影の立役者「ウォールナット」ギア
【 Before 】
以前は、キャンプサイトがサンドカラー一辺倒だった筆者。
【 After 】
キャンプ年数を経るにつれ、徐々にブラックギア率が高まってきて、今に至ります。
けれど、全ギアが真っ黒なのも個人的にはどこかソリッドすぎる気がしており……。ゴールドやウッド製品などで、カジュアルなテイストを加味しています。
ですが、ウッド製品はその重さがデメリットで、当初は小物ギアの導入にとどまっていました。ところが、「ウォールナット」なら比較的軽くて丈夫ということを知り、収集がスタート!
今回は、筆者のブラックベースサイトに柔らかい表情や奥行きを与えてくれる影の立役者、「ウォールナット」製の愛用ギア7選をご紹介していきます。
愛すべき「ウォールナットギア」7選
1. PROLOG「Wooden Dripper Holder for Origami Dripper」
筆者のウォールナットギアデビューは、忘れもしない、PROLOG(プロローグ)「Wooden Dripper Holder For Origami Dripper(以下ドリッパーホルダー)」でした。
プロローグは韓国発のガレージブランドで、ウォールナット製品をメインに高精度・高品質なギアを1点ずつハンドメイド。
このドリッパーホルダーは、最高評価のアメリカンブラックウォールナットを使用。亜麻仁油が主成分の人体に無害なコーティング仕上げで、耐水性・耐熱性にも優れます。
キャンパーにも人気の、岐阜県発のガレージブランドORIGAMI(オリガミ)の「ORIGAMI ドリッパー」専用設計で、S・Mサイズに共通の仕様です。見た目の重厚さに反して重量は約60gと軽量。
特徴的な星型の穴はドリッパーのリブ形状に合わせたもの。精密なレーザー加工が施され、しっかりホールドされてグラつきません。
しかも「PROLOG」のロゴ刻印部分は、たったのプラス362円(2023年6月現在)でアルファベット20字までのオリジナルテキストに変更可能なんです! 日本語サイトがあるから注文も簡単。
ちなみに筆者は自身のInstagramネーム「sotograph」をオーダー。ギアへの愛着が一層増すし、プレゼントにも最適なドリッパーホルダーです。
▼PROLOG「Wooden Dripper Holder For Origami Dripper」の詳細はこちら
▼「ORIGAMI ドリッパー」の詳細はこちら
2. 1050works「SSC(SUGOI SUTEKINA COASTER)」
愛知県の金属加工業を営む町工場が立ち上げたガレージブランド、1050WORKS(トーコーワークス)。「SSC(SUGOI SUTEKINA COASTER)」は、ウォールナット無垢材から削り出し、全周に名栗加工を施したコースターです。
中央のプレート部分は金属製で、ヘアライン加工の真鍮・高強度のブラックパウダーコーティングの2種があり、4つのデザインがラインナップ。
サイズは約W137×H15mm(内寸約W100mm)で、重さは約150g。幾何学模様柄のデザインは、無機質ながらも華やかで存在感があります。
レーザーで型抜きされた穴があるため、カップから滴る水滴からテーブルを保護するというよりは、小型LEDランタンなど小物ギアの下に置いてインテリアのアクセントにする使い方がおすすめ。
最近ではコースターをアレンジした「Gekka(ゲッカ)」というランタンハンガーも登場。コースターと組み合わせて使えば、インテリアの統一感がUPします。
「思い立ったら即試作!」がモットーの1050WORKS。続々と新製品がリリースされているので今後も要注目です!
▼1050WORKS公式オンラインストアはこちら
▼1050WORKSについて詳しくはこちらもチェック!
3. Humble 「ハンブルOne ウォルナットR」
続いてはオランダ発、Humble社の「ハンブル One ウォルナットR」。
フィラメント電球を思わせるアナログデザインながら、アウトドアでの使用に便利なバッテリー内蔵型の充電式LEDランタンです。連続点灯時間は40〜140時間を誇ります。
電球の色温度は2200Kと、一般的な暖色LED(3000K)より濃いオレンジ色。さらにはLEDとは思えない柔らかな光源がポイントです。
サイズは約W95×D95×H195mmと小ぶりで、重量は約298g。デザインも豊富で、筆者は4種類所有していますが、なかでもウォールナットボディのタイプがお気に入りです。
本物のウォールナット材ではありませんが、マットな質感で忠実に再現。1つテーブルの上に置くだけで一気に上質な空間ができ上がり、どこかノスタルジックな雰囲気も演出してくれます。
電球自体はガラス製なので携行時には注意が必要ですが、別売りで安全に持ち運べる専用ケースもリリース。交換用電球も別売りされており、万が一破損しても安心です。
また、防水規格がIP65のアウトドアモデルもラインナップ。こちらは残念ながらウォールナットタイプはありませんが、よりタフに使いたい人にオススメです。
ハンブル ハンブル One ウォルナットR
サイズ | W9.5×D9.5×H19.5cm |
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重量 | 298g |
連続点灯時間 | 140〜40時間 |
バッテリー | リチウムイオンバッテリー、USB-C/Qi-Standard式ワイヤレス充電 |
充電時間 | USB/2〜5時間、ワイヤレス/4〜8時間 |
発光色 | 2200k(3段階調光/別売りリモコン対応) |
材質 | ベース:アルミニウム 外側カバー:鉄 内側カバー:ABC パッキン:TPUラバー |
4. PROLOG×TARPtoTARP「ウッドリマインダー」
お次は、PROLOGとTARPtoTARPのコラボアイテム「Wood Reminder(ウッドリマインダー)」。ハリオ製V60ドリップスケール用のウッドプレートで、2ブランドのロゴがWネームで刻印されています。
