【ルームツアー】旅好き女子の和洋折衷なインテリアを拝見!
これまでCAMP HACKではアウトドアな情報をたくさんお届けしてきましたが、視点をすこし日常やインドアに落とし込み、日々の暮らしにも新たにフォーカスしていきます。
そこでテーマに掲げたのが「アウトドアな暮らし」。
この連載では、キャンプ道具やアウトドア経験で蓄えた知識を、インテリアや仕事、料理、ファッションなど、様々な形で日常に活かしている方に取材し、そのノウハウを紹介していただきます。
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#03は、旅好きのインテリアを拝見
#03となる今回は、トリップ好き女子の「団地ひとり暮らし」に密着。ジャンルに縛られず好きな気持ちを優先した、和洋折衷のミックスインテリアの作り方を学んでいきます。
好きなものを好きなだけ。ミックスインテリアで日常を楽しむ<団地ひとり暮らし>
Instagramアカウント:@hi.tori__(ひとり)
語学留学を兼ねたオーストラリアでの海外経験をきっかけに、今ではすっかり旅がライフスタイルの一つになっているという<ひとり>さん。
これまで訪れたの国はアメリカやメキシコ、ボリビア、チリ、イタリアなど計21カ国。
そして年内には自身初となる北欧旅行を控え、本場北欧の家具・雑貨屋さんを巡るのも旅の楽しみになっているよう。
一方で「予定がない日のゆっくりとした“おうち時間”も好きなんです」と、旅好きというアクティブな性格に反し、オフの日に家でゆっくりとすごすのも至福のひとときだという彼女。
料理やお菓子づくりを楽しんだり、取材日当日は「さっきまでトイレットペーパーホルダーを作っていました」と、スキマ時間を見つけてはDIYを嗜んでいるそう。
これまで、シューズボックスや押入れ収納、キッチン周りの棚など、居心地の良さを求めて随所にDIYを施している<ひとり>さんですが、今の家に住み始めて最初に手を加えたところは一体どこだったのでしょうか。
団地ならではの居心地の良さを、自分色に染め上げて
この家に越してくる前は、1Kの賃貸物件に住んでいました。キッチンが廊下に備えられた、よくある間取りです。でも、その手狭なキッチンだとなかなか料理をする気になれず……。それで、今の物件に引っ越してきました。
この物件の元の間取りは2DK。料理をする上で十分な広さのダイニングキッチンではあったんですけど、どうせなら「もっと日常的にお料理を楽しめる空間にしたい」と思って、間取りを1LDKに変更しました
彼女の住まいは、いわゆる団地と言われる共同住宅。近年は「リノベーション制度」を導入しているケースが多く、「自分好みの空間を作りたい」「理想の住まいを実現したい」と、その人気は入居希望者による物件争奪戦が行われるほどです。
<ひとり>さんも「どことなく懐かしく古めかしい佇まいに憧れがあり」と、団地暮らしに憧れ、現在築55年になる築古の物件に移り住みました。そして、住み始めて約2年が経過。
子どもの声が外から聞こえる、そういった雰囲気も団地の魅力だと思うんですよね。あとは、団地特有の明るいつくりも◎。
実際にこの部屋も日当たりがよく、白を基調とした家の作りも物件選びの決め手になりました
でも、フロアの色味は今と違ってもっと茶色が濃かったんです。それがなんだか“昭和感”が強すぎて……。なので今はナチュラルオークのクッションフロアを敷いて、部屋のトーンを自分好みの明るさに
話によれば、クッションフロアを敷いた理由はもう一つ。ダイニングとキッチンをひとつなぎにすることで露わになった、フロアの絶妙な色味の違いを統一させるためでもあったそうです。
模様替えで気分転換
インテリアを中心に、おしゃれな空間づくりで多くのフォロワーから支持される<ひとり>さんのインスタグラム。
過去の投稿を遡ると、模様替えが幾度となく繰り返され、ベッドをはじめとした家具が部屋を行ったり来たりしています。
「旅以外の趣味はなんですか?」ってよく聞かれるんですけど、趣味って言えるほどのものがあんまりなく……。強いていうなら、小さい頃から部屋の模様替えはよくしています
模様替えは、多いときで月に2〜3回。私、飽き性なんですかね?(笑) でも、模様替えはやっぱり気分転換になるので、作業に時間と労力を要しますけど、全然苦じゃないんですよ。
ひとつなぎにした空間をあえて仕切りたいなってときは、スチール製の棚を間仕切りとして活用したりしていますね
<ひとり>さんが愛用するスチール製の棚は、イケアのもの。スチール製のためサビに強く、キッチンやバスルーム、また屋外で観葉植物をレイアウトする際にも人気を博しているアイテムです。
和室も、心地よさを求めて日々アップデートされていました。
和室にベッドを置いて寝室として使っていたときもあったんですけど、今はリビングにベッドを。そして和室は、出かける前の準備の衣装部屋みたいな感じで空間を使い分けています。
押入れの一角は、私のメイクルームに。ただ、まだしっくりはきていないので、いずれはまたレイアウトを変更する予定です。模様替えに終わりはありません(笑)
“いいな”という直感に、素直に従って。「インテリアのジャンルはバラバラなんです」
イケアをはじめとした北欧のプロダクト、ヨーロピアンテイストのアンティーク調スタンドミラー、和を感じさせる古家具、DIYによるオリジナル家具など、ジャンルレスなインテリアが並ぶ<ひとり>さんのマイルーム。
世界を旅して回る彼女だからこその、和洋折衷なモノ選びだとは思いますが、そんななかでの部屋づくりの<マイルール>はあるのでしょうか。