キャンプのギア選びで悩むのは、やっぱりテント
キャンプを始めるにあたってまず揃えるものとして思い浮かぶのがテントではないでしょうか。どんなテントにしたらいいのか?悩みますよね。今回は子連れキャンパーの私が選んだテント「コールマンウェザーマスターワイドツールームSTD」についてご紹介します。
テント選びの決め手は?
出典:越谷レイクタウン
子連れキャンパーの我が家がテントを選ぶにあたってどんなことを重視したのか、列挙してみました。
【重視したいポイント】
①設営は簡単なものに限る!子供たちがサイト内で我慢できるのは30分が限界。一人でも建てられたら最高!
②お昼寝必須の幼児のためにお座敷タイプのリビングスペースを設けたい。
③子供の衣類や便利グッズなど荷物が多いのでテントはなるべくコンパクトに収納できるものがいい。
④やっぱり出費はなるべく抑えたい。
以上を踏まえて実際のテント選びの際に確認するポイントを整理します。
【我が家のテント選びのポイント】
①テントとリビングスペースを一気に立ち上げられるツールームタイプがいい。
②なるべく張り綱の本数が少ないものがいい(ペグダウンの時間を節約したい)。
③収納袋1つに収まり、重量がなるべく軽いものがいい。
④質が良く、価格が抑えられたものを探したい。
これらの条件の他、インナーテントに4人がゆったり眠れるもの。天井高2m以上という条件も追加して、飽きの来ない色味、キャンプを初めてしばらくたっても納得できる性能という面から気になるツールームテントを4つに絞って比較してみました。
<候補1>
スノーピーク ランドロック
出典:スノーピーク
税込価格:171,720円
横×奥行×高さ=405cm×625cm×205cm
重量:22.0kg 収納袋2つ
シールドルーフ別売り
<候補2>
コールマン ウェザーマスターワイドツールームSTD
出典:コールマン
税込価格:102,600円
横×奥行×高さ=335cm×565cm×205cm
重量:17.9kg 収納袋1つ
<候補3>
コールマン ウェザーマスターワイドツールームコーチ
出典:コールマン
税込価格:140,400円
横×奥行×高さ=360cm×610cm×205cm
重量:26kg 収納袋1つ
<候補4>
キャンパルジャパン ティエラ5-EX
出典:キャンパルジャパン
税込価格:159,840円
横×奥行×高さ=315cm×555cm×205cm
重量:20.7kg 収納袋1つ
このなかで、圧倒的に設営が簡単なのが<候補2>のコールマン ウェザーマスターワイドツールームSTDです。
前室のサイズがランドロックやツールームコーチと比較するとすこし小ぶり?という心配もありましたが、子供がいるため火を使うキッチンを野外に作ることを考えればリビングスペースの広さは充分。
また、重量が最も軽く価格も最も安く、それでいて耐水圧3000mmというスペックを持っていることや、収納のコンパクトさなど、広さ以外の利点が勝りこのテントの購入を決めました。
収納サイズを見てみよう
車載イメージは上記の通り。左の大き目の茶色いバッグがテント、右の少し小さめの茶色いバッグがスクエアタープです。
SOTOのツーバーナーと比べるとこんなイメージ。ツールームテントとしてはコンパクトに収まっていると思います。
そして重さについては小学校低学年でも持ち上げられるほどですので、高学年になれば持ち運ぶことも可能でしょう。
女性が持ったイメージはこちら。少々重いものの、子育て中のママならば持って歩けない重さではありません。
設営の手順
このテントはツールームでありながら一人での設営も簡単なほど、あっという間に設営が終わります。では写真で設営手順を追っていきましょう
【手順1】
出典:コールマン
テントを広げてリッジポールを通します。
【手順2】
出典:コールマン
端が黄色のメインポールを黄色のスリーブに通してテントを立ち上げます。
【手順3】
出典:コールマン
サイドポールはメインポールの上を通すようにします。
【手順4】
出典:コールマン
端が赤いリアポールは赤色のスリーブに通します。
【手順5】
出典:コールマン
設置場所を決定したらペグで固定し、インナーテントを吊り下げます。
【手順6】
出典:コールマン
ルーフフライをかけたら張り綱を固定して完成です。
実際に使ってみた
【前室はどう使う?】
前室は赤ちゃんのお昼寝スペースとするため快適なお座敷を目指しました。そのためにまず敷くのがこのリビングフロアシート320。
ご覧の通り横幅はピッタリです。前後は前をぴったり設置すると後ろがインナーテントの下に入り込む感じになりますが、あまり気にはなりません。
リビングフロアシートの上にはテントインナーシート320を敷いていますが、前後のサイズが同じではないので写真の通り少しスペースがあいてしまいます。この余白を別のマットで埋めるもよし、このまま玄関代わりに使うもよし。使い方は様々考えられます。
【インナーテント内は?】
インナーテントはEVAマットなら4枚、ローコットも4つ設置が可能です。しかし、ハイコットは、インナーテントの上部が斜めに内側に入り込んでいる関係で3つが限界となっていますので注意が必要です。
サーマレスト Zライト R コヨーテブラウン
どんなタープと相性がいい?
このツールームとの相性がいいタープはどんなものなのか?悩んだ末にたどり着いたのがこのコネクティングスクエアタープ/Mです。
廃盤品ということで現在どの店舗も「在庫限り」で手に入りにくいのが残念ですが、テントの前に設置しても、サイドに設置しても相性バッチリ。サイトのサイズに合わせてレイアウトを工夫するのも楽しみの一つになりそうです。
また、夏の暑い日などはタープを前室の上へ掛けるようにして設置すれば夏の暑い日差しも遮ってくれ、テント内の温度上昇も抑えてくれます。その際はテント側のタープポールを高さのあるものに替えればタープの下にテントを入れるだけで済むので設置も非常に簡単です。
写真で使用しているものはこれ。105cmから250cmの間で高さの調節が可能なため、様々な状況に対応できます。
なお、雨の日にはテント側にはポールを立てず、テントに密着させるようにロープで直接地面に固定すればタープに雨水が溜まるのを防ぐことができます!
ウェザーマスターワイドツールームSTDはバランスの取れた優秀テント!
立てやすさ、収納性、大きさなどのバランスがよく取れているなぁ、と使う度に実感するこのテント。メッシュ部分が少ないので夏は暑いかも?という心配も、夏場はインナーテントを外してコットを使えば涼しく眠れるので問題なし。
さらには、雨の撤収でも抜群の撥水力で収納袋がびしょ濡れになることもなく、小一時間干せば乾いてしまう上、幕体が軽いので干すのも楽。と使い勝手も上々です。
快適に過ごすために必要なギアが増えがちなオートキャンプ、仕舞ってコンパクト、出して広々のSTDは選んで間違いなし!のおすすめツールームテントです。