キャンプスキルは「フェス」でも活きるんです!
まず今回フォーカスを当てるキャンプinフェスとは、その名の通り「キャンプ」と「音楽フェス」が同時に楽しめるイベントのこと。
従来のフェスではステージや飲食、物販のエリアのみが基本ですが、ここにキャンプ要素も加わり、拠点を作ることができるのでより各々の時間を過ごすことができます。
そのテントサイト作りにおいて役立ってくるのが、キャンプスキル。単純にキャンプに慣れているだけでもくつろげる度合いが変わってきますが、そこに技術も備わってくるとより快適性もアップします。
ここで注意点!従来のキャンプとは少し勝手が違うのもお忘れなく
じゃあいつも通りキャンプに行く準備をして行けばいいんだと思ってしまいますが、注意が必要。会場が特殊な地形だったり、区画整理されていなかったり、オートキャンプじゃなかったり、色々とポイントがあるんです。
「キャンプinフェス」を楽しむための掟とは
その悩みの種を解決すべく、ここからは押さえておきたい10つの心得を伝えていきます。最後までお見逃しなく。
【心得その1】斜面にテントを建てることも想定しておくべし
キャンプinフェスとは言えど、キャンプ場だけが会場とは限りません。ステージや各ブースの設営が行えるように広大な土地が求められるので、スキー場や公園などさまざまな場所で行われます。
たとえば、9月に開催される「New Acoustic Camp(ニュー アコースティック キャンプ)」は水上高原にあるゴルフ場が会場です。丁寧に整備された芝生の上でテントを張れることは、キャンパーにとっても貴重な体験になるはず。
いつものキャンプ場ではなく、ゴルフ場やスキー場など、いつもと違ったコンディションの場所に設営をすることを想定しておきましょう。
さらに、人気のキャンプエリアとなってくると場所取りの争奪戦は必須で、斜面にテントを張らないといけないケースもあります。その最悪の場合を想定して、滑り止めマットや予備のペグ&ロープは持ってきたほうがやはり安心。
フェスは体力勝負なところもあるので、睡眠と休憩ができる寝床作りはしっかりと考えておきましょう。
【心得その2】大きなテントが張れるかよく確認しておくべし
斜面問題に続いて、テントのサイズも注意したいところ。複数人となると大きなテントを張れば大丈夫かもしれませんが、会場によってはテントサイトが狭かったり、混雑でスペースがなかったり、必ずそのスペースが確保できるとは限りません。
しっかりと場所を確認しつつ、設営することが大事。また、周りのテントサイトの距離感のバランスを取ることも快適な時間を楽しむためには重要なポイントです。
【心得その3】駐車場からテントサイトの距離の移動を想像しておくべし
フェスでもキャンプなら自動車を横付けできると思っている方もご注意を。オートキャンプができるエリアが設けられている場合もありますが、ステージ近くの場合は大半がフリーエリア。
そうなってくると駐車場から、人力で荷物を運ばないと行けなくなります。効率的に運搬することを考えて、キャリーカートやワゴンを用意しておくと便利です。
例えば、先ほど例を挙げたフェス「ニューアコ」は、会場がゴルフ場でカート用の道路があるので、キャリーカートやワゴンでの運搬がとてもしやすいのが特徴。クルマからの荷物の運搬が苦になりにくいフェスもあるので、こういったシュミレーションは脳内で行っておきましょう。
【心得その4】迷子にならないよう工夫するべし
テントエリアでは時として、愛用中のテントが周りの人と被るなんてこともしばしば。ライブを楽しみすぎて、暗くなってから戻るとなる迷子になってしまうこともあります。しかも会場が広いとなると、可能性大。
そんなときは最初にテントサイトを張ったエリアをマップで認識しつつ、目印になるように独自のデコレーションをつけておけば安心。ガーランドやデコレーションLEDをテントにつけたり、ランタンハンガーなど高さを出せるアイテムに目印となるものを吊るしたり……。
これもキャンプ慣れしている人ならではのスキルですね。
【心得その5】火のランタンは避けてLEDにしておくべし
日帰りする人もいるかもしれませんが、キャンプインフェスの会場は夜でも盛り上がっています。ライブも見て盛り上がるもよし、キャンプサイトでまったりするもよし、それぞれの過ごし方が楽しめますが、人の動きが多いのは事実。
光源となるライトやランタンはLEDのものを使うほうが、もしものトラブルにもなりません。火の雰囲気を楽しむのも乙ですが、安全性を取るほうが吉です。
【心得その6】ヘッドライトや小型LEDランタンは1人ひとつ持っておくべし
また、装飾されているフェス会場とは言えど夜間の足元は暗くなります。そのことを想定して、1人ひとつヘッドライトや小型LEDランタンがあると移動に便利。フェスに行く前に電池の残量もしっかりと確認しておきましょう。
【心得その7】雨の日撤収も考慮しておくべし
キャンプ同様、フェスに雨はつきもの。ここでキャンプ慣れしている人であれば、防水バッグの準備をしているはず。
画像のような大きめのものを用意しておけば荷物の運搬も楽な上に、濡らしたくないものもカバーしてくれます。
【心得その8】ボディーシートや水のいらないシャンプーは持参すべし
フェスは移動することも多く、シーズン問わず思った以上に汗をかきます。そのベタづいた状態だと寝付きが悪くなる……という人も多いかと思います。
そこで、ボディシートを準備しておけばふとしたときに役立ち、さらに水のいらないシャンプーがあればスッキリとした状態で寝床につけます。
これは、有ると無いとでは快適度が全然違うので、極力用意してもらいたい!
