ワークマン新作から、気になるテントを徹底チェック!
先日開催されたワークマンの最新キャンプ用品展示会。そこで気になるテントを発見。なにやら既存のテントに比べて、軽量・コンパクトにこだわったという「耐久撥水軽量マウンテントSOLO(ソロ) 1人用」。
ソロ用テント……これは気になるぞ! ということで、今回も実際に設営して徹底チェックしてきました。すでに発売中の「ミシックツーリングテントAG」との比較も注目です。
「耐久撥水軽量マウンテントSOLO」はどんなテント?
基本的スペックとカラー
アグレッシブなカラーを採用することが多いワークマン。今回は大人っぽい落ち着いたシックな印象のワインレッドを採用。他のメーカーではあまり見かけないカラーなので目を引きます。
セット内容
「耐久撥水軽量マウンテントSOLO」は、ダブルウォールの吊り下げ式ワンポールテント。セット内容は、フライシート、インナーテント、ポール、ペグ、ガイロープの5種類となります。
ポールとペグは軽量なアルミを採用。ポールはプッシュボタン式で接続します。
収納時の大きさ
軽量コンパクトがポイントの「耐久撥水軽量マウンテントSOLO」。まずは収納時の大きさをチェック。
サイズは長さ45cm×幅14cm×高さ14cmとなっています。
ワークマンの「ミシックツーリングテントAG 1人用」と並べてみました。こちらも徒歩、自転車、バイクなどでキャンプに行くことを想定したテントですが、「耐久撥水軽量マウンテントSOLO」のほうが長く、外径はコンパクト。
バイク用シートバッグに入れてみましたが、どちらも問題なく納まりました。
ただ「耐久撥水軽量マウンテントSOLO」のほうが外径が小さいので、収納できる荷物の量には違いがでそうです。
重さ
「耐久撥水軽量マウンテントSOLO」の重さは1.7kg。と発表されていますが、実測値は1816gでした。ペグやロープなどテント・ポール以外の重さが加わっている模様。
「ミシックツーリングテントAG 1人用」の重さは2.3kgと発表されていますが、実測値は2588g。ワークマンのテントは若干重いほうに誤差が出るようです。
二つのテントの差は772g。持ってみても「耐久撥水軽量マウンテントSOLO」のほうが圧倒的に軽く感じます。
実際に設営して感じたポイント
ここからは、実際に「耐久撥水軽量マウンテントSOLO」を設営して感じたポイントをお伝えします。
意外と広い
開発者のワークマン鐡本さんいわく、山岳用を参考にして開発したテントとのことですが、一見すると居住空間は狭いイメージ。
ですが設営してみるとアウターテントのサイズは長さ270cm×幅200cm×高さ120cmと思っていた以上に大きいのです。
購入時の比較対象となる「ミシックツーリングテントAG」は、長さ210cm×幅130cm×高さ116cmなので、それよりも大きいのはビックリ。
実際に横になってみましたが、大人二人がギリギリ横に慣れるぐらいのサイズ感です。
筆者は身長164cmと低めですが、手を頭の上に伸ばしてもテントの端につくことはありませんでした。これならテントのなかでの着替えもしやすそう。
設営は簡単
初見でも設営で迷うことがありません。今回は説明書を見ながら設営しましたが、ゆっくり設営して15分ほどで設営完了。
インナーテントを吊り下げの際に、フックの場所がわからず一瞬迷いました。赤いタブ同士を接続するとスムーズに設営することができます。
前室が意外と広い
一般的な山岳用テントは前室無し、もしくは狭い印象ですが「耐久撥水軽量マウンテントSOLO」は広め。ブーツやリュックなどは充分に置くことができます。
太めの張り綱とアルミ製の自由金具
コンパクトなテントには似つかわしくないほど太い張り綱は、実測値で太さ4.97mm。ワンポールテントはテンションをしっかりかけることで安定させますが、剛性は充分です。
「ミシックツーリングテントAG」は、プラスチック製の自在金具だったのに対し、「耐久撥水軽量マウンテントSOLO」は、アルミ製を採用。しっかりテンションがかけられます。
また、設営中張り綱がピカピカしているのに気が付き注視してみたところ、リフレクタータイプだということに気が付きました。
張り綱は夜間につまづきやすいですが、これならランタンやライトの光を反射してくれそうです。
ワークマンお得意の耐久撥水処理
フライシートの対水圧は2000mm。さらにワークマンの衣料品ではお馴染みの耐久撥水処理が採用されています。
撮影の為に水をかけてみるとしっかり水を弾き、手で払ったあとは素早く乾きました。撤収のときに助かりそうです。
さらに浸水しやすい縫い目は、裏からシームテープでしっかり補強しているので安心です。
シェルターとしても使用可能
インナーテントをつけずにシェルターとしても使うことができます。
ただシェルター内で休むなら、天井が低いのでコット一択になります。ローチェアだと、身長が低い人や女性でも頭が当たってしまいます。
ポールは太いアルミ製で高剛性
ワークマンの大型テントは、細いグラスファイバーフレームを採用していることが多いです。そのため、風が強い日には、かなりたわみが発生しました。
「耐久撥水軽量マウンテントSOLO」は、直径15.96mm(多分16mm)のアルミポール付属なので、どれだけ張り綱を引いても問題ありません。