PFC(フッ素化合物)フリーを実現した「新生ゴアテックス」本格始動!
今回の目玉のひとつが、GORE-TEX(ゴアテックス)で知られるゴア社とパタゴニアの協働で開発された、フッ素化合物(PFC)フリーを実現した新しいゴアテックス素材のトピックです。
これまで、ゴアテックスを含む多くの防水透湿素材にはPFC(フッ素化合物)が使用されてきましたが、人体にも環境にも悪影響を及ぼすということからパタゴニアでは原料を「ePE(延伸ポリエチレン)」に刷新。
これは、40年以上にわたり研究を重ねてきたゴア社の知識とノウハウの賜物なのだそう。
ダウンジャケットにも「新生ゴア」を搭載!
これまでも一部のウェアにはこの「新生ゴアテックス」は搭載されていましたが、2023年の秋冬からそのラインナップが一気に拡充。アルパイン向けのラインだけでなく、ライフ・アウトドアのカテゴリーのウェアにも「新生ゴアテックス」が採用されました。
それがこのダウンジャケット「ストームシャドーパーカ」。パタゴニアでもっとも保温性を持つパーカーのひとつであり、700フィルパワーの100%リサイクルダウンを封入。
メンブレンだけでなく、表地のDWR(耐久性撥水加工)もPFCフリーとすることで、フッ素化合物を含まないウェアが完成しました。
冷気や雪の侵入を防ぐ袖口の仕様やポケット内側のハンドウォーマーポケットなど、究極まで温かさを追求したディテールも見逃せません!
50周年記念コレクションも充実
2023年はパタゴニアが誕生して50年の節目の年ということで、アニバーサリーを記念した「ナチュラル・アイコンズ」コレクションも登場。
パタゴニアの定番アイテムを、化学物質に頼らず天然素材で再構築したシリーズとなっています。一気にご紹介していきます!
植物性ワックス加工の「Waxed Cotton Jacket」
まずひとつ目がこちらの「Waxed Cotton Jacket」。
コットンキャンバス生地をベースに、オリーブ由来の植物性ワックス加工を施すことで、化学物質を用いることなく優れた耐久性と耐水性を実現しています。
ダウンなのにコットンな「Cotton Down Jacket」
続いては、パタゴニアのアイコンのひとつでもあるダウンジャケットをコットン生地で再定義した「Cotton Down Jacket」。
600フィルパワーの100%リサイクルダウンをたっぷり封入してるうえ、裏地には起毛素材を採用し、極上のあたたかさを実現しています。
ウールを混紡した「Natural Blend Retro Cardigan」
そして、パタゴニアを象徴するフリースも天然素材を一部使用してリメイク。
リサイクル・ポリエステルにリサイクルウールを23%混紡し、天然の素材を取り入れています。
レトロな「Natural Blend Snap-T」にもリサイクルウールを
レトロなカラーリングがキュートなこちらにも32%の割合でリサイクル・ウールが混紡されています。
中央のポケットはファスナー式なので、貴重品を入れておくのに便利。真冬には、ホッカイロを入れるのにも重宝するかもしれませんね。ちょうど「みぞおち」あたりを温めてくれそうです。
ブドウの種を利用?「Waxed Canvas Tote Pack」
最後にご紹介するのはバックパック。こちらには、ブドウの種から抽出した対候性の高いワックスコーティングで雨をブロック。
ファスナー仕様なので、ゴロンと横に倒れても荷物がこぼれ出る心配がなく安心です。ショルダーストラップを収納すれば、トートバッグとして持てる2WAY仕様なのもうれしいポイントです。
パタゴニアの革新は進む
この他にも、TPU素材が生み出す光沢感が特徴だった「ブラックホール」シリーズにリサイクルTPU素材を採用するなど、妥協ないものづくりの姿勢を貫くパタゴニア。自然を愛するキャンパーであれば、どれかひとつは秋冬のファッションに取り入れたいところですよね!
各アイテムの気になる詳細は、公式HPをご確認ください!
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