余りがちなお餅、どう活用しよう?
お正月といえばお餅ですよね。しかし、買いすぎたり貰いすぎたり……おいしいとはいえ、どうしても余りがちに。
冷蔵庫で保存してもカビてくるし、使い道が限られるから食べるのも飽きてしまいます。
余ったお餅がキャンプで活用できたら……なんてつい考えるのがキャンパー脳なのですが、何かいい方法はないものでしょうか?
鹿番長から「オモチカッター」見参!
探してみたら……、ありました! キャンプでのお餅活用シーンを一気に広げるアイテムが!
キャプテンスタッグの新作で、その名もズバリ「オモチカッター」。
これを使えばお餅を簡単に薄くスライスできて、より幅広い料理に活用できるというワケです。
はたして、固いお餅を本当に簡単に薄くスライスできるのか、活用の幅は広がるのか、実際に使って詳しくレビューしていきます!
「オモチカッター」を使ってみたら…おお、これは楽しい!
サイズは65×42×200mmと小型で、片手でしっかりホールドしやすい「オモチカッター」。ホルダーとスライサーの2パーツを組み合わせる構造で、さらに2種の厚み調整板が付属します。
厚み調整板ナシなら3mm、2種を使い分ければ2mmと1mmに、それぞれお餅の厚みを調整できます。
早速、実際に使ってお餅を切っていきますよ!
1|ホルダー部分にお餅をセット
まずはお餅をホルダー側へセットします。
「オモチカッター」は四角い切り餅専用で、68×43×17mm以下の切り餅に使えます。
なお、この部分にはバネがあり、連続してスライスできる設計になっているもよう。この設計については後ほど詳しくチェックします。
2|ホルダーをスライサーにセット
続いて、お餅がセットされたホルダーを、スライサーの内側へスライドさせるようにセット。
ただし、この時点ではスライサーの刃が剥き出しのままなので、取り扱いには十分注意しましょう(結構切れ味は鋭いです)。
3|押し込んでお餅をスライス
本体を立てて下部を手でしっかり支えたら、そのままホルダーをスライサーの奥まで押し込むだけ。むにゅ~っという感じでお餅が切り出されるのがシンプルに楽しいです!
体勢的に、上から体重をかける感じになるので、特に大きな力も必要もなく動作もスムーズ。
しかも、お餅を手動でセットするのは、1枚目のスライス時のみ。2枚目からは、ホルダーを引き戻すだけで、バネの力で自動でお餅が所定位置に再セットされるんです。
「押す→引く」の動きだけで、どんどんスライスできる仕組みも秀逸。
一般的なサイズのお餅で3mm設定だと、4~5枚にスライスできました。
ちなみに、早く焼けるよう表面に十字スリットの入ったお餅も多いのですが、3mm設定だとスリットの影響をギリギリ受けない感じでした。
2mm設定の場合は、4つないし2つに切れてしまう時が。食べる分には細かくてもそんなに困りませんが、均等に並べるなど見栄えを気にするメニューの時は注意が必要です。
四角い切り餅以外は……?
「オモチカッター」は市販の切り餅用なのですが、丸餅ではいかがなものか?
実際に試してみましたが、お餅をはめ込む所定位置のサイズが割とシビア。今回の丸餅だと、規定の68×43×17mmから幅が少しはみ出て、セット自体ができませんでした。残念。
刃物なので、無理をするとケガに繋がる危険性も。ここは取り扱い説明書に従って、サイズの合う四角いお餅を使用しましょう。
お餅の厚さ別に、マッチするレシピにトライ!
「オモチカッター」は、2枚の厚み調整板で、1・2mmの厚さにもお餅をスライスできます。
厚みを変えることで加熱時間が変わり、最適な料理も変化します。そこで、筆者が厚さ別に試したおすすめレシピをご紹介します!
1mm|トースターで「お餅スナック」
1mmはやや切り出しにコツを要し、使い道もさほどないのですが、おすすめはトースターやオーブンで焼いて「お餅スナック」にする方法。
あっという間に膨らんで焼けるので、醤油をつけながら食べると、お餅の粘りも感じるスナックのような、独特の味わいが癖になり無限に食べられます。
画像は、キャンプで薪ストーブに乗せたオーブンで焼いているところですが、たくさん切り出しておくとついつい焼いて食べてしまいますよ。
2mm|ラーメンやホットサンドに!
2mmは食べ応えが出てくる厚みで、使いやすいです。
65℃以上のお湯で柔らかくなるので、インスタントラーメンに乗せて熱湯をかけるだけで、ボリューミーな餅入りラーメンがあっという間に作れます。
また、パン替わりにホットサンドにするのも◎。
画像は、2mmのお餅同士の間に市販のピザソースを塗って、チーズを挟んだもの。そのほか、中身はミートソース、甘いあんこなどもおすすめです。
ただ厚さが2mmなので、朝食というよりはおつまみやおやつ感覚のメニューです。
【3mm】しっかりした調理向けで、鍋料理やグラタン、ピザにピッタリ!
3mmは、しっかりとした加熱でより餅の食感を楽しみたい時に最適です。
グツグツ煮立った鍋料理に入れたり、市販のピザに乗せて焼けば、とろーりお餅がのびて絶品。
手の込んだところでは、グラタンなどもいいですよ。
画像は、「シーフード明太もちグラタン」。市販のグラタン用ミックスに明太ペーストを混ぜ、具材には冷凍シーフードを入れ、最後にチーズとお餅を乗せてからオーブンで焼いています。
焼く・煮る・乗せる……お餅の新たな魅力に気づけるアイテム!
「オモチカッター」は、お餅のスライスに特化した一見地味なギアのようですが、その実かなり優秀なアイテムです。
単純に、お餅をスライスする感覚がまず楽しい! 安全に気を付ければ、お子さんも楽しみながら料理に参加できます。しかも、余ったお餅を使って料理の幅もぐっと広がります。
さらに、どんな料理も大幅にボリュームアップ。食べ盛りのお子さんとキャンプに行くなら、ぜひ活用して欲しいアイテムだと思います!
キャプテンスタッグ オモチカッター
サイズ | 幅65×奥行42×高さ200mm |
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材質 | 原料樹脂:ABS樹脂、切り刃・バネ・ネジ:ステンレススチール |
仕様 | 耐熱温度:80℃、耐冷温度:-30℃ 使用できる切り餅のサイズ:68×43×17mm以下 本品は市販の切り餅専用です。 |