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約80台のキャンピングカーが大集結!「バンタメフェス」
去る11月25日〜26日の1泊2日で「VANTERTAINMENT FES 2023 feat. 車中泊会議(バンタメフェス)」が開催されました。
2020年11月に続き2回目の開催となったこのイベントに潜入してきたので、目を引いた展示車両を中心にもりだくさんな内容をレポートでお届けします!
会場は茨城県高萩市のオートキャンプ場「オートリゾート in はぎビレッジ」
こちらは、2023年7月にオープンしたばかりの真新しくきれいなキャンプ場。現地ではちょうど紅葉も見頃を迎えていて、美しい景色を堪能しながらイベントを楽しむことができましたよ。
会場にはおいしいフードやドリンクを販売する、フードトラックも出店。調理せずとも温かくておいしい食事やドリンクがいただけるようになっていました。
このイベントのメインスポンサーは、キャンピングカーのレンタルサービスなどを提供するCarstay。クルマ旅の魅力を様々な角度から発信する試みのひとつとして召喚された11組のアンバサダーも、魅力的なクルマとともに参加していました。
当日会場には約80台のキャンピングカーや車中泊仕様のクルマが大集結していて、その様は圧巻! 中でもとくに目を引いた車中泊仕様車5台に注目し、オーナーさんにお話を伺いました。
イベントで発見!魅力的な車中泊仕様車5台
1│お金をかけずにDIY!「旅を仕事に」を実現したバンライファー、すずかさん
企業のSNS運用や個人での観光PRなどを行なっている、すずかさん。軽トラキャンピングカーの販売会社「自遊空間株式会社」が販売する「トラベルハウス」を軽トラックの荷台に車載したキャンピングカーで、現在バンライフをされているそうです。
「トラベルハウス」は、居住空間となるシェル。それ自体はアンバサダーを務めている関係で無償で利用しているとのことですが、車内に設置した棚やソファにもなるベッドなどはすべて廃材などを使って手作りしているとのこと!
いただきものの素材も活用しながら、内装にかかった費用は3万円程度。毎日この車内で生活しているそうですが、インテリアに白を多めに使用しているおかげか車内にいても窮屈さはなく、生活感も感じません。
将来は海外バンライフもしてみたいという、すずかさん。この車で日本中を旅しながら、海外でも仕事ができるようマーケティングについて学んでいる最中だそうです。
2│エイジング加工の渋いハイエースで日本一周!やぎじーさん
エイジング加工(錆塗装)が印象的なハイエースで、車中泊をしながら日本一周中だというやぎじーさん。ちょうどこのイベントが日本一周の最終地点とのこと、おめでとうございます!
ひと際大きなインパクトを放つのが、やはりこのボディ。旅を始める以前にYouTubeの動画でエイジング加工(錆塗装)をした車両を見かけて魅力を感じ、ご自身のバンにも同じ塗装を施されたのだそうです。
内装は、30万円ほどかけてDIY。さらに錆塗装をするための塗料に+5万円と家電をいくつか追加したそうですが、キャンピングカーとしては比較的費用を抑えて制作されている印象です。
現在で31万キロを走行しているというハイエースですが、日本一周の旅を終えて今後は「旅」から「生きる」にシフトチェンジされるそう。これからもこの車と一緒に、充実した日々を過ごされてくださいね!
