なので、「あれ、歯ブラシセットどこ入れたっけ?」とガサゴソバッグ内を探る必要もないんです。
(*2気室:上下に分かれて収納スペースが2つあること)
しかも上段がロールトップ式なので、中に入れる物の量に合わせてサイズを調整でき、活躍する使用シーンが多いのも魅力のひとつ。
今回は、そんな「ブラックホール・MLC・キューブ 12L」に、あんな物やこんな物を入れて使い道を探ってみました! これ、キャンパーの最愛バッグになるのでは?
パタゴニアの名品「ブラックホール」って?
パタゴニアの「ブラックホール」は、ポーチからトート、ダッフルバッグまで大小問わず幅広いラインナップのある人気シリーズです。
耐久性に優れた素材を採用することでアウトドアやアクティビティを好むユーザーに高く評価されています。
ブラックホールのなかでも小物入れやサブバッグ的な位置付けのものが「ブラックホール・キューブ」。キューブには、3L・6L・10L・12Lモデルが用意されており、なかでも唯一ロールトップ式を採用しているのが、今回ご紹介するブラックホール・MLC・キューブ 12Lです。
使い勝手がいい5つのポイント
1|ロールトップ式でサイズ調整可能
ブラックホール・MLC・キューブ 12Lの本体サイズは、高さ34×幅43×奥行き6cm。前述したとおり、上段はロールトップ式でくるくると巻いてみると……
ご覧のようなサイズ感に! 底面から下段のジッパーまでの高さは実測値で5cm。収納スペースが余る場合は、潔く下段だけで使うこともできるんです。
容量を調整できることで、持ち運びの際にバッグの中で荷物が泳いでしまう可能性を軽減できるのも嬉しい限り。
2|アクセスが容易な独立スペース
一般的なロールトップ式バッグのデメリットである、底にあるアイテムの取り出しづらさ。これを独立した2気室にすることで見事に解決! 下段はジッパー式なのでササっとアクセスできることも魅力です。
上下の仕切りにはジッパーなどは無く、完全に独立した仕様になっています。
3|耐水性のある生地
生地は、リサイクル素材を採用。完全防水ではないもののTPU(サーモプラスチック・ポリウレタン)コーティングを施しており、耐水性に優れています。
ドライバッグではありませんが、お風呂上がりの濡れたタオルくらいであれば心配なく入れることができますよ。
4|引っ掛け可能なループ
別途カラビナを用意すれば吊り下げて携行もできます。本体のジッパー上部には小さなループがついているので、テント内や車内、バックパックに外付けして容量をプラスしたりと使用用途の幅広さも◎。
5|マルチユースなサイズ感
12Lという程よいサイズ感なので、単品で使っても良し、バッグインバッグとして使っても良しと小回りのきくサイズ感です。
オートキャンプの方であれば、コンテナ内の小分け用途として使っても便利ですよ。
実際にアレコレ使ってみた!
特徴も掴めたところで、早速使ってみましょう。容量12Lのバッグに実際どんなものを入れられるのか、便利な使い道を探ってみました。
旅行・キャンプの着替え入れに
まずは衣類を収納。筆者の場合は、冬の装備として「靴下2足・下着1枚・Tシャツ1枚・ヒートテック上下・ロンT2枚・タオル2枚」を入れてピッタリ!
着替えが多い人には容量が足りないかもしれませんが、筆者の場合は年間を通して1泊であればブラックホール・MLC・キューブ 12Lで十分なサイズだと感じました。
入れた状態はご覧の通り。2気室に分かれているので、本体下部に下着や靴下の小さい衣類、上部にTシャツやインナーなど大きめの衣類を入れると使いやすいです。
サウナーにもおすすめ!お風呂セット
お風呂・温泉に行くときもこれがあればバッチリ! 上部にタオル・着替えなどを入れて、下部にシャンプーや化粧水などを入れておくこともできます。
トートバッグなどに入れると底にいってしまったシャンプーを取り出すのが大変なこともありますが、そんな煩わしさもありません。
時計など身につけていた物の置き場所に困りがちですが、ジッパーの中に入れておくと◎。「ロッカー内に忘れてしまった」という経験がある人も少なからずいるかと思いますが、ジッパー内にしまっておけば解決できそうです。
バーナー・CB缶・カトラリーなど調理道具一式セット
燃焼器具やカトラリー類の収納にもおすすめ。カトラリーも本体下部に収納できるサイズなので、食器などと分けることができます。
燃料であるCB缶(カセットガス)も立てた状態で収納可能ですが、ギリギリバックルを留められる感じです。
500サイズのOD缶も無理なく収納することができ、本体下部のスペースとしてはトランギアのラージメスティンがちょうどよくフィットしてくれます。
ラージメスティンを入れることで、しっかり自立するのも好都合! ラージメスティンの中にカトラリーなどの小物を入れておけば無駄なく収納スペースを活用できますね。
ラージメスティンが入るということは、通勤・通学時のお弁当を入れることもできるので、アウトドアだけでなくピクニックなど日常使いでも活躍してくれそうです。
焚き火グッズ
提案ベースですが焚き火グッズの収納として使うのもかっこ良さそうです! 汚れこそついてしまいますが、そのまま地面に置いてちょっとワイルドな使い方もサマになります。生地にしっかり厚みがあるので、そう簡単に穴が開くこともなく長く愛用できそうです。
ロープやカラビナ収納に
筆者イチ推しの使い方がこちら。キャンプの必需品であるロープってどのように収納していますか? テントやタープと一緒に収納している人もいるでしょうし、ペグケースの中に入れている人もいるのではないでしょうか。
筆者の場合、ロープを単体で収納する派だったのですが、まさにこのバッグはロープ収納に最適だと思います。
上部にはロープをガバッと収納しておき、下部にはロープ周りで使う予備の自在金具やカラビナを入れておくと必要なときにサッと取り出せて便利でした。
ガジェット類
ガジェット類を収納するのもアリ。ただしブラックホール・MLC・キューブ 12L自体にクッション性がないので、入れ方や収納するアイテムは慎重に選んでくださいね。
ガジェット類は精密なものがほとんどなので、バッグインバッグやコンテナに入れる仕分けバッグとして使うといいですよ。
使わないときは、折りたたんで携行もできる
使い勝手抜群な上に未使用時もコンパクトに折りたたみ可能。試しに筆者が愛用している軽量なドライバッグと並べてみました。
収納サイズを比べると生地の厚みもあって2気室に分かれている分、大きくなりますがこの収納サイズなら許容範囲ではないでしょうか?
ドライバッグのようなコンパクト性を求めてしまうと少し物足りなくなってしまいますが、ドライバッグにはない2気室と耐久性があるので一長一短。筆者としては十分コンパクトなので、使わないときでも荷物の中に常備しておきたいアイテムです!
1人1つ持っていたくなる万能アイテム
ドライバッグのような使い方ではなく、基本的にはポーチや収納バッグとしての使い方がベストなブラックホール・MLC・キューブ 12L。日常使いからアウトドア、単品使用から小分け収納アイテムとしてまで幅広く活躍すること間違いなし!
他のブラックホールシリーズと合わせて使いたくなるデザインです。筆者はシンプルなブラックを使いましたが、他にタンカラーやブラック・ブルーのバイカラーモデルもあるので、好みのものをチョイスしてみては?