記事中画像撮影:筆者
かつての憧れギアに、今、新ブームが到来!
ひと昔前、キャンパーなら誰もが一度は目にしたであろう、スタンレー「クラシックランチボックス」。「クラシックボトル」シリーズと共に、キャンパーたちの憧れギアの1つでした。
時は流れ2020年。復刻販売の開始をきっかけに、一周回って今、新ブームが到来! 自作天板など取り付け、“超ミニマムなコーヒースタンドBOX”にして楽しむスタイルが流行中なんです。
さらに2022年8月には国内初「マットブラック」カラーが発売。ブラック&コーヒーギア好きの筆者の食指も遂に動き出し……。
購入後早速、中に入るギアだけでコーヒーセットを組んでみたら、まるで小さな秘密基地を作っているようでめちゃくちゃ楽しい! 世界中でハマるキャンパーが続出中なのも納得です。
今回は、そんな「クラシックランチボックス」の魅力と筆者流カスタムスタイルを詳しくご紹介します!
スタンレー クラシックランチボックス マットブラック
サイズ | 幅33.0×奥行16.5×高さ25.4cm |
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重量 | 1,680g |
材質 | ハンドル(持ち手)/ポリプロピレン、ハンドル(金具)/ステンレス鋼、蓋/スチール、本体内側(金具)/ステンレス鋼、本体内側(掛け金・蝶番)/ステンレス鋼 |
新ブーム到来!「クラシックランチボックス」の魅力とは?
レトロな見た目が可愛い
「クラシックランチボックス」の魅力と言えば、やはりまずそのレトロなルックスです。無骨なようでいてコロンと丸い曲線フォルムがどこかノスタルジック。
サイトに置いてあるだけでインテリアがランクアップする存在感は、収納BOXという役割を超えて、ギアとしての所有欲も大いに満たしてくれます。
さらに、筆者が購入したのはタイのガレージブランドUNITO(ユニト)のカスタムモデル。
正面に「UNITO」ロゴがあるほか、上部のハンドルと正面の掛け金部分がブラックレザーカバーでカスタムされ、よりヴィンテージ感が増しています。(サイドにはセルフでUNITOのステッカーを貼り付け)
出典:Instagram by@stanley_jp
国内で販売中のスタンレー純正品は、ブラックのほかにネイビーとグリーンが。また、並行輸入品として海外限定カラーのホワイトもECサイトなどで見かけます。
どれもクラシックシリーズのレトロな雰囲気を踏襲し、豊富なカラバリから、より自分のサイトにマッチするカラーが選べるのもうれしいところ。
見た目以上の収納力
サイズはW33 × D16.5 × H25.4cmと一見コンパクトですが、上蓋にかなり高さがあり、背の高いケトルやギアもしっかり収納できるんです。
出典:Instagram by@stanley_jp(画像はスタンレー純正品のネイビーカラータイプ)
しかも、上蓋内側には“押さえ金具”付き。水筒など重さのあるものを、寝かせたまま固定できるんです。
このギミックにより、本体下部に食材など柔らかいものを入れても、上蓋に収納した重量物に潰されず、上蓋スペースが効率的に使えて見た目以上の収納力があるのがポイント。
長く使えるタフな作り
スチール製のボディは1.68kgと少し重いですが、リベット留めされたパーツ・しっかりとした蝶番など、いかにもタフな作り。
ボックスを開ける際はステンレス製の掛け金を持ち上げるだけ。シンプルかつ質実剛健な作りで、触れば分かる、どうやっても壊れなさそうな安心感があります。
開くだけ!どこでも楽しめる“超ミニマムコーヒースタンド”に
自作天板や国内ガレージブランドのカスタム用天板を使うなど、さまざまなカスタムスタイルがありますが、筆者が愛用中なのは、丸っとUNITOのカスタムセット。
今、世界中のコーヒー&アウトドア好きの注目を集めるブランドで、タイの人気インスタグラマー@pichit89さんはじめ、愛用者が急増中です。
まず、こちらが天板パーツ。展開した上蓋側にはチークウッド製のロールトップテーブル天板を、本体側には「スタン コンビネーションブラック」(ブラックアルミ製ハーフ天板2種セット)の穴あき天板のみを載せています。
本体内部には別売りオプションの「ソフトボックスライナー」をIN。ボックスとギア、ギア同士の接触から守ってくれ、ガチャガチャと音が鳴りにくくなるので筆者的にはマストアイテム!
さらに、上蓋内側の“押さえ金具”をUNITO「ロングハンガー」に交換。画像のように外側へ展開すればハンギングバーに早変わり。(“押さえ金具”としては機能しません)
ドリッパーの受け皿やコーヒーメジャー、ランタンまで吊るせて、テーブルスペースに余裕ができて動線もスムーズに。
UNITOのアイテムは、公式InstagramからのDMにて購入可能です。なんと、日本語に対応しているので取引がはとてもスムーズでした。
▼UNITOの公式Instagramはこちら
全セット内容はこちら
コーヒーBOXセット内容
1.ソフトボックスライナー 2.スタン コンビネーションブラック(穴あき天板)3.木製フォールディングトレイ 4.ウッドスプーン 5.Thouswinds「ミニシェラカップ」6.SOTO「スライドトーチ」&レザーカバー 7.DACKNOT「シェラカップ」8.watchget「スケール」&barrel knot「 ITA」9.TIL DSN「ウォーターボトル」10.Cores「ゴールドフィルター」11.TSUBAME「琺瑯マグ」12.Cores「ポータブルコーヒーグラインダー」13.BLACKDOG「LEDライト」14.ドリップノズル 15.トランギア「ケトル 0.6L」16.プリムス「P-153」17.SOTO「パワーガス 105」
現在、筆者の最新の「コーヒーBOX」セットを構成する全内容がこちら。中身を全部出すと、こんなにもたくさんのギアが!
天板などUNITOのカスタムアイテムはもちろん、Coresのドリッパーやコーヒーグラインダー、トランギア「ケトル 0.6L」などのコーヒーツールだけでなく、コーヒー作りに不可欠な水まで全て収納できるように厳選!
実はこれでもまだ余裕があり、おやつや小皿なども入ります。
この「コーヒーBOX」1つあれば、開くだけでどこでもサクっとコーヒーを淹れられる、超ミニマムなコーヒースタンドが実現します。
ここまで突き詰めるにはかなりの試行錯誤がありましたが、コツはなんと言っても「入れられるところにとにかく突っ込む!」です。“隙間は敵”くらいの執念ですね。
スタッキングすればするほどスペース効率がUPしますが、それぞれサイズ感の相性も重要。シンデレラフィットを期待しつつ、いろいろ試す時間も「コーヒーBOX」の醍醐味の1つです。
己を試される“スタッキングゲーム”で遊ぼう!
適当にギアをチョイスするとBOXに入りきらないし、天板の上だけでは作業が完結しなかったり……。
せっかく「コーヒーBOX」で遊ぶなら全てをBOXで完結&収納したい! 使っているうちにそんな欲求がフツフツと湧いてきます。
まるでパズルゲームのように、BOXに試されているようでとても面白く、完璧に収まったときの気持ち良さは病みつきに! みなさんならどうやってこの中に収めますか?