キャンプをすると車内は汚れる…どうしたら?
キャンプをする以上、愛車内部の汚れがひどくなるのって、どうしようもないですよね。
我が家でも、4年前に購入した新車(マツダ CX-8)が、家庭内のキャンプ熱の高まりと共にみるみる汚くなってしまい、あっという間に手の施しようがない状態に……。
キャンプに起因するドロ汚れ、砂や小石、木クズ、ギアを無理に詰め込んだ際に生じる擦り傷、内装の破れなどなど。それに加え、筆者ファミリーには小さい子どもと犬もおり、シート側も含めて悲惨な状況です。
画像は以前の車
今見ても痛ましい……。猛省ですね。
ところが最近、縁あって同じCX-8に代替えすることになりまして、同じ轍を踏まないために考えたのが「予防が大切だ」ということです。
ネットショップを漁ってみると、こうした「キャンプの汚れ」対策に使えそうなグッズがたくさんあり、この機会に一気に購入してみました。
汚れ防止アイテム選びのポイントは…!
汚れ防止対策アイテムを探す上で、筆者にとっての最優先ポイントは、何しろ「安いこと」。
ラゲッジスペース用マットなどはメーカー純正品もありますが、かなり高額で決してキャンパー仕様とはいえないアイテムばかり。
安価で気軽に使えて丸洗いもできて、なんなら買い替えもできる。そういう商品が、筆者のよううにキャンプの荷物も頻度も多いハードユーザーにはベストというわけです。
また、安いものゆえ、あまり悪目立ちしないデザインやサイズ感のものを選ぶのも重要です。車内が安っぽくなるのは避けたいですから。内装と同色にするとか、エコレザー製なんかが無難な気がします。
そんな筆者なりのポイントに沿って厳選したのが、これからご紹介する6アイテム。お値段こそ控えめなアイテムばかりですが、その効果は、今のところ上々ですよ!
厳選した車内汚れ防止アイテムは6つ!
今回、実際に揃えた車内汚れ防止アイテムは画像の6種類。早速、1つずつ詳しく紹介していきます!
1|ラゲッジスペース用マット(ギア汚れの付着や傷予防)
出典:楽天
まずはラゲッジスペースから。荷物を大量に詰め込むので特に汚れやすいし、なおかつギアによる擦り傷なども付く可能性が高い場所ですね。
メーカー純正のマットは高額で、分割タイプなうえに厚みもあり、キャンプギアを天井いっぱいまで満載することを考慮すると微妙……。
そこで、楽天で見つけた「車内ラゲッジマット」というアイテムを、筆者なりの工夫を加えて取り付けてみました! お値段も税込2,480円(楽天にて2023年11月現在)とかなりお手頃。
こちら薄手のシートカバーで、サイズは幅120×長さ145cm。実は、そのまま使うと筆者のラゲッジスペース全体を覆えるサイズではないんです。
そこで、シートを90度ぐるっと回転させて横向きにセット。
本来ヘッドレストに引っ掛けるテープ部分を、内装のちょうど良い場所に固定。これで床面全体を覆い、かつ傷付きやすい両サイドの樹脂パーツもしっかり保護できる訳です。
※ただし、この装着方法はメーカーが推奨する方法ではないため、同じ方法で使用する場合は、自己責任でお願いします。
キャンプが終わった後は、シートを引っ張り出してパンパンとはたくだけで、汚れがスッキリ。裏面はPVC加工で防水性もあり、濡れたギアを積載しても安心です。
RAIDOU 車内 ラゲッジマット
サイズ | 幅120(ヘッドレスト側)×長さ145cm |
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材質 | 表面/オックスフォード、裏面/PVC |
カラー | ブラック、レッド、ブルー、グレー |
2|リヤシートカバー(犬の毛予防)
我が家では愛犬も一緒にキャンプに行くのですが、抜け毛がひどいことで有名なパグという犬種です。往復だけでリヤシートが犬の毛だらけになりますし、これが簡単に取れないのです……。
そこで「ペット用ドライブシート(後部座席用)」を購入。
出典:楽天/画像は色違いのアイテム
表面は600Dの厚みのあるオックスフォードクロスが使用され、PPコットン・210D高質クロスとの三層構造で、100%防水を実現。うっかり水などこぼしても座面が濡れる心配もありません。
サイズは137×145cmで、後部座席をスッポリ覆う安心の大判サイズです。裏面には滑り加工まで施され、ズレにくい仕様に。
なお、シートベルトを通す穴もあります。ここからベルトのバックルはもちろん、充電ケーブルなども引っ張り出しておけますよ。
ただし、こちらは筆者的に見た目の高級感がイマイチだったので、キャンプの時限定で使用中。税込2,700円(楽天にて2023年11月現在)というお値段を考えると、そこはナットクです。
Auto One ペット用ドライブシート(後部座席用)
サイズ | 約137×145cm |
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重量 | 約1.0kg |
材質 | 600Dオックスフォードクロス+PPコットン+210D高質クロス+滑り止めシート |
カラー | ブラック、ブラック&オレンジ |
3|助手席シートカバー(子供の汚れ予防)
我が家では子どもの定位置は助手席。おかげで助手席のシートはどんどん汚れます。キャンプで泥だらけになる子ども自体が汚れを持ち込むし、移動中の食べこぼしなども悩みのタネ……。
その対策として、助手席にもカバーを装着!
