「日常の暮らし」が豊かになるアウトドアの情報
これまでCAMP HACKではアウトドアな情報をたくさんお届けしてきましたが、視点をすこし日常やインドアに落とし込み、日々の暮らしにも新たにフォーカスしていきます。
そこでテーマに掲げたのが「アウトドアな暮らし」。
この連載では、キャンプ道具やアウトドア経験で蓄えた知識を、インテリアや仕事、料理、ファッションなど、様々な形で日常に活かしている方に取材し、そのノウハウを紹介していただきます。
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#05は、とことん好きなことに没頭する暮らし
#05のゲストは、愛知県在住のフォトグラファー、sotographさん。これまで数多くのキャンプギアを手にしてきたsotographさんが「家でも毎日使いたい」と思っている、選りすぐりのアイテムを6つご紹介します。
sotographさんのおうちをインタビュー
ソロ・デュオキャンプのときは、とことん好きなギアを持ち出したり、思い切り削ったり、テーマを決めてキャンプに行くというこだわり派。そんなsotographさんの”アウトドアな暮らし”を拝見します!
リビング編|ローテーブル
1.hxo × NEIGHBORHOOD/W-MODULAR TABLE
リビングで過ごす際にはなにかと使用しているという、台湾発のアウトドアブランド「hxo(エイチエックスオー)」のローテーブル。
しまっておくのも勿体ないので活用しようと思いました。食事はもちろん、仕事でノートパソコン作業をする際にも使っています。
大きさの割に軽く、天板のサイズ感がちょうどいいところがお気に入りです
愛用モデルは、ストリートブランド「NEIGHBORHOOD」とのスペシャルエディション。hxoの定番品にはないウォルナットカラーの天板がシックな装いのモデルです。
天板がリビングの床の色と似ていたため、天板にグレーのレザーマットを、床にラグを敷くことでバランスを取っています
あえて天板の上にカラーの異なるレザーマットをプラスすることで、床と同化せずメリハリのある印象に。
かつてキャンプではヘリノックスの「タクティカルテーブル」を愛用していたsotographさんですが、hxoのテーブルは子どもが天板を押しても外れないため、安心して使えているそうです。
キッチン編|クッカー、ダッチオーブン
2.スノーピーク/ヤエンクッカー1000、1500
自宅用のフライパンや鍋を洗うのが面倒に感じたことがきっかけで、キャンプで長らく愛用している「ヤエンクッカー」を使ってみたら、これが大正解。
薄くてコンパクトなので、洗ったり片付けたりが楽なんです。一人分の料理や、少量の食材を調理するときに使っています
アルミ素材にフッ素加工がなされているため汚れが落としやすく、浅型のため収納スペースを取らないところが日常使いしやすいポイント。
また、フタには湯切りができる穴があったり、フタがシリコン素材でつまみやすかったり、家で使うにも申し分ないスペックです。
取り回しをよりラクにするため、収納方法もひと工夫。
シンク下などに出し入れするのが面倒だったので、“見せる収納”として壁掛けにすることで、より使いやすくしています
スノーピーク ヤエンクッカー1000
重量 | 390g |
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容量 | 1.2L |
スノーピーク ヤエンクッカー 1500
重量 | 520g |
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容量 | 1.9L |
3.スノーピーク/コンボダッチデュオ
煮込み料理を作るときは、小型のダッチオーブンとポット、2つのスキレットがセットになった「コンボダッチデュオ」が活躍中。
ダッチオーブンには重たいイメージがありますが、コンボダッチは薄く作られているので、比較的軽くて使いやすいです。すべてスタッキングできてコンパクトになるところも◎。
ダッチオーブンで煮込んだら料理がよりおいしくなる気がしたので、家でも使うようになりました
sotographさんはスキレットの持ち手用に、革のハンドルカバーを自作。「どんどん馴染んでいくのが嬉しく、自分だけのアイテムで満足感がある」のだそう。
なお、普段はキッチンではなくキャンプギアを集約している部屋に。“見せる収納”をして日頃から愛でるのがsotographさん流です! スノーピーク コンボダッチデュオ 重量 4kg 容量 1.6L
書斎 兼 キャンプギア収納部屋、キッチン編|LEDライト、コーヒー道具
4.humble/ハンブル 1、ハンブル 2
ギアの収納部屋で過ごすときや、夜に灯りを落として作業するときに。LEDらしくない柔らかい光で、本物のフィラメント電球を感じられるところが気に入っています
炎のゆらめきを表現しているコードレスランプは、オランダ生まれのメーカー「humble(ハンブル)」のもの。暖色のLEDフィラメント電球が特長的で、丸みのあるフォルムとデザインの美しさが際立つアイテムです。
左から、防水仕様でアウトドア向きの「Humble 1 アウトドア」、通常モデルの「Humble 1」、旧型の「Humble 1」、凛とした立ち姿のスタンドライト「Humble 2」。
あまりにも好きすぎて、今ではこの4つを所有。自宅のインテリアと、持っているキャンプギアのテイストに合わせてカラーをチョイスしたのだそう。
HUMBLE HUMBLE ONE
重量 | 約375g |
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点灯時間 | 最大明度:約40時間、最小明度:約140時間 |
HUMBLE HUMBLE TWO
5.Beasty Coffee/ケトル
デザイン家電のパイオニア的存在「amadana」が手がけるコーヒー器具、「Beasty Coffee(ビースティーコーヒー)」。
コーヒーにハマり、家でも毎日ドリップするようになったsotographさん。ドリップ用の電気ケトルがなかったため、こちらのケトルに移し替えて使うようになったそう。
なんといっても、美しいカラーとシルエット。それに、ハンドルが手に馴染むところもお気に入り。
グロスカパーは他の色に比べて目立ちますが、意外とどんな場所にも馴染んでくれます
輝きが美しい定番色のグロスカパーと、「TARP TO TARP」オリジナル色のモルタルグレーを愛用中。
細部にまでこだわって作られたケトルを手にすれば、日々のドリップタイムがより特別な時間になりそうです。
6.各種コーヒーサーバー&ドリッパー
ほかにも数多くのコーヒーギアを収集中のsotographさん。キャンプギアの収納部屋に“コーヒースペース”を設け、朝夕のドリップを愉しんでいます。
これまで家では洗いやすい100均のものを使用していましたが、どうせ淹れるならお気に入りの器具で! と思い、デザイン性の高いアイテムを手に取るようになりました。
とくに、ブラックやゴールドのアイテムが好き。なるべく同系色をセレクトして統一しています
愛用のメーカーは、前述したビースティーコーヒーのほか、コレス、ホルツクロッツ、カリタ、ORIGAMI、ブラスコラプシブルなど。ドリッパーによって味の出方が変わるため、「それを攻略するのもひとつの楽しみ」なんだとか。
番外編|見せる収納棚
記事中、何度も登場した“見せる収納棚”。これはキッチンやギアの収納部屋にDIYしたスペースのことで、ほとんどの道具を目視できるように陳列しているそう。
僕は毎回色々なキャンプスタイルに変更していくので、必要なアイテムがチョイスしやすいんです。なるべくデッドスペースができないように、棚板の高さを変えられるようにしたところもポイントです
書斎とギア収納を同じ部屋に設けることで、仕事中も選りすぐりの道具たちを愛でることができる空間に。クゥッ、ギア好きにはたまらない……!
“自分の好き”に囲まれた暮らし
“好き”に囲まれ、好きなことに没頭する暮らしをご家族と共におくっているsotographさん。
Instagramはもちろん、YouTube動画でもタメになるギア情報、そして「キャンプシネマ」と題した心地のよいキャンプ風景を配信中。落ち着いたトーンの声も素敵なので、ぜひ覗いてみてください。
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