冬キャンプ、快眠のカギを握るのは「コット」と「マット」
冬キャンプの準備にマストなのが防寒対策ですが、中でも寝具は抜かりなく準備しておきたいアイテム。寒くて眠れなかった……なんてことになると、せっかくのキャンプも楽しめません。
冬用の寝具というとシュラフ を重点的に選びがちですが、チェックポイントはそれだけではないんです。
シュラフと同じく「コットとマット」も重要!
冬でも快眠するための最大のポイントは「地面の底冷えから身を守ること」。そこでシュラフと同じくらい重要になってくるのが、コット やマットなんです。今回は底冷えを解消できるコットとマット をピックアップ。選び方のコツとオススメのアイテムをご紹介します!
防寒対策としてのコットとマット、選び方は?
コット
地面と空間ができるため、冷気を遠ざけられるのがコットのメリット。極力冷気から身を守りたい方は、ハイコットが適しています。また、寒さに加え寝心地が悪いと一層眠れないもの。快眠を優先するならベットの寝心地に近いという点でもコットがオススメです。
最近はコットとマットが一体化したタイプもあり、冬向けに取り入れやすいアイテムも増えてきていますよ。
マット
暖かさ優先ならマットは必須。断熱性が高く厚みのあるマットほど冷気を遮断してくれる効果が高く、アイテムによってはこの性能をR値という数値で表しているものも。数値が大きいほど断熱性能は高くなりますが、低くても銀マットと併用するなどの工夫で高める方法もあります。
加えてマットは車中泊やインナーテントの中で使いやすいことも特徴。小さいお子さんはコットから落ちてしまう危険性があるため、子連れキャンパーさんにはマットが使いやすいかもしれませんね。
ではこの選び方に基づいて、さっそくオススメの商品を見ていきましょう!
冬キャンプにオススメのコット
DOD ハンペンインザスカイ
エアマットが内蔵されているふわふわな寝心地のコット。ベット幅は78cmのゆったり設計で、耐荷重は大人3人程が座れる180kgと頑丈なつくりです。
空気注入は内蔵されているハンドポンプを押すだけ。エアポンプ 不要の手軽さも魅力です!
高さはハイ・ローの切り替えができるため、シェルター から小型テントまで色々なスタイルで使用可能。さらにフレームを外せばエアマット単体でも使えたりベンチにもできるなど、1台3役をこなす万能コットです!
DOD ハンペンインザスカイ
サイズ | 使用時:(約)W78×D190×H39cm 収納時 : (約)W44×D25×H22cm |
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重量 | (約)5.9kg |
耐荷重 | 180kg |
材質 | フレーム アルミ合金 / エアマット TPU / カバー 600Dナイロン(PUコーティング) |
フィールドア エアーコンパクトコット
軽量かつコンパクトというのが特徴で、静止耐荷重150kgをクリアしながら重量はわずか2.8kg! フレームにはアルミ合金の中でもっとも強度がある超々ジュラルミン(A7075)採用で、耐久性も抜群です。
収納時はこんなにコンパクト! ただでさえ荷物が嵩張る冬キャンプに余計な荷物は増やしたくないという方や、とことんミニマムスタイルにしたい方は、積載に優しいこのコットがオススメです。
フィールドア エアーコンパクトコット
サイズ | サイズ : (約)190cm×64cm×17cm 収納時サイズ : (約)37.5cm×13cm×18cm |
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重量 | (約)2.8kg |
耐荷重 | 150kg |
材質 | 生地/210Tナイロン TPUコーティング,フレーム/超々ジュラルミン (A7075系) |
サーマレスト ウルトラライトコット
サーマレスト のウルトラライトコットも、その名通り超軽量。重量はなんとレギュラーサイズで1.1kgと、今般のコット市場で最も軽量です。収納時のサイズは41×13cmとこちらもコンパクト。
シートの裏面に施されている冷気を防ぐ工夫にも注目! 地面からの冷気を防ぐと同時に体から出る熱を反射するサーマキャプチャーをラミネートすることで断熱性を高めています。
軽いうえに機能的なので厳冬期もキャンプへ行くUL(ウルトラライト)志向な方や、積載に限りのあるツーリングやバックパックキャンパーにオススメです。
サーマレスト ウルトラライトコット
サイズ | サイズ:61×183cm 収納サイズ:41×13cm |
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重量 | 1195g |
耐荷重 | 147.5Kg |
材質 | リップストップポリエステルサーマキャプチャーコーティング、アルミ、プラスチック |
ニュートラルアウトドア エアベンチコット
ベンチシートとしても座りやすく2WAY使用が可能なコット。座面高30cmとコットとしては高めなこの設計が、冬場の地面からの冷気を遠ざけ快適な暖かさを確保してくれます。
重量は3.8㎏と、自転車のカゴにも収まるほど軽量コンパクトに収納できるのも魅力!