【心得その9】防犯のリスクも想定しておくべし
貴重品の管理は自分でしっかりと行ってこそのキャンプinフェス。大丈夫だと思ってテントサイトに置いておくのではなく、ウエストポーチやサコッシュに入れて持ち歩くなどして、防犯のリスクも軽減させましょう。
【心得その10】芝生や地面は最大限労るべし
どんな地面でもイベント会場はお借りしている場所なので、指定されたルールは守るのは当たり前。
キャンプサイトで焚き火する場合は、必ず地面から距離のとれる高さのある焚き火台を使ったり、地面へのダメージを減らす焚き火シートを敷くようにしましょう。
また、もし風が吹いて隣のテントに穴が空いてしまった……なんてリスクもあるので、しっかり焚き火を楽しみたい! という方は横風に強い筒型の焚き火台や、焚き火用陣幕などのアイテムを用意しておくと安心です。
いざフェスへ!今すぐ行けるフェスは?
あれこれと言ってきましたが、キャンプinフェスが楽しいことは間違いなし。
キャンプと音楽フェスが同時に堪能できるイベントは、2023年の後半戦もまだまだ続きます!
CAMP HACK的に狙い目なのは「ニューアコ」!
そんな中で、オススメしたいのが冒頭でも例に挙げた「New Acoustic Camp(略ニューアコ)」。
「わらう、うたう、たべる、ねっころがる」をテーマに掲げ、アコースティックなパフォーマンスが繰り広げられる人気の野外音楽フェスで、今年も9月16日(金)から19日(祝月)での開催が決定しています。
入場チケットを購入すればキャンプ泊もOK
その通称ニューアコは「水上高原リゾート200」のゴルフコースを生かした会場で行われ、足元は芝生の絨毯が一面に広がり、昼寝を楽しむ人や裸足で駆け回る子供の姿を垣間見ることができるピースフルな雰囲気が特徴。
また、意外と知られていないのですが、入場チケットを購入するだけでキャンプ泊ができるという懐の深さは他のフェスと一味違うところ。現在はすでにオートキャンプエリアのチケットは完売していますが、キャンプ自体は入場すれば誰でも可能なので、ぜひご予定を確認して参加してみてはいかがでしょうか。
クルマがない人でも行きやすい
さらに、クルマを持っていなくても参加に便利な往復バスツアーや駅からのシャトルバスも用意。あらゆる面で初心者にも優しいキャンプinフェスなんです。この機会に参戦したいという方はぜひチケットをゲットしてくださいね。
「New Acoustic Camp 2023」の公式HPはこちら
「New Acoustic Camp 2023」のチケット購入はこちら
10の掟の予習をしてキャンプinフェスを楽しもう!
ということでお送りしてきましたCAMP HACK流のキャンプinフェスを楽しむための10の掟。キャンプで培ってきたスキルを併用したり、会場や参加者に気配りをしたり、ちょっとしたことでフェスもより一層楽しめることが伝わったのではないでしょうか。
ぜひ皆さんも一緒にこの「10の掟」を胸によき思い出作りに励みましょう。