こちら、3M製品の両面テープが同梱されており、貼り付けるだけでセットが完了! 真っ黒なドリップリップスケールが、簡単にイメージチェンジできてしまいます。
そして、「ウッドリマインダー」というネーミングの理由がこちら。よく見ると、TARPtoTARP仕様のコーヒーレシピの刻印が。レシピを忘れてしまっても、これを見て思い出しつつ、美味しいコーヒーを淹れられます。
また、アメリカンブラックウォールナットを使用したプレートは、面が広いため木目や色の違いが分かりやすく、人と被ることがないのも魅力です。
▼「ウッドリマインダー」の詳細はこちら
5. オピネル「ステンレススチール ウォールナット」
キャンプナイフの超ド定番と言えばオピネル。1890年フランス創業の老舗メーカーで、一つ一つ職人によるハンドメイド。部品は全てフランス国内生産にこだわります。
なのにお手頃価格で、数え切れないほどのモデルやカラー、サイズのラインナップが。……そう、実はハンドルがウォールナット製のモデルも登場しているんです! それが最近追加購入したこちら。
オピネルナイフの刃の材質には、メンテナンスが楽なステンレススチールと、切れ味抜群のカーボンスチールの2種があります。
カーボンはステンレスに比べて錆びやすく、こまめなメンテナンスが必要ですが、使うほどに味が出てとても愛着が湧くのも魅力です。
ですが、筆者が今回購入したウォールナットハンドルのタイプは、残念ながらステンレススチールのみのラインナップ。
ウォールナットハンドルはこれから経年変化を楽しめるとして、初代オピネルの使い込んだカーボン刃の雰囲気も得難いものが……。そこで筆者は、ウォールナットハンドルにカーボン刃の移植を計画中。
比較的お手頃価格なので「ニコイチカスタム」してもお財布にダメージは少なめ。成功した暁には、また別の機会にご紹介したいと思います!
オピネル ステンレススチール #8 ウォールナット
サイズ | ブレード/約85mm |
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重量 | 約43g |
材質 | ブレード/ステンレススチール、ハンドル/ウォールナット |
オピネル ステンレススチール #9 ウォールナット
サイズ | 刃渡/9.1cm |
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重量 | 52.6g |
材質 | ブレード/ステンレススチール、ハンドル/ウォールナット |
6. NODEL DESIGN「バタフライテーブル S/M」
そしていよいよ、大型のウォールナットギアの登場!
インテリアデザイナーBECKさんが、「野に出るためのデザイン=NODEL(ノデル)」をコンセプトに立ち上げたNODEL Design(ノデルデザイン)から、2023年にリリースされたばかりの「バタフライテーブル 」です。
同ブランド「The Solo」シリーズのメインアイテムであるバタフライテーブルは、サイドテーブルに便利なSサイズ(展開時W530 x D290 x H225mm / 1.9Kg)と、メインテーブルとなるMサイズ(展開時W832 x D440 x H370mm / 4.4Kg)の2種類があります。
MADE IN JAPANにこだわったクオリティや洗練デザインもさることながら、1番のポイントは、S・Mサイズ共に折り畳み時の厚みが20mmと極薄になる点! 独自の折り畳み機構がこの薄さを実現しています。
天板はウォールナットとビンテージオークから選べ、表面は艶消しウレタンクリアー仕上げで水滴や輪染みなどの汚れを防ぎつつ、木目本来の美しさも楽しめます。
どちらのサイズもサイドにハンガーが埋め込まれており、ギアなど吊るせて便利です。
さらに、別売りキット「FB-bridge(2023年7月予約販売開始予定)」などを装着すれば、スノーピーク「フラットバーナー」のマウントも可能に。
テーブルを10数台所有する筆者としては、デザイン性に加えコンパクトさと拡張性を兼ね備えた新ジャンルのテーブルと感じており、最近のお気に入りウォールナットギアです。
▼NODEL DESIGNの公式ストアはこちら
7. FALLWORKS「omamakiokidai」
片手で掴めるこちらのスティック、収納状態からは何のギアなのか想像がつきませんよね。こちら、実は薪スタンドなんです! 京都発、木と金属のキャンプギアブランドFALLWORKSの「omamakiokidai」というアイテム。
ウォールナットのベースにアイアンの脚が収納されており、W35×H35×D400mmというコンパクトさ。重さも約1Kgと薪スタンドとしてはかなり軽量な部類です。
組み立ては、ベースに空いた穴に4本の脚を差し込むだけで完了。
このシンプルかつ華奢な見た目で、25cm以上の薪を15Kg(薪2束程度)まで乗せられるから驚きです。
薪スタンドはなにかと嵩張るイメージですが、「omamakiokidai」は、筆者が焚き火ツールをひとまとめに収納しているBallistics「ラージペグアンドツールバッグ」に収まることが分かって即導入。
薪スタンドとして薪を地面の湿気から遠ざけたり、まとめて移動させるのに便利なのはもちろん、焚き火周りのアクセントとしてもよく映えるデザインも魅力です。
▼FALLWORKS公式ストアはこちら
ウォールナットギアでサイトに「こなれ感」を!
ウォールナット製品は軽くて丈夫かつデザイン性も高く、アウトドア製品の素材としても大変人気です。さまざまなブランドから数多くリリースされ、ギアの選択肢が多いのも嬉しいポイント。
キャンプサイトに取り入れることで「こなれ感」を演出できるし、幅広いスタイルに差し色としてマッチします。
筆者的サイトの統一感を出すコツは、「ギアは3色まで!」。ぜひ皆さんもウォールナットギアの導入にチャレンジしてみては?