手動タイプのエアポンプが内臓されているので、両手で繰り返し押して空気を重鎮すれ、クッション性が向上。空気抜きはバルブを外すだけと簡単なのもポイントです。
ニュートラルアウトドア エアベンチコット
サイズ | 展開時:W190 x D63cm x H30cm 収納時:W55 x D15x H18cm |
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重量 | 約3.8kg |
耐荷重 | 120kg |
材質 | ポリエステル、PP、アルミ合金 |
付属品 | キャリーバッグ |
カラー | アイボリー |
アルペンアウトドアーズ フォールディングベッドIGNIO
空気を注入して座面をエアマット状態にすれば、空気層が就寝時の保温効果を高めてくれます。コットにシュラフで寝る場合とは比較にならない、暖かい寝床を確保するために一役買ってくれるコットと言えそうです!
フレームや脚パーツはコンパクトに折りたたんで付属のキャリーバッグに収納可能! スリーピングマットいらずで寝具に絡む携行品のボリュームダウンを可能にするアイテムです。
アルペンアウトドアーズ フォールディングベッド IGNIO
サイズ | 使用時:640×1900×300mm 収納時:140×200×550mm |
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重量 | 3800g |
耐荷重 | 90kg |
材質 | フレーム/アルミニウム 生地/ナイロン |
付属品 | 収納袋 |
フィールドア アルミコンパクトコットTC
超々ジュラルミン(A7075)を採用し強度は折り紙付きでありながら、耐荷重はなんと150㎏。そして総重量はわずか2.8㎏という軽量規格! コンパクトに携行できるコットはソロやツーリングキャンプに重宝しそうです。
インフレータブルではないですが、TC素材であるシート面は生地が厚手で難燃性に優れていているので焚き火のそばや冬場の寝室にもオススメですよ!
フィールドア アウトドアコット T/C
サイズ | 展開時:(約)190cm×60cm×17cm 収納時 : (約)直径20cm×50cm |
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重量 | (約)2.8kg |
耐荷重 | 150kg |
材質 | 生地 : ポリエステル65%、コットン35% フレーム : 超々ジュラルミン (A7075系) |
コットにプラスして、さらに快適化できるアイテムも!
ハイランダー コット用フリース
コットの上に敷くだけで背面や座面からの冷気を遮断してくれるブランケットタイプのカバー 。暖かく肌触りの良い起毛素材で簡単に付け外しが可能。
洗濯もできメンテナンスもお手軽、価格面でも取り入れやすくオススメです。
ハイランダー コット用フリースカバー
サイズ | 約220×93cm |
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材質 | ポリエステル |
ノーザンフィールド ニットコットカバー
アウトドアショップ「sotosotodays」別注のノーザンフィールド社製のカバーは、コットに被せるだけのニット素材のシーツタイプ。質感・ビジュアルともに冬仕様のコットへと手軽にアップデートできてしまいます!
ノーザンフィールド ニットコットカバー sotosotodays別注限定モデル
サイズ | 200×85cm |
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材質 | ポリエステル |
オレゴニアンキャンパー ファイアプルーフマットカバー
業界初の「燃えない」マイヤー毛布素材を使用したマットカバー 。焚き火をする時間が長くなる冬キャンプ、防寒対策と火の粉対策が同時にできるのは便利ですね。
カバーの4辺のうち3辺にファスナーが施されており、マットの着脱も簡単。ミンクタッチの肌触りの良さもポイントです!
オレゴニアンキャンパー ファイアプルーフマットカバー
サイズ | 70×210cm |
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材質 | 100%ポリエステル |
バリスティクス コットアンダーシート
バリスティクス からは、痒いところに手が届く商品「コットアンダーシート」。コット下のデットスペースに荷物が置けて便利なのはもちろん、表地はテフロン加工を施したリップストップナイロンで汚れにくく、裏地はターポリンで完全防水という2重構造の丈夫なシート。
これがあれば地面が湿っていても安心ですね。
バリスティクス HXコット アンダーシート
サイズ | (約)192×60cm 収納時サイズ:(約)34×20×5cm |
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重量 | (約)950g |
材質 | RSナイロン(テフロン加工)+ターポリン |
冬キャンプにオススメのマット
サーマレスト モンドキング3D
サーマレストのマットでもっとも断熱性が高いマットレス。厚み10cmのストラタコアフォームという断熱フォームで地面からの冷気を遮断し、上面は身体から出る熱を溜め込み高い保温性を維持します。
マットレスの側面は垂直になっているので、複数枚敷いてもぴったりと並べられます。
エア注入バルブは2箇所あるので、空気が抜けるのもスムーズ。マットは厚みがあるほど畳みにくくなるので、撤収時の畳みやすさも考えて設計されているのは嬉しいポイントです!