3│ハイエースベースのバンコンを、ファブリック使用で個性的に!INUTABIファミリーさん
現在湘南で暮らしながら、休日に車中泊を楽しんでいるという「INUTABIファミリー」さん。日常の足としても使われているというハイエースベースのキャンピングカーで、愛犬の“ペコちゃん”と一緒にイベントに参加されていました。
車内後方のシートは、常にフルフラット(ベッド仕様)の状態。いつでも横になれる、居心地の良さそうな車内空間が魅力です。
また、車内にはクッションやマット・カーテンなどファブリックが多用されていて、カラーも全体的に青で統一。ベージュや白が多いキャンピングカーとはまったく違った、おしゃれな空間に仕上げていらっしゃいました。
キッチンはほとんど使用していないということで、こちらもお気に入りのアイテムやファブリックで飾り付けを。限られた空間で備え付けの設備も活かしながら、好みの空間を作り上げている様子がとても印象的でした。
4│10000Whの電力で、快適バンライフ!DIY&サブバッテリーシステム構築もこなすバンライフ狂さん
「バンライフ狂」として活動されているYouTuber、るいぱちさん&小娘さん。バンライフに魅力を感じたお二人は、ハイエースを購入してすぐにDIYを開始。
自作のキャンピングカーを制作後は、日本中を旅しながらバンライフを楽しんでいるそうです。ちなみに、写真は小娘さんです!
旅の最中に不具合ができてもすぐに対応できるよう、DIYからサブバッテリーシステムの構築まで勉強をし、ご自身で導入されたそうです。
バンライファーとしてこの車両で旅を続けるため車内にはキッチン設備も整い、車内で使用可能な電力はなんと10000Wh! 電子レンジや冷蔵庫、冷房を使用しても電力が不足することはないとは、もはや自宅同然ですね。
常設のベッドも快適そうで、ベッド下も収納として無駄なく活用されていました。車両の天井上にはソーラーパネルも設置。これだけの設備が整っていれば、ストレスのない快適なバンライフが実現しそうです!
5│自分たちでイチから手作り!日本一周中のYouTuberちゃんじろー夫婦さん
日産・キャラバンE25を、イチから車中泊仕様にDIYした「ちゃんじろー夫婦」さん。YouTubeやSNSなどで旅の様子を発信しながら、今後生活するための移住先を日本一周しながら探しているそうです。
車体もお二人でペイントをしたということですが、花のイラストがポイントになっていてとても可愛いですよね!
車両購入費用60万円+内装に60万円をかけて制作した車両には、車内に調理ができる天板付きの棚や常設のベッドが。
キッチンスペースの下の棚にはポータブル電源や車載冷蔵庫が収納されており、機能性も抜群です。
猫の“じょんくん”のトイレもこの棚の前に設置されていて、じょんくんも快適に過ごせているよう。旅をしながらずっとこの車両で暮らしているということもあり、収納スペースもたっぷり。おしゃれなだけでなく快適に過ごせるような工夫もしっかり凝らされているのが印象的でした。
注目の展示車両は他にも。イベントも大盛り上がり!
国内初のEVキャンピングカー「moonn.T-01」
アンバサダーの車両展示のほかに会場で目を引いたのは、Carstayが手掛ける国内初のEVキャンピングカー「moonn.(ムーン)T-01(タイプワン)」。
100%電力で走行し、二酸化炭素の排出量がゼロという究極にエコロジカルな最新モデルということもあり、参加者も興味津々といった様子で中を覗き込んでいました。
▼「moonn.T-01」について、詳しくはこちら
中古キャンピングカーのリノベーション車両「Brunswick」
中古キャンピングカーのリノベーション車両「Brunswick(ブランズウィック)」の展示も。海外のバンをイメージして作られたモデルということで、ちょっとレトロな外装と落ち着いた雰囲気の内装がクルマ旅をより格上げしてくれそうです。
初日の目玉イベントとして、キャンプファイヤーも
夕方からはキャンプファイヤーの点火や、イベントにぴったりの音楽の演出も。参加者のみなさんもDJセレクトの音楽を聴きながら、焚き火を眺めたり会話を楽しんだりと思い思いに過ごしていらっしゃったようです。
バンライフ&車中泊が、もっともっと好きになるイベント
今回は、「VANTERTAINMENT FES 2023 feat. 車中泊会議(バンタメフェス)」の様子と、当日会場で見つけた魅力的な車両をご紹介しました。
今回のイベントのメインスポンサーCarstayでは、バンライフや車中泊に最適な車中泊仕様車&キャンピングカーのレンタルも可能だそうです。気になる人は、Carstayの公式ページをチェックしてみてくださいね。
Carstay公式サイトはこちら