助手席の座面をスッポリと覆っていますが、なんとこれ、対応車種指定のないフリーサイズの商品なんです。その割には、一体感がすごいですよね?
カバー背面にはゴムバンド、前面はフック付きで固定もしっかりできます。
実は納車一週間後に早速、子供が車内で嘔吐するという事件が勃発! ですが、このカバーのおかげで被害がほとんどなかったのは感動でした。
しかもこのカバー、手前部分にはポケット付き。スマホなどしまっておけるほか、位置的にもサッと取り出せて便利な除菌シートを入れておくなど、小物入れとして重宝しています。
税込2,200円(楽天にて2023年11月現在)というお値段の割には、フィット感や見た目の雰囲気も上々で、いい買い物ができたと思います。
シートカバー 車 汎用
サイズ | 約53×54×12cm |
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材質 | PUレザー |
4|シートの隙間クッション(シート下の汚れ予防)
そして、車内の汚れといえば座面だけでなく、シート間の複雑な隙間もなかなかの曲者……!
この隙間、皆さんイラっとしたことはありませんか? 食べこぼしや細かいゴミだけでなく、小銭やスマホもここに落ちちゃうんですよね。
というわけで、センターコンソールとシートの隙間も、専用の「車 隙間埋めクッション」なるアイテムで埋めてしまいました。これは運転席側にも実施。
こちらは、座席とコンソール間が3〜5cmの隙間に対応しています。シートベルトのバックルを出す穴もしっかり装備。
子どもにチョコ菓子や飴などを落とされると最悪で、以前は助手席シート下が酷い汚れ方だったのが、これだけの手間でなくなるうえ、走行中の「落とした、取って!」もなくなります。
税込599円(楽天にて2023年11月現在)ながら、筆者的にかなりヒットしたアイデアグッズ!
5|傘用ホルダー(雨の日の汚れ予防)
キャンプが雨になった場合、傘を使うこともありますよね。言うまでもなく、濡れた傘も車内を汚します。これはキャンプ以外でも起こることです。
そこで、「車用 傘ホルダー」もしっかり入手! こんなホルダーに傘をさしておけばその心配もなくなります。床に傘が転がっていないので見た目もスッキリ。
サイズは開口部幅15.5×長さ60×底面幅10cmと大きめなので、最大2本までまとめて入ります。
そして、長さ調整できて折り畳み傘にもピッタリフィットするのが優秀。これ、結構ニッチですが、あるとかなり便利な機能です。
収納時はペタンコに折り畳めて、シート背面のポケットなどに入れておいても邪魔になりません。こちらも税込599円(楽天にて2023年11月現在)というプチプライスながら、なかなか使えるアイテムです。
車用 傘ホルダー
サイズ | 開口部幅15.5×長さ60×底面幅10cm |
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材質 | 合成皮革 |
6|薄型ゴミ箱(ゴミはすぐに捨てる!)
以前の車でも、ゴミをそのまま放置することはさすがになかったのですが、すぐに捨てないとどうしても車内全体が汚れやすいです。
そこで、「車内用 コンパクトゴミ箱」を購入してシートの前席後席にそれぞれ設置。
サイズは高さ24×18×開口9cmと、薄く小さいですが、小まめに中身を捨てれば容量も問題ないです。
取り付けは、背面のフックをそのままシート背面ポケットなどに引っ掛けるか、付属の取り付け用ホルダーを両面テープで貼り付けて差し込む2つの方法が選べます。
ゴミ箱本体が取り外せて、汚れた場合は洗えるのも便利。また、内部は水も溜めておける防水仕様で生ゴミでも安心。開口部の4隅の強力なマグネットでしっかり閉じられ、ニオイもれも防ぎます。
税込1,560円(楽天にて2023年11月現在)とお安いのですが、開くと電池式のLEDが点灯。暗い時にも便利かつなかなか豪華に感じますね。
ゴミ袋もセット内容に含まれ、内蔵クリップで、外側へはみ出させずに綺麗にセットできるのもポイント。カラバリも豊富で、ゴミ箱然としたデザインではないので、追加の小物入れポケットとして使うのもアリですね。
車内用 コンパクトゴミ箱
サイズ | 高さ240×幅180×開口90mm |
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材質 | PUレザー、ABSほか |
カラー | ブラック、ブラウン、ベージュ、レッド |
掃除機よりも「予防策」を最初に講じておくとラク!
車内の汚れ対策に小型の掃除機などを常備している人も多いかと思います。ただ、マットなどの隙間に入った汚れは掃除機でも吸い取りきれないし、傷などはどうしても取れません。
著者もいわゆる「コロコロ」や内装用クリーナー+ウエスなどを車内に常備していますが、掃除の手間も大変ですし、なるべくなら使わないのが一番です。
つまりは、最初からしっかりと予防策を講じることが大切なんですよね。「愛車をいつまでも新車の美しさに保ちたい」という願いは、ちょっとした投資で実現できますよ。