サーマレスト モンドキング3D
サイズ | 使用サイズ:幅63×長さ196cm 収納サイズ:66×23cm |
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重量 | 2500g |
材質 | 表面材質/50Dポリエステルストレッチニット、裏面材質/75Dポリエステル |
R値 | 7 |
ニーモ ローマー
こちらも厚みはしっかり10cm。内部フォームに縦横2方向の肉抜き加工を施すことで、軽量化と柔らかい寝心地の両方を実現しています。
厳冬期向けのマットとしては重量1.78kgと最軽量クラス。軽量で断熱性能が高く、まさに良いとこ取りのマットです。
収納時は二つ折りにしてから畳むことができるので収納サイズも高さ32c×直径22cmとコンパクト。同等クラスのマットの約半分の高さに収めることができます。
軽量かつコンパクトで持ち運びのしやすいマット、積載はなるべく嵩張りたくないという方にオススメです!
ニーモ ローマー
サイズ | 幅64cm×長さ193cm×厚さ10.5cm 収納時サイズ:高さ32cm×径22cm |
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重量 | 1.78kg |
R値 | 6 |
材質 | 50D/75D PUストレッチポリエステル |
シートゥーサミット コンフォートデラックス
こちらも厚み10cmの厳冬期に対応できるモデル。「デルタコア」という製法で内部フォームを水平に肉抜きし、重量と嵩張りを軽減しています。
水平に肉抜きすることで内部フォームの上下は凸凹がなく、上面は起毛したストレッチニット採用で肌触りも抜群。サイズ展開は4種類車ありマイカーに合うサイズを選べるので、車中泊キャンパーに特にオススメです!
シートゥサミット コンフォートデラックス
サイズ | 使用時サイズ:183cm×64cm 収納サイズ:径18.5cm×64cm |
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重量 | 1,195g |
R値 | 6.5 |
材質 | 表地/35Dストレッチニット 裏地/75Dファブリック |
サーマレスト プロライト
こちらは軽量かつコンパクトを重点においたモデルで、レギュラーサイズでなんと510g。収納サイズも縦28×直径10cmとかなりコンパクトに収まります。
厚さは2.5cmなので厳冬期に使用するには断熱性が物足りないですが、冬はコットの上に敷くマットとして最適。積載にもやさしいので、コットにプラスしてマットを使いたいという方の買い足しにいかがでしょうか。
サーマレスト プロライト R(レギュラー)
サイズ | 使用時サイズ:幅51cm×長さ183cm 収納時サイズ:長さ×直径/28×8cm |
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重量 | 510g |
R値 | 2.4 |
材質 | 50Dミニヘックスポリエステル |
WAQ インフレータブルマット
様々な検証から「アウトドアに最適な厚みは8cm」と結論づけられたというWAQ のインフレータブルマット。冷気を遮断し地面の細かい凸凹もしっかりと解消できつつ、10cmのマットと比べると収納状態がコンパクトであることがメリットです。
マット裏面には滑り止め加工も施され、寝ている間にずれ落ちることもありません。設営はバルブの栓を開けるだけ、たった3分間で完了と手軽です!
連結可能でコンパクト収納という点から、ファミリーキャンプはもちろん車中泊でも使用できる万能マット。取り入れやすい価格帯でもあるので、複数買いを検討しやすいアイテムです!
WAQ インフレータブルマット
サイズ | 使用時サイズ:幅65cm×縦190cm×厚み8cm 収納時サイズ:幅20cm×縦66cm |
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重量 | (約)510g |
材質 | 表地/75Dポリエステル、内部/アトモスフォーム |
DOD ソトネノキワミ
ウレタンを使用した厚さ10cmの自動膨張式インフレータブルマット 。マット側部のバルブを開けることで、自動で内部のウレタンが膨張するため設置も楽々。
生地はポリコットンで伸縮性のある素材を採用。ポリコットンにすることで肌触りが良く、ポリエステル特有のペタペタ感も抑えられています。
エアポンプ機能付きの枕が付属していて、空気を充填すればさらに弾力のあるマットレスに! マット・枕のカバーは着脱できるので、洗濯やお掃除のメンテナンスも簡単。
S・M・Lと3サイズ展開なので身長や体格で選べるのも良いですね。組み合わせ次第では「カマボコテント3M」にジャストフィットするので、お持ちの方は要チェックです!
