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酒飲みキャンパーなら、一度は試すべき「ローホル鍋」
古参キャンパーから熱烈に支持され続ける、ローソンの人気食材を知っていますか? こちらの「ホルモン鍋」、略して「ローホル鍋(以下ローホル鍋)」の愛称で親しまれているんです。
アルミ鍋に入った、冷凍のいわゆるモツ煮ですね。しっかりと濃い味付けで、ビールから日本酒まであらゆる酒が進みます。
418円(税込)と手頃なお値段かつ、240gとツマミにもちょうどいい量。
そのままノーマルに食べて美味しいのはもちろん、そのシンプルさと旨味が凝縮した煮汁のおかげで、アレンジも自在。
全国のローソンで買えるうえ、これ1品と白ごはんで一食のキャンプ飯にもなるから、スーパーに寄れない時にはまさに救世主。
今回はそんな「ローホル鍋」の、筆者流アレンジを含むキャンプ活用法を詳しくご紹介します!
まずは、ノーマル調理で味わってみる
火にかけるだけ!10分で完成
開封するとこんな状態で、ホルモン鍋の汁も一緒に冷凍されているのが分かります。
ホルモンは豚の腸で、ほかに長ネギ・牛脂などの具材のほか、ゴマやニンニク、生姜などが薬味として入っています。
冷凍食材なので、保冷剤としての役割も兼ねてくれ、夏場のキャンプではクーラーボックス内のスペース効率がUPして便利なアイテムでもありますね。
「ローホル鍋」の作り方は至って簡単です。包装を剥がして冷凍のまま火にかけ、10分ほどしっかりと加熱するだけ。
コツというのも特にないですが、最初は中火、煮たったら強火で少し煮詰める、を意識した方がおいしい気がします。
ここまで簡単ですから、料理にあまり自信がない方のソロ用メシとしても強い味方です。
肝心のお味は、醤油と味噌、そして唐辛子の効いた濃い味付け。ホルモン自体はそれなりに大きさもあってコリコリとしており、噛み応えがなかなかクセになります。
ネギやプルプルの牛脂など脇役にも工夫があり、アクセントがよく効いていて飽きません。味は濃いけれど、意外と後から来る辛味も強く、酒で流す感じがたまらないですね。
白飯と卵で〆の雑炊まで堪能
キャンプなど屋外では、食後の残り汁の処理に困りがちですが、「ローホル鍋」の旨味たっぷりのこの煮汁、使わない手はありません。
酒を飲んだ後の〆といえば、やはり雑炊! 醤油と味噌が効いた汁には、ホルモンの旨味が凝縮されており、白ごはんと卵黄、ネギなどをぶっ込めば絶品雑炊が完成します。
パックごはんをそのまま入れても、自宅から冷やごはんを持参してもOK。再加熱すれば十分美味しいですよ。
アレンジ自在!ローソン縛りでどこまでイケる?
「ローホル鍋」はアレンジも自在。今回は思い切って、「ローソンで買える食材」縛りでアレンジしまくってみましたよ!
1|野菜もりだくさん!(冷凍ネギ、モヤシ、刻みニンニク)
「ローホル鍋」を食べていると、「ネギがもっと欲しいな!」と思う人は多いかもしれません。
入ってはいるけど、量が少ないんですよね。
そんな時おすすめなのが、冷凍の「きざみねぎ」。包丁不要で必要な分を加熱時に放り込むだけで、ドーンと増量できます。
また、「ローホル鍋」に合う野菜のもう1つがモヤシ。これは生のものがローソンで購入できます。たっぷり乗せると、迫力満点のビジュアルに!
ただ、モヤシはダシが水っぽくなるので、そこはさらにアレンジしましょう。
同じくローソンの瓶入り「刻みニンニク」をガッツリのせれば、薄まった味が補完されるにとどまらず、いよいよ「二郎系」の雰囲気すら出てきて……、たまらんですね!
2|トロトロ食感がピッタリ合う! (豆腐)
ローソンには「冷やっこセット」という商品も。木綿豆腐と薬味類のセットなのですが、この豆腐を半分くらい千切って、「ローホル鍋」と一緒に煮込みます。
「ローホル鍋」にとって、豆腐はおそらく最高の相棒といえます。豆腐のトロトロの食感がプラスされ、美味しさがひとしお増しますね。
なお、残った豆腐は普通に冷やっこで食べれば、こちらも美味しいつまみになります。
3|ローソン食材アラカルト(煮卵、ゴボウこんにゃくetc…)
本格的な「煮込み」と「鍋」の両方を目指した結果がコチラです。もちろん全部ローソンで買える食材のみ。
「ごぼうこんにゃく」というパック煮物に「煮たまご」、前述の「きざみねぎ」も加え、仕上げに「とんこつ辛味噌」なる調味料で味をパワーアップさせるというアラカルトを強行。
見た目のゴージャス感だけでなく、実際、味はかなり複雑さが増し、ブッチギリでうまいです。特に「ごぼうこんにゃく」は豆腐と双璧を成す存在かも。これだけでも試して欲しいですね。
4|〆の永遠定番はやはりコレ!(冷凍うどん)
鍋&飲みの〆と言えば、前述のごはんと並ぶ永遠定番たるアレンジ術がこちら。
具を食べ終えたホルモン鍋に、「冷凍うどん」を入れてさらに煮込みます。汁を十分に吸わせ、煮込みうどんと焼きうどんの中間ぐらいにするのがコツですかね。
今回はさらに「煮たまご」「きざみねぎ」を加えてボリュームUP。一味唐辛子を少し振るのもおすすめ。
カレーライスアレンジも激推し!いくらでも楽しめるぞ
スパイスによる味変も楽しい「ローホル鍋」。カレー粉をサッと振ればそれだけでも美味しいですが、大さじ2~3に増やして煮詰めれば、もはや立派なカレー!
さらにクミン・コリアンダー・ターメリックも小さじ1ずつぐらい足すと、笑っちゃうほど本格派。ホルモンの苦味が「わざと焦がしを入れた高級カレー」的な雰囲気を出してくれるんです。ごはんがあればもはや主菜、ゆで卵をプラスすると見た目も豪華に。
こんな風に、まだまだ無限のポテンシャルを秘めた「ローホル鍋」は、飲めない人にもおすすめです。気軽に楽しめる食材なので、ぜひ活用してみてください!