“ハンドドリップ”よりも手軽なコーヒードリッパー
自宅でもアウトドアでも、ハンドドリップコーヒーを楽しんでいる筆者。でも、時間に余裕がないときは、インスタントかコンビニコーヒーに頼りがちでした。
そんなあるとき、「勝手に湯量を調節して淹れてくれるドリッパーがある」との情報を得て、さっそくいくつかの候補を吟味。
最終的に、OXO(オクソー)の「オートドリップコーヒーメーカー」を購入しました。
使ってみると「なんで今まで買わなかったんだろう」と少し後悔したくらい、私的大ヒット! 今回はそんな秀逸アイテムをご紹介します。
まずは各パーツからチェック
こちらが、OXOの「オートドリップコーヒーメーカー」です。
本体は、上から「蓋」、お湯を入れる「タンク」、そしてコーヒー豆をセットする「ドリッパー」の3つからなります。
「タンク」底部に空いた8つの穴がミソ
このタンクには8つの穴が空いていて、ここからお湯がちょうど良い具合に出てきます。
これにより、誰が淹れても、忙しいときでも、どんなときでも同じようにお湯が注がれるため、安定したコーヒーの味を楽しむことが可能になります。
なお、タンクには「ml」と「oz」の表記が書かれています。約2〜3杯ほど淹れられる分量です。
「ドリッパー」にもワザあり
ここにペーパーフィルターと豆をセットするわけですが、じつはこのドリッパーの内側にある“リブ”にもギミックが。
タンクから注がれたお湯を、このリブが再度調整することで、ハンドドリップのように手加減されたまろやかなコーヒーへと仕上がります。
置き皿にもなる「蓋」
そしてドリッパーに載せる蓋も 「地味に便利」な存在 です! その理由は、のちほど詳しくお伝えします。
「ペーパーフィルター」も付属
買ってすぐに使えるよう、フィルターが10枚付属しています。これは助かる!
付属のペーパーフィルターがなくなったら、市販の2杯用台形フィルターを買い足しましょう。
ほかに必要なものは……
あとは、好みのコーヒー豆、マグカップ、お湯を用意するだけ。
マグカップ以外にも、口径6cm以上の容器ならOK! 使いたい水筒やタンブラーに直接淹れられるのが便利です。洗う手間をひとつ省けます。
保存しておきたい場合は、ドリップポッドに淹れることも可能です。
【こんなに簡単!】淹れる手順
ではさっそく、OXOの「オートドリップコーヒーメーカー」を使ってコーヒーを淹れてみましょう!
手順1. フィルターをセット
まずは、ドリッパーにフィルターをセットします。
手順2. 豆を入れる
今回は1杯分の180mlを作りたいので、10gの豆を入れます。
今日の気分は……ミディアムローストのケニア産のお豆をいただきましょう。ペーパードリップ用に挽いた中挽きの豆を使っています。
我が家のハンドドリップの癖で、豆を入れる前にペーパーを濡らしているのでフィルターが濡れていますが、濡らさなくても大丈夫です!
これは余談ですが、フィルターを濡らしておくことで、お湯を入れた最初のドリップをフィルターが吸うのを抑えてくれる効果があるといわれています。でもこの方法は賛否両論あるので、お好みの方法を探してみてください!
手順3. お湯を注ぐ
豆をセットしたら、タンクをドリッパーの上に載せて……
お湯をまんなかに注いでいきます。
すると、ちゃんと落ちてる落ちてる……! サーっと早めにお湯が落ちる穴と、ポタポタとゆっくり落ちる穴があります。これがオートドリップの秘密なのでしょうか……。
手順4. 蓋をする
お湯を注いだら、冷めないように蓋をします。
思っていたより早いスピードでコーヒーが落ちていきます。
買った当初は、ちゃんと落ちているのか気になって抽出中の蓋を開けて落ち具合を確認したり、抽出されるのをずっと見守っていました。せっかくほったらかしにできるオートドリッパーを買ったのに……!
いや、これは、買った人が1度はやる通過儀礼のようなものではないでしょうか?(笑) つい見てしまいます(でも、蓋を開けるとお湯の温度が下がってしまうため、本当は開けちゃいけませんよ)。
手順5. 落ちきるまで放っておく
お湯を指定のラインまで注いだら、あとはほったらかしでOK! 子どもの相手をしたり、ほかの料理の支度をしたり、ひと仕事を片づける時間の余裕が生まれるのがいい!
手順6. ほっこりいただく
落ちきったら、あとはおいしくいただきます。
ほったらかしにすることで生まれた余白の時間で、さらにほっこりできるコーヒータイムの出来上がり!