別注・新作アイテム入荷中!!CAMP HACK STORE
湯たんぽ

蓄熱式の湯たんぽって実際どうなの?普通の湯たんぽと比べてみた

キャンプで使う湯たんぽと言えば、金属製のお湯を温めて使うタイプが一般的ですが、最近は電気で温める蓄熱式の湯たんぽも増えてきています。

両タイプの湯たんぽで、あたたかさや使い勝手など、どういった違いがあるのか比較してみました! 果たしてどちらが買いなのか!?

本ページはアフィリエイトプログラムを利用しています。

目次

記事中画像撮影:筆者

蓄熱式の湯たんぽって?

蓄熱式湯たんぽとお湯入れる湯たんぽ

寒い季節、就寝時の防寒アイテムとして効果大な湯たんぽですが、よく知られているのは金属製の器にお湯を入れて使うタイプのもの。

一方、蓄熱式の湯たんぽはここ数年で増え始めた新しい製品なので、まだあまり認知されていないかもしれません。

ということで、まずは蓄熱式湯たんぽの見た目や使い方などを紹介していきます。

蓄熱式湯たんぽの使い方

蓄熱式湯たんぽ

蓄熱式の湯たんぽにも種類はいろいろありますが、今回使うのはこちらの湯たんぽ。

ピンク色の水枕のような見た目のものが本体で、PVCのソフトケースに蓄熱液として水が封入されています。本体の他に充電用のケーブル・本体カバーが付属。

蓄熱式湯たんぽは電源が必要

充電ケーブルをコンセントに挿し、本体の接続部にセットすると、自動的に蓄熱開始。温める時間は約20分で、温度は60度まで上がります。

お湯の湯たんぽと同じで、温め終わった瞬間から放熱するので、寝る直前に蓄熱が完了するようにして、すぐに寝袋に入れるのがおすすめです。

ヤケドするほどの熱さではありませんが、同じところにあたり続けると低温ヤケドの恐れがあるので、専用カバーに入れ、気をつけながら使いましょう。

どんなバッテリーで使えるの?

蓄熱式湯たんぽ

今回のバッテリーは、容量444Wh、定格出力400WのLACITAのポータブルバッテリー、ENERBOX01を使用。一度蓄熱しても残量ランプは一目盛りも減らなかったので、容量的には充分でした。

ただ、蓄熱式湯たんぽの消費電力はわりと大きく、出力270W以上のバッテリーが必要です。容量は足りていても出力が足りない、という場合もあるので、バッテリーの出力をよくご確認ください。

普通の湯たんぽとあたたかさを比べてみた

蓄熱式湯たんぽとお湯入れる湯たんぽ

それでは、実際にキャンプで使って、あたたかさをチェックしてみます。比べるのは尾上製作所のトタン湯たんぽで、2.4Lの水が入るタイプ。

蓄熱式湯たんぽを寝袋に入れる

それぞれ温めて、寝袋に入れて一晩使って温かさを比べてみました。

温度計は1度

ちなみにこの日は、就寝時の気温が1度となかなかの寒さ。寝袋に入った瞬間から、湯たんぽのあたたかさがありがたい。

蓄