記事中画像撮影:筆者
“ノー水滴ストレス”はマジか?
今の時期にありがちなテントやタープの結露、雨の翌日の自転車サドルなど、水滴のストレスは日常に潜んでいます。
これを解消する術はないか? と思いAmazonを探索していると「No Suiteki Stress」という素敵なキャッチコピーの製品を発見!
商品名は「STTA(スッタ)」。なんでも手洗い後、汗、グラスの結露、バスタイムの読書中など、タオルやハンカチと同じように使えるんだとか。
これほんまに使えるのか? ということで、半信半疑ながらも気になりポチったので検証してみます。
アイオン STTA スティックタイプ
材質 | スポンジ:ポリウレタン、持ち手・紐:ポリプロピレン |
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サイズ | 約φ4×15.5cm |
重量 | 63g |
珪藻土よりぐんぐん吸ってサラサラになる「スッタ」
スッタは、濡れたときにさっと拭ける超速乾・超吸水スポンジを採用した、スティック型のちょっと不思議なアイテム。
「アイオン株式会社」という吸水スポンジのパイオニア的なメーカーの商品です。
スポンジの部分は、ソフラスという超微細気孔スポンジ素材。おもに半導体・精密機器など、繊細な接触を求められるハイテク産業で使用されているそう。
吸水性の高い素材というと、バスマットに使われている「珪藻土」が代表的ですが、ソフラスの吸水量は珪藻土の3倍で、吸収速度はなんと6倍。メーカーはこのソフラス素材の開発に5年以上費やしたとのこと。これはかなり期待できそうです!
スッタの使い方と、強み3つ
使い方ですが、棒についているスポンジに水滴を吸わせる。以上です。
スッタの強みとしては、この3つ。
- 1:持ち手があるから、タオルで拭くときと違って手が濡れない
- 2:少しおさえるだけでしっかり吸水、保水力に優れているのでポタポタ垂れない
- 3:絞るとすぐに吸水力が復活。表面はベタつかないので、乾燥を待たずに何度でも拭くことができる
なんかめちゃくちゃ高性能な感じがしますが、まずは使ってみないとなんとも言えないので、とりあえずは試してみることに。
どんなところで役立つ?【とくに使えるシーン6つ】
1|濡れた自転車のサドルを拭く
出先での急な通り雨や、雨が降った翌日はサドルが濡れているので、拭かないとズボンが濡れてしまいますよね。そんなときこそ、スッタ。
タオルと違って持ち手がついているので素手が濡れません。それに、スポンジが速乾性に優れているので、自転車のサドルについた水滴ぐらいであればすぐにサラサラ。
2|濡れたスマホの画面を拭く
一日の最後は、ゆっくりと風呂に浸かって休みたいという人も多いはず。筆者はスマホや電子書籍リーダーを持ち込んでリラックスしているのですが、画面が濡れてしまうと操作がうまくいかないことも。これが地味にストレスで……。
そこで、スッタの登場。指先とスマホの画面の水滴を吸い取れば、タッチパネルの操作もスムーズになります。
3|折り畳み傘の水分を拭き取る
折り畳み傘を使ったあと、ビショビショ状態で収納袋に入れるのはちょっと……というとき、ありませんか?
濡れたままバッグに入れてしまうと、いつの間にかバッグの中全体がウェットになってる気がするんですよね。
ご覧の通り、折り畳み傘の表面をスッタで軽くなでると、あっという間に傘の表面は元通り。これなら抵抗なく収納袋&バッグに入れることができます。
ちなみに、傘についた水分を全部拭きとっても、スッタのスポンジの表面はドライなタッチで、ポタポタと水滴が垂れてしまうことはありませんでした!
4|公園などの濡れたベンチで
雨上がりに子供と公園へ遊びに行ったとき、走り回る子供を見守りつつ、親はベンチでひと休みしよ……と思いきや、「しまった、ベンチが濡れてて座れない……」ってヘコむことありますよねぇ。
そんな痛手も、スッタが解決。スッタをコロコロと回転させながら濡れた座面を拭けば、お尻を濡らさずに済みますよ。
5|水アカの防止に
お風呂場の鏡って、濡れたまま放置すると水アカがつきやすくなってしまうんですよね。
正直に言えば、ガサツ代表の筆者はあまり気にならない性格ではありますが、水滴がついていると髭が剃りにくいですし、タオルで拭いても意外と拭きムラができて見にくく感じることがありました。
でも、スッタを使えば鏡がスッキリ。見やすくなって、水アカなどの防止にもなります。
6|洗車後のバイクにも
バイク乗りの筆者。洗車後はマイクロファイバータオルなどで拭き上げをしますが、なんせ拭く面積が広いので、何度もタオルを絞りながら行うことになります。
また、拭き上げた跡が残らないように、繰り返し拭き上げることもあるんです。
そこで、洗車後のバイクにも活用できたらラクになりそうだな、なんて思いトライ。バイクは複雑な形状をしているため、スティックの状態で拭くのは難しく、途中からスポンジだけで行いました。
油などがついている部分は避けて、一部の外装のみスッタを使ってみました。筆者のバイクの場合、折りたたみ傘2つ分くらいの面積を拭く感じですかね。そこを拭き取るためにスッタを絞った回数は2回だけ。絞るとすぐに吸水力が戻るので、乾燥を待つことなく、何度でも拭くことができます。
手間は少ないんですが、個人的には拭きムラが気になる……ので、スッタである程度水気を拭き取ってから、吸水性に優れたタオルで仕上げるようにしています。洗車後の拭き上げにはこれが大正解。