記事中画像撮影:編集部
ゼインアーツの2024年新作テントは“激安”!?
なんとこの度、ゼインアーツの2024年新作テント情報が着弾! そしてじつは今回、一般情報公開に先駆けてCAMP HACK編集部による独占取材が実現。長野県松本市にあるゼインアーツ本社への直撃取材を敢行してきました!
常に斬新な試みが話題を集め続けるゼインアーツですが、今回は、全く方向性の異なる新たな試みがあるのだとか……。
衝撃の価格設定が常識を覆す「ドームテント2種」
小杉さんに事前に聞いた情報では、どうやら今回の新作テント2種はファミリーでも使えるドームタイプとのこと。さらに小杉さん曰く、どちらも“激安”なんだとか……!
これまでも「良いものを手頃な価格で提供する」というコンセプトを掲げてきたゼインアーツ。そのゼインアーツが、自ら“激安”と謳うテントとは、果たして……。
設営しやすさを追求したフレームワーク
ゼインアーツと言えば「ゼクーM」などのワンポールがベースとした設営しやすいフレームワークが特徴的ですが、今作では新たな構造で、よりスムーズな設営を実現しているようなんです。
なぜ低価格を実現できたのか……?
そして、“激安”といわれるとやはり気になってしまうのが、その理由ですよね。
大幅なコストダウンを実現できた理由やその背景についても、じっくり小杉さんに伺ってきましたので最後までお見逃しなく!
「KUKU-1」と「KUKU-2」。気になる価格とスペックは?
画像左:クク1、右:クク2
今回の新作テントは、「KUKU(クク)1」と「KUKU(クク)2」と名付けられた2型のドームテント。そして、今回最も気になるのがその価格……。
勿体ぶらずにお伝えしましょう! こちらズバリ、「クク1」が39,800円(税込)、「クク2」が59,800円(税込)! しかもインナーテントも込みでの価格ときたら、もはやちょっと不安になってしまうレベルです。
そんな不安を解消すべく、まずはスペックや機能から詳しく見ていきましょう!
クク1|39,800円(税込)
●サイズ:最大幅540×最大奥行き320×最大高(室内)165cm
●重量:10kg(ペグは含まず)
●フライシート生地:75Dポリエステルタフタ、フッ素コーティング、PUコーティング(耐水圧1,500mm)
●フレーム:アルミ(A6061)
●発売時期:2024年春頃
●価格:39,800円(税込)
クク2|59,800円(税込)
※画像は「クク1」の画像とは逆サイドで、向かって右側がリビング、左側が寝室の向きになっています
●サイズ:最大幅660×最大奥行き395×最大高(室内)210cm
●重量:15.5kg(ペグは含まず)
●フライシート生地:150Dポリエステルタフタ、フッ素コーティング、PUコーティング(耐水圧1,500mm)
●フレーム:アルミ(A6061)
●発売時期:2024年春頃
●価格:59,800円(税込)
基本構造はほぼ同じで、どちらも使用人数は4人。
ですが、「クク1」はいわゆる1ルームテントで寝室にちょっとした前室付き。一方の「クク2」は2ルームテントとして寝室+快適に過ごせるリビングを確保したサイズというのが、大きな違いです。
名前の由来は「栩(くぬぎ)」から
名前の由来は、樹木の「栩(くぬぎ)」という字を繰り返した「栩栩(くく)」という言葉。
栩の葉がひらひらと舞う様子から「生き生きとした、自由で楽しそうな様(さま)」という意味があるのだそう。
収納サイズや付属品は?
画像は「クク1」収納時
収納時のサイズは、それぞれごく一般的な4人用テント・2ルームテントのサイズといったところ。
重量は「クク1」が10kg、「クク2」が15.5kgとやや重めです。
画像は、身長約180cmのCAMP HACK編集長マツダが持っていますが、流石に「クク2」だと1人で持ち上げているのはなかなかに辛そう……という印象でした。
そして今回、ゼインアーツとしては珍しくペグが標準装備。ステンレス製でしっかりとしており、地面が固くない芝生サイトなどでなければ、十分なクオリティです。
手頃な価格に加えてこの点も、キャンプ初心者でもハードルがグッと下がるモデルと言えそうです。
設営のポイントや構造的特徴は?
続いては、「クク1」「クク2」の設営のポイントや構造的特徴についてチェック! 開発者である小杉さん自身に、詳しく解説していただきましたよ。