CAMP HACK STORE 1枚でキマる。

「フィールドスタイル2023」で見つけた!ギア好きが思わず2度見してしまうアイテム5選

11月に開催された、国内最大級のアウトドアイベント「フィールドスタイルジャンボリー2023」。大手メーカーやガレージブランド、海外から上陸したブランドのさまざまなアイテムが集う現場をギア好きの筆者がレポート。

そこで筆者が思わず目を奪われてしまったユニークなギアを紹介します!

 

目次

国内最大級の“遊びの祭典”で唯一無二なギア、探してきた!

2023年11月11日〜12日に、愛知スカイエキスポで開催された、国内最大級のアウトドアイベント「フィールドスタイルジャンボリー2023」。

今年も多くの来場者が国内外から、アウトドアスタイルの“今”を体験しに訪れていました。

イベントの目玉はなんといっても、膨大な数の出展ブース。アウトドアギアはもちろん、クルマや、ガーデニング、ヴィンテージ品など、ジャンルの垣根を越えてさまざまなブランドやショップが、出展していました。

今回は、膨大なアイテムの海の中から、ギア好きの筆者が思わず2度見してしまった、オリジナリティあふれるアイテムを5つ紹介していきます!

1. 新感覚ゴールゼロ用シェード
REALLY LIFE TOOLSの「ku-ku-lu-」

ゴールゼロ用のシェードは依然人気のカテゴリで、会場にはさまざまなデザインや機能を持ったシェードがあふれていました。

そんななかでも目を引いたのが「“一生育てたい”こだわりのツール」をテーマに、クラフトマンシップを感じさせるアイテムを展開する愛知県発のブランド・REALLY LIFE TOOLS(以下RLT)の新作「ku-ku-lu-(クークールー)」。

2wayで楽しめるデザインシェード

「クークールー」は、ゴールゼロのほか、38exploreの人気LEDランタン「38灯」、ゼインアーツの「ZIG」にも対応しています。

このシェードの特徴は、2つの異なる外観と灯りを楽しめる点です。

写真は、ベースとなるレジン製の球型シェードの状態。このままでも趣がありますが、次に紹介する、カバー型シェードをかぶせることでまったく違う姿に

伝統技法「有松絞り」を取り入れた布製シェード

レジン製のシェードに、伝統技術「有松絞り」を取り入れた服作りがテーマのファッションブランド「cucuri」とコラボした、布製のシェードをかぶせるとこんな姿に。

ハリセンボンのような愛らしさと独特の形状が生み出す光のグラデーションを楽しめます。

「有松絞り」は、愛知県名古屋市の有松町・鳴海町地域発祥の布をくくって染める絞りの技術。

その技術をベースに「ヒートセット」と呼ばれる熱による形状記憶加工が施されていて、何度つけ外ししても、洗っても、元の状態を保ってくれます

ちなみにこの突起1本1本に職人さんが13回も糸を手作業で巻きつけているそう。小さなアイテムですが途方もない手間がかかってます!

REALLY LIFE TOOLSの詳細はこちら

2. ガレージブランドの先駆者たちの新ブランド
A38 EQUIPMENT SERVICEもお披露目

今のシーンを牽引してきた、人気ガレージブランドの集団「M16」のブースで心惹かれたアイテムがこちらのサコッシュです。

こちらはガレージブランドのパイオニア的ブランド『アシモクラフツ』と『38explore』が新しく立ち上げた新ブランド・A38 EQUIPMENT SERVICEの第1弾として、お披露目されたアイテム。

写真用品の大手ブランド・HAKUBAとのコラボで生まれたこのサコッシュの魅力とは?

3段階で容量が変わるサコッシュ
「A38GRID SACOCHE」

ジッパーを開きやすいよう斜めにジッパーが配置されたシンプルなデザインが特徴。

それ以外は一見普通のサコッシュですが、もの作りと遊びの天才たちならではの驚くべきギミックが搭載されていました!

一部のベルクロをベリベリっと、はがすと……

サコッシュが縦に拡張! さっきまでは入らなかったA4サイズの雑誌が入るようになりました。

さらに反対側のベルクロもはがすと……

一気に容量が増えてショルダーバッグに変身しました! 横から見ると三角柱状の形をしており、これが折り紙のように畳まれてサコッシュの状態になっていたんですね。

友だちと飲む際にお土産を持って行くときや、身軽な格好で出掛けて買い物をして帰るシーンで輝きそうなギミックです。

さらに容量を変えられるだけでなく、バックパックのショルダーハーネスに取り付けもできます。登山の際に地図やスマホ、行動食を入れるのに最適な仕様ですね。

同素材のバックパックも登場!

今回はサコッシュをメインに紹介しましたが、サコッシュと同素材のバックパック「A38GRID BACKPACK 28」も同時に展開。

HAKUBAのフラグシップモデルをベースに軽量化やファブリックの変更、アシモクラフツ・38exploreらしさの詰まったディテールをくわえた要注目のアイテムです。

サコッシュとバックパックのカラーは2種展開。「スペクトラ®X-グリッドストップ」素材のコヨーテカラー、「X-PAC」素材のブラックカモとなっています。

アイテムの発売日や最新情報を知りたい方は、新しく開設された公式Instagramをチェックしましょう!

A38 EQUIPMENT SERVICE 公式Instagramはこちら

3. EU27ヵ国の軍で採用されている
カリンシアの「サバイバルワン」

こちらのシュラフは、NATO軍やインド山岳警備隊の装備として採用されている、オーストリア発のミリタリーシュラフブランド・CARINTHIA(カリンシア)のもの。

保温性、軽量さ、通気性に優れた独自開発の合成繊維断熱材「G-LOFT®」や、頑丈なうえに丸洗できるメンテナンス性の高さが世界中の軍隊で採用されている理由なんだとか。

そして、気になったのがこのシュラフ。なんか、腕が生えてない!?

