アイキャッチ・記事中画像撮影:筆者
焚き火グローブ、もっとスムーズに着脱できたらいいのに…
焚き火をするときに使うグローブですが、脱着に手間取ることはありませんか? 手元を覆ってくれる長めのグローブは着けたまま長時間焚き火をするときはいいのですが、ご飯を食べながらや、ちょっとスマホを触りたいときなんかは脱いだりつけたりが意外と面倒だったりもします。
スタイルによっては、もっと簡易的な焚き火グローブでもいいかも
普段バックパックキャンプや自転車キャンプなど軽量スタイルが中心の筆者は、焚き火グローブが必要になるシーンと言えば薪を少し入れる程度。それだけの作業に袖元が長いグローブを使うのは面倒に感じることもあり、軍手に変更してみましたが、そうすると今度は耐熱性が乏しく役不足でした。
もっと効率よく装着できて耐熱性も十分、そんな都合のいいグローブはないものか? と探していたところ、理想的な焚き火グローブを発見したんです!
まさにクイック!素早さ特化の焚き火グローブ
こちらがそのアイテム、ブッシュクラフトインクの「クイック焚き火グローブ」。木の枝や葉っぱなど自然の中にある物でアウトドアを楽しむブッシュクラフト向けのフィールドギアが揃うブランドのアイテムだけに、機能性にも期待できそう……ということで選んでみました。
ブッシュクラフトインク クイック焚き火グローブ
サイズ | 本体全長:約208mm カラビナ&マグネット部長さ:約120mm 手のひら周り:約265mm 中指長さ:約95mm |
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重量 | 約200g / 双 |
見てください!丈が短いんです
このクイック焚き火グローブは丈がカーブしているのが特徴的で、長さも一般的なグローブと比べるとかなり短くなっています。
この構造が非常に使いやすい! グローブと手の摩擦がほとんど無いままスッと脱着できるため、はめるのも外すのも一秒もかからないんです。
重さは一般的だが、触った感じ生地が厚め
重量は、実測してみたところ171g。筆者が以前使用していた焚き火グローブが172gなので重さはほぼ変わりませんが、手に持ってみると生地が厚めでかなりしっかりしています。
丈が短いため当然サイズ感は以前の焚き火グローブよりも小さく、バックパックなどに収納するにも邪魔にならず便利です。
カラビナでぶら下げられるから、身に着けて動ける
クイック焚き火グローブにはカラビナが2つ付属しているので、普段キャンプで履いているパンツのベルトループに固定することができます。使いたいときにサッとつけられて便利なのはもちろん、「どこに置いたっけ?」となってしまいがちなグローブの行方不明防止にも役立ちます。
さあ、これでいつでもクイックに焚き火をする準備が整ったわけですが……このアイテムの真骨頂はこれからなんです!
なんと!磁石で固定できるんです
驚いたことに、カラビナと焚き火グローブを固定するものは、磁石! 磁石はカラビナ側に1つ、そしてグローブ側にも1つずつ付属しています。
その磁石が絶妙な磁力で固定されているので、歩いたり走ったりしても外れないにも関わらず、少し力を入れて引っ張るだけで焚き火グローブを外すことができるんです。
磁石なのでカラビナを外して車のリアにペタッとくっつけて干すこともできちゃうわけですが……この磁石式というユニークな発想が解消してくれるのが、件の“グローブの着脱面倒問題”です。
脱着は片手でクイック!
着けるときは、パンツのベルトループにカラビナで引っ掛けた焚き火グローブに手を入れ、カラビナとは反対方向にグッと力を入れるだけ。磁石から外れてグローブが独立し、そのまま焚き火の方へと手を運ぶことができます。
逆にグローブを使い終わった後は、カラビナの磁石部分にグローブを近づけることによってほとんど自動でくっつきます。グローブを脱ぐときも両手を使わずに、スッと外すことができました。
磁石が無くても便利!
磁石はあくまで付属されているアイテムなので、磁石での脱着が合わないと感じた場合はすべて外してグローブのみ独立させて使うこともできます。丈の短いグローブというだけでも、随分と便利ですよね。
カラビナ+磁石の連携プレーで、筆者が面倒に感じていた問題を見事解消してくれたクイック焚き火グローブ。使い勝手の良さには満足ですが、焚き火用グローブということでやはり気になるのは耐熱性ですよね。そのあたりも実際に使って試してみました。