記事中画像撮影:筆者
フィールドア発、10cm厚のマット
キャンプではどんなマットを使ってますか?
こちらはここ1年ほど採用している筆者の寝床です。使っているマットはBUNDOKの「フォールディング マット」で、特に不満はありません。特に不満はない……のですが気になっているマットがあるんです。
出典:Amazon
それは「FIELDOOR(フィールドア)」からリリースされているこちら。なんと極厚10cmのマットです。
WAQあたりからも同じように10cmマットが発売されていますが、フィールドアは我々キャンパーの財布の味方、なんと1万円前後というお手頃な価格で販売されています。(※価格変動あり)
というわけで現物を試してみるべく購入しました。購入時の価格はAmazonで9,800円! 収納サイズは見ての通りで、小さめのファミリーテントのようなボリュームが。重量もそこそこありますね。
フィールドア エアーポンプ付属キャンプマット
展開時サイズ | (約)200cm×75cm×10cm |
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収納サイズ | (約)直径30cm×75cm |
重量 | (約)3.5kg |
材質 | 本体:ポリエステル / 高密度ウレタンフォーム エアーポンプ:40D リップストップナイロン |
さっそく膨らませてみた
それではさっそく膨らませてみましょう。筆者が手にしている袋が付属品のエアポンプです。これにふわっと空気を含ませ、絞り込むことで空気を送ります。
エアポンプを取り付けるキャップを見てみましょう。キャップは二段構えになっていて、次のように開けることができます。
①を開放:空気は外→内の方向でのみ移動できる
②を開放:空気は自由に出入りできる
空気を注入した後は、いくら②のキャップが逆止弁付きとはいえ、①も②もしっかりと閉める必要があります。
手順としては、まず②のキャップを開放します。すると内部の高密度ウレタンフォームが空気を吸い込み、ある程度、自動で膨らみます。そう、本製品はウレタンフォーム内蔵で、クニクニとした寝心地のエアベッドではありません。
この段階で使用してもOKなんですが、硬めにしたいときは袋状のエアポンプを使って、もっとパンパンにできるというわけです。
思いのほか使いやすい袋のエアポンプ
エアポンプを取り付けました。①のキャップだけを外した状態で取り付け、逆止弁が効く状態で注入開始です。
エアポンプは30cmぐらい離れた距離から口で空気を吹き込むと、周囲の空気を巻き込んでいい感じに膨らんでくれます。あとはスタッフバッグのように巻き込んで絞り、空気を送り込んでいきます。
完成しました。エアポンプでの注入を何度か繰り返し、かなりパンパンに膨らんでくれました。このときがファーストテイクだったんですが、何ら苦労はなかったですね。「袋のやつ難しそう……」といった心配は無用です。
サイズ的にはこんな感じ
それでは完成状態のサイズを見ていきましょう。まず長さはたっぷり2m。立てるとハイエースの屋根よりも高く、短く感じる人は滅多にいないと思います。
幅もたっぷり75cm。テントの「就寝人数:○人」はこれほどの幅を想定していないことが多く、贅沢な横幅と言えます。寝返りも打てそうですね。
厚さは極厚の10cm! 隣にCB缶を置いてみたので、感覚的に厚さがわかると思います。ちなみにリーズナブルな家具でおなじみ、「ニトリ」の薄型マットレスにも10cm厚の商品が多いんですよね。つまり家具レベルの厚さということです。
ディテールを見てみよう
それでは細部を見ていきましょう。といっても本製品はなにぶんシンプルなマットレス。「○○が可動!」とかはないので、生地や寝心地を見ていきます。
表面はサラサラとした気持ちのいい手触り。素材はポリエステルなんですがツルツルしておらず、TC素材に近いような手触りです。
裏面は他の面とはカラーが違っています。さすがに直接地面に設置するキャンパーはいないと思いますが、汚れが目立ちにくいブラックになっています。また公式スペックでは言及がありませんが、触ってみた印象では他の面よりも丈夫そうに感じられました。
最大のメリットである寝心地は……!?
実際に横になってみました。さすが10cmも厚さがあるだけあって、キャンプ場で味わえるとは思えない寝心地……! ふかふかでありながらも体をしっかり支える芯があり、ビジネスホテルのベッドに準ずるような寝心地です。またたっぷりの横幅によって、寝返りも余裕でした。
R値は公表されていないものの、冷気もガッツリ遮断してくれそうです。
ちなみに収納方法は……?
これより本製品で一夜を過ごしますが、今のうちに収納方法を予習しておきましょう。説明書を見たところ「ただ丸めるだけ」ではなく手順があるようです。
たたみ方には手順が必要
キャップを開け、まずは2つ折りに。体重をかけて空気を抜きます。ある程度空気が抜けたら、もう一発折り込みんでさらに空気を抜きます。
それが終わったら、この段階で一度キャップをすべて閉めるのがポイント。
キャップが閉まった状態で、再び広げます。なぜキャップを一度閉めるかというと、ウレタンフォームが自動で空気を取り込んでしまうからですね。
というわけでキャップを閉めたまま、今度は端っこからくるくると巻いていって……。
このくらいまで丸めたら、再度キャップを開放。そうして最後まで丸めきって、キャップを閉めたら完了です。
付属のゴムバンドで結束し、収納ケースへ。収納ケースは余裕のある容量なので、多少は雑に丸めても対応してくれそうでした。
あると便利な秘密道具
さあ今夜の寝床のために、もう一度膨らませましょう……とここで、秘密兵器をご紹介します。
こちらはAmazonで購入した「innhom」というブランドの携帯式エアポンプ。ブランド名は何と読むのかわかりませんが、Amazonで「キャンプ エアポンプ」で検索するとすぐに上位に出てきます。「【Amazon.co.jp限定商品】」の表記が目印です。