歩けるシュラフの本命登場!?

そう、この「サバイバルワン」は、着たまま手足を出して行動可能な「歩けるシュラフ」なんです。さまざまなメーカーから、同様の機能を持ったシュラフが展開されていますが、こちらは軍でも採用されている本気仕様

暖かさはもちろんなんですが、動きやすさも段違いなんです!

収納式の袖のおかげで動きやすい!

動きやすさの秘訣がこの収納式の袖。今まで見たことのないディテールです。

寝込み中の襲撃に対応……なんてシーンはやってくることはないでしょうが、寝る前にスマホをいじたり、ペットボトルのドリンクを飲むのに活躍しそうです。

脚の部分は、後ろに折り畳み、2箇所のベルトバックルを締めることで歩けるようになっています。朝寒くて、シュラフから出られない方にはありがたい機能。

動きやすさばかり取り上げてしまいましたが、快適温度はマイナス8.8度、下限温度はマイナス18度と秋冬春の3シーズンに対応できる暖かさも備えています。

カリンシア「サバイバルワン」の詳細はこちら

4. お酒好きが欲しくなるLEDランタン
HIMERU 「DIY LED ボトルランプ」

続いてのアイテムは、「アルパカストーブ」の日本代理店、株式会社ハピネスが手掛けるキャンプギアブランド・HIMERUの「DIY LED ボトルランプ」。

その名の通り、お酒やドリンクの瓶をランタンにできてしまう変わり種のLEDランタンなんです!

お気に入りのウィスキーやジンのボトルがホヤに!

「DIY LED ボトルランプ」には、ウィスキーや、ジン、ビールの小瓶など、さまざまなお酒の瓶をセット可能

瓶によってサイズはまちまちですが、高さを微調整するためのスペーサーも複数種類付属しているので、フィッティングしやすいようになっています。

瓶を本体にセットしたら、スティック状の発光部を上から差し込み準備完了!

明るさは50〜250ルーメンの間で調節可能で、もちろんバッテリーも内蔵されています。

瓶を交換するだけで、気分に合わせて簡単にデザインを変えられる点が秀逸。

お酒好きの方は、愛飲している1本や、思わずジャケ買いしたお酒のボトルをランタンにして、あなたのアウトドアリカーライフを充実させちゃいましょう。お酒好きの方へのプレゼントにもいいかも!

HIMERU 「DIY LED ボトルランプ」 の詳細はこちら

5. キャンプ特化の足場台
長谷川工業「アルミグリルテーブル DRSB-1000GT」

洗車や工事現場で使用され、職人さんたちからは「ウマ」とも呼ばれ足場台。近年ではテント付きSUVで気ままに旅をする、オーバーランダーの方々を中心に、キャンプで使用されることも増えてきました。

そんな、足場台の国内大手、長谷川工業がブースで展開していた驚愕のアイテムがこちら!

IGTサイズのギアが入る足場台

オプションの天板をつけた状態だと普通の足場台ですが、それを外して見覚えのあるサイズの天板を取り付けると……

スノーピークが生んだIGTシリーズと同じサイズ(36×25×10センチ)のバーナーや天板が“たまたま”取り付けられてしまうんです!

ベースとなっている足場台は、4本の脚それぞれの高さが細かく変えられるので、地面に凹凸があっても水平をキープできます。

元々が人が乗れる頑丈な足場台なので、簡素な作りのキッチンテーブルと比べ物にならない安定感があり、食材を切るときも安心です。

HASEGAWA CAMP 公式Instagramはこちら

超人気ブランド WANTKEY CAMP監修
コラボのカスタムパーツも登場

そしてこのキャンプ用足場台「アルミグリルテーブル」を監修したのが、今勢いがすごい人気ガレージブランド・WANTKEY CAMP(ウォンキーキャンプ)

監修すると同時に、高品質なウッド製のスタイリッシュな拡張天板も展開されます。展開されるアイテムは、人気過ぎて毎回高倍率の抽選になることが多いので、こちらのオプションも発売されたら争奪戦が予想されます。気になる方は同ブランドのInstagramを要チェック!

WANTKEY CAMP 公式Instagramはこちら

カスタムの幅を広げるアタッチメントも登場!

さらに足場台カスタムの幅を広げてくれるアタッチメント、「PDRS-MH(足場台用マルチホルダー)」も発売予定です。

こちらを足場台の下に取り付けると、ランタンポールや今後展開されるオプション天板、DIYした天板などを取り付けられるようになります。

ただでさえ便利な足場台に拡張性がプラスされ、さらにフィールドで活躍!

足場台カスタムの流れが確実にキテる…!

今回紹介した「アルミグリルテーブル」の他にも、「ワンタッチバスケット」でお馴染みのブランド・ワットノットとコラボしたサンドカラーの別注足場台を発売するなど、露出の増えてきた、長谷川工業の足場台。

足場台が新たなカスタムブームのベースになる予感です!

アルミグリルテーブル DRSB-1000GTの予約はこちら

まだまだワクワクするアイテムが出てくるぞ!

独自のデザインや発想から生まれたユニークなアイテムの数々、いかがだったでしょうか?
今回紹介できたアイテムはそんなアイテムのひと握り。今後もまだまだ面白いアイテムが現れてきそうな予感です。

次回のフィールドスタイルは来年2024年5月開催予定なので、行ったことがない方は、ぜひ足を運んでみましょう!

✔️過去のイベントの様子はこちら