DOD ソトネノキワミL
サイズ | 使用時サイズ:W138×D208×H10cm 収納時サイズ:W70×D31×H31cm |
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重量 | 7.5kg(付属品含) |
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フューチャーフォックス キャンプマット
スエード素材で肌触りも良いこのインフレータブルマットは、厚み8cmもあるウレタン素材で横になったときの体重を均等に分散させてくれるので寝心地も抜群。本体に搭載された2つのバルブを開けば膨張しはじめ、2分ほどでふかふかマットが完成です。
両サイドのボタンで連結すれば車中泊や親子での就寝にもOK。ソロからファミリーキャンプまで幅広く使えますね。
FUTURE FOX キャンプマット
サイズ | 展開時 :182cm×57cm×8cm 収納時 :60cm×25cm×25cm |
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重量 | 約2.9kg |
ネイチャーハイク コット用マット
布団のように眠れそうなこのマットは、コットンカバーでコット上下を包み込んだら裏面のバックルを締めると装着手順も布団さながら。寝返りを打ってもマットがずれることなく快眠できそうですね。
コットの脚は3本・4本・5本のタイプに適応します。
コットン素材で通気性もよく、汚れたら洗濯機での洗濯も可能。サラッと気持ちよく快適に眠れるコット用マットは、冬のみならずオールシーズン重宝しそうです。
Naturehike コット用マット
サイズ | 使用サイズ:190cmx67cm 収納サイズ:φ17x36cm |
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重量 | 約1.0kg |
材質 | ポリエステルポンジー、ウォッシュドコットン、100%コットン |
キングキャンプ コット用マット
中綿入りのポータブルベッドパッドとも言えるこのマットは、コットとマットを組み合わせたらシーツをかぶせるように四隅の伸縮バンドで装着。寝床に保温性に優れたマットをプラスオンすることで、睡眠時の快適度が格段に上がりますよ。
通気性・抗菌・防水仕様と高性能ながらコンパクトに持ち運べる軽量マットは、冬キャンプの快適な睡眠を確保するためのプラスアルファアイテムとして持っておくのがオススメです!
キングキャンプ コット用マット
サイズ | 使用時:約190×75cm 収納:約20×36cm |
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重量 | 1.5kg |
材質 | 中空ポリエステル、ポリエルテル、綿フランネル、 |
フィールドア 枕付き車中泊マットS
高密度のウレタンフォームと一体型の枕で快適な寝心地を追求! 枕の高さは注入する空気の量で調整可能で、最高17cmまで高さを変えられます。普段使い慣れた心地良い枕の高さで眠れるのは嬉しいですね。
フィールドア 枕付き車中泊マットS
サイズ | 本体サイズ : (約)60cm×190cm×5cm 収納時 : (約)φ20cm×62cm ウレタンサイズ : (約)56cm×158cm×5cm |
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重量 | (約)1.6kg |
材質 | ポリエステル / 高密度ウレタンフォーム |
コットとセットで購入できる車中泊マットSもあります。ポリエステル素材は野外でも使いやすく、汚れた場合もサッと拭き取れます。連結ボタンで複数枚を大きく使用することもでき、小さいお子さんのいるファミリーキャンプにもオススメですよ!
フィールドア コット 枕付き車中泊マット 2点セット
サイズ | マット : (約)60cm×190cm×5cm 収納時 : (約)φ20cm×62cm ウレタンサイズ : (約)56cm×158cm×5cm コット:190×69×40cm |
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重量 | マット:(約)1.6kg コット:(約)5.1㎏ |
材質 | マット:ポリエステル 高密度ウレタンフォーム コット:ポリエステル100% アルミ合金 (A6063) |
ハイランダー スエードインフレーターマット2
とにかく寝心地にこだわって仕上げたというこのインフレーターマットは、表面は高級感のあるスエード素材で裏面はノンスリップ加工が施され滑りにくくなっています。
ハイコストパフォーマンスで提供するために5cmの厚みに設計されたというこのマット。バルブを開放すれば5cmの厚みまでマットが膨らむ構造ですが、購入時は真空状態になっているため空気を注入して厚みを出しましょう。
ハイランダー スエードインフレーターマット2
サイズ | W192×D65cm(厚み最大5cm) 収納サイズ:直径約16×65cm |
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重量 | 約1.75kg |
材質 | ポリエステル100%/PVCコーティング(表面生地)ポリエステル100%/PVCコーティング/ノンスリップ加工(裏面生地)ポリウレタンフォーム(中材) |
付属品 | 収納袋、ゴムベルト(2本)、リペア用生地、ポンプバッグ |
キャンプでグッスリ眠るためにコットとマットを備えよう!
さまざまなタイプのコットとマットをまとめてみました。寝心地・断熱性・携行性など理想の条件が揃っているアイテムほど価格も上がるため、予算から決めるのも選び方のひとつ。
もちろんコストパフォーマンスの良いコットとマットを組み合わせて快適度を上げるのも良いですね。予想以上に冷え込むことも多いキャンプの夜、快眠できるよう備えておきましょう!