正体は、焚き火で使える調理器!
この謎の筒の正体は、大手ホームセンターチェーンDCMが販売している「投げ込み調理器」。 お値段は税込みで1,097円とリーズナブル。千円くらいなら試してみてもいいかなと思い買ってみました。
「投げ込み調理器」のパッケージには、「いれるだけで美味しく簡単調理」と書かれています。投げ込むのは、食材を筒に投げ込むという意味でもあり、この筒を焚き火に投げ込むという2つの意味があるのですね。
【早速使ってみた】食材を入れるだけでOK!
では、早速使ってみましょう。まずは、焚き火を用意します。
今回は、ホームセンターで買った筆者が愛用しているコンパクト焚き火台を使ったパターンで試してみます。コンパクトサイズの焚き火でもうまく調理できるのでしょうか?
使用した焚き火台(BBQコンロ)の大きさ
- 本体:47×31.5×35.5cm(2~3人用)
- 焼面:45.5×30cm
使い方
基本的には、本体より小さいサイズの食材を入れるだけ。あとは炭火や薪火にかけて、焦げつき防止のために3〜5分おきに本体を時計回りに回転させて使用すればいいとのこと。
焦げつきを防ぐためにアルミホイルを巻いての使用を推奨とパッケージに記載がありましたが、筆者は“投げ込み”感をより楽しみたかったので、あえて巻かずにトライしてみました!
1つ目はサツマイモを使った焼き芋、2つ目は林檎を使った焼きシナモン林檎に挑戦! どちらも火を囲みながら、ホクホクと楽しみたい旬の食材です。では、レポートしていきます。
DCM 投げ込み調理器
サイズ | 約直径8.3×幅20cm |
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材質 | 本体:鉄(アルミ亜鉛メッキ)、取っ手:鉄(クロムメッキ) |
1|焚き火の定番フード「焼き芋」に挑戦
焚き火フードの定番、「焼き芋」を作ってみましょう! 筒に入るサイズのサツマイモを用意し、洗って筒に投げ入れます。
用意するもの
サツマイモ(直径8.3cm×長さ20cm以内のもの)
蓋にはロックになる部分があるので、溝に入れて蓋をしっかりと閉めます。筒のサイズにギリギリはいる大き目のサツマイモだったため、少し押しながらロックをかけていきます。
いたってシンプルな構造のため、使いやすい!
ロックできたら、あとは火の中へ投げ入れるだけ! 恐る恐る投げ入れてみます。
焚き火台に投入!
投げ入れたものの……もう少し全体的に火に囲まれていた方が良いような。これじゃあ、少し火力物が心もとない気がしませんか? 探り探り、火のバランスを変えてみましょう。
これなら大丈夫そうです! いや、むしろ火力が強すぎるのでしょうか? とにかく、この火力と決めたところから、5分のタイマーをスイッチオン。
5分放置して待ってみた
5分経ったところで、取り出します。絶対的に熱そうなので、取り出したら、しばし放置。少しだけ冷まします。
まだ蓋を開けていないのに、筒から焼き芋のふんわり甘~い香りが漂ってきました。香りだけでほっこり。開けるのが楽しみ!
香りは最高!だが…
頃合いを見て、いざ開封。
お! 見た目は、見慣れた焼き芋のイメージそのものではありませんか。成功の予感しかない!
お皿に取り出すと、予想以上に外側が焦げていますね。やはり火力が強かったのかもしれません。食べてみないとわからない! ということで、熱々の焼き芋を割って、いざ実食。
割った時に、「ホクっ」ではなく「サクっ」と音がしたので嫌な予感はしていたのですが……。外側はホクホクなのですが、内側はまだちゃんと火が通っていませんでした……。5分では短かったです。失敗!
再度、プラス10分加熱してみた
気を取り直して、焼き直し! もう一度筒に戻して、火の中に投げ込み再加熱してみます。
今度は思い切ってプラス10分、火の中に入れてみました。途中本体をくるくる動かしながら、ついにその時が!
筒から取り出すと、外は焦げ焦げですが、ナイフで切ったときのほっくり感から、成功の予感がします。
甘~い香りが最高! 「い~しや~きいも~おいも~」と幼い頃に聞いた石焼き芋屋さんのアナウンスと、甘い香りを思い出します。
中までホクホクで美味しい! 今度は成功です。皮がだいぶ焦げてしまいました。火力は弱めで、時間を倍にするくらいが良いのかもしれません。多少皮が焦げても、中を美味しく頂けるのが焼き芋の楽しいところ。
では、次の食材へいってみましょう!