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焚き火台コンテストで1位獲得!オーテックキャンプの「コックピット」がソロキャンに最高だった

2022年6月にデビューしたアウトドアブランド「オーテックキャンプ」を知っていますか? 同年12月に行われた焚き火イベントの人気コンテストでは、錚々たる顔ぶれの焚き火台の中で1位を獲得。その栄光に輝いたソロ用焚き火台が今回紹介する「COOK PIT(コックピット)」です。

いきなり登場してコンテストで1位を獲得するとは、まさに彗星の如く現れた超新星のような焚き火台。さて、その実力とは……?

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目次

オーディオテクニカの技術力が結集した焚き火台

今回紹介する焚き火台はオーテックキャンプの「COOK PIT(コックピット)」というモデル。火床が斜めに傾いた唯一無二なデザインで、軽量なうえにコンパクトに収納できるのが魅力。

ソロキャンプはもちろん、大勢で行くキャンプでは“自分専用焚き火台”としてちょうどいいサイズです。

出典:AUTEC CAMP

そもそもオーテックキャンプとは、日本が誇る音響機器メーカー「オーディオテクニカ」が創業60周年の節目に立ち上げた新しいブランド。

社内のキャンプ好きが企画開発した製品群は、同社が長年培ってきた板金加工技術やオーディオ特有の緻密で繊細なデザインが惜しみなく注がれています。

だからこそ、この“普通じゃないデザイン”が出来上がったというわけです。

オーテックキャンプ COOK PIT

重量約850g
収納サイズW303×D190×H40mm
展開サイズW283×D227×H169mm
材質ステンレス鋼

オーテックの公式ホームページはこちら

「TAKIBI CLUB 2022」のコンテストで1位を獲得

2022年12月に開催されたコロンビア主催のイベント「Columbia TAKIBI CLUB」にも参加していて、全74種類の焚き火台の中から来場者が一番いいと思ったモデルに投票する人気コンテストでは、見事1位を獲得。

「見た目がかっこいい」「使い勝手が良さそう」「小さいけどしっかりしている」など、好意的な意見が多かったようです。

出典:AUTEC CAMP

出典:AUTEC CAMP

その模様がSNSやYouTubeで紹介されたことで、「コックピット」は瞬く間に注目を集めることに。

筆者もちょうどソロ用の焚き火台を探していたタイミングでしたので、SNSで知るや否や、すぐさま購入。今回は私物の「コックピット」をソロキャンプで実地検証してきましたので、その使用感をレポートします。

キャンプ場でコックピットを使ってみた

安全で簡単。組み立てはたったの10秒

コックピットの内容物は、五徳(左上)、焼き網(左下)、火床(中央)、架台(右)の4点のみ。

素材は耐食や熱変形に強いステンレス鋼を採用していて、製品重量は約850g。収納サイズはW303×D190×H40mmですので、A4サイズのポーチなどにもすっぽりと収まる大きさです。

パーツが少ないので、組み立てのわずらわしさもありません。

折り畳まれた架台を広げ、スリットに合わせて斜めに火床を引っ掛ければ完成。10秒もあれば準備は完了です。

いろいろなソロ用焚き火台を見てきましたが、この手軽さには正直感動。

パーツの角などはすべて丸く加工されているので、例え素手で扱っても怪我をする心配がありません。

こういった細かいところへの気配りは、さすが老舗メーカーが手掛けるブランドといったところですね。

調理に便利な2種類の付属パーツ

付属するプレート状の五徳(2本)は、架台の溝に引っ掛けて使用します。

固定すると台形の土台になるため、シェラカップからケトルまで、ソロで使うサイズの調理器具であればグラつくこともなくしっかりとセットができます。

五徳と火床の間には薪が入るスペースも確保されているので、薪の追加投入も簡単に行えました。

焼き網は、架台の先端部にある凸部分にスリットをはめ込めばセッティングは完了。

オーテックキャンプ COOK PIT

出典:AUTEC CAMP

先端部分は火床が低くなっている構造なので、熾火を使ってステーキ肉などをそのまま焼くのもあり。

ケトルやシェラカップなどで水を沸かす際は、焼き網に置いた方が安定性は高く感じられました。

小さいけれどよく燃える

一番気になる燃焼性についてですが、結論から言えば想像以上によく燃えました

スリットが吸気口の役割を担っているため、一度火が付けば勝手にどんどん燃えてくれる感じ。撮影した日は少し風があったので、火吹き棒などを使わなくても燃えてくれました。

コックピットの奥行きは約30cm。よって、キャンプ場などで売られている一般的な薪だと写真のように少しはみ出してしまいます。

でも、先端部分が炭化したら奥へ少し押し込んであげれば問題なし。この薪を操っている感覚が味わえるのもコックピットの楽しさのひとつ。まさに、操縦席(コックピット)に座っている感覚です。

投入部分の間口は約20cm。焼き網をセットした状態でも、5~6本の薪を投入できました。

出典:AUTEC CAMP

焚き火台の先端部分に熾火がどんどん溜まっていくので、火が安定してしまえば薪を組み替えたりする必要もありませんでした。先述した通り、薪の先端が炭化したらとにかく奥に押し込んでいくだけです。

撤収ギリギリまで焚き火OK

こちらは焚き火終了間際の様子。火床が斜めになっている構造のため、先端部分に炭が集まっているのがわかります。このまま放置しておけば勝手に灰になってくれるのもうれしいポイント。

組み立て同様、後片付けも簡単なので、撤収ギリギリまで焚き火を楽しむことができました。

なお、専用の収納ケースは開発中とのことで、筆者はA4サイズのノートPCケースで代用。パーツが4種類しかないので、焚き火後のメンテナンスも苦になりませんでした。

オーテックキャンプの焚き火台

また、使用後も熱変形は見られず、表面が飴色に色づいただけ。耐久性の高さも十分にありそうです。

サブ機としてあると便利な「コックピット」

A4サイズに収納ができて、焚き火はもちろん調理も十分に楽しめる「コックピット」。今回、冬のソロキャンプで使ってみましたが、その実力はさすが人気コンテストで1位を獲得しただけのことはありました。

ソロキャンプ用としてはもちろん、大きな焚き火台しか持っていない人にはサブ機としての導入をおすすめしたい一台です。

オーテックキャンプ COOK PIT

重量約850g
収納サイズW303×D190×H40mm
展開サイズW283×D227×H169mm
材質ステンレス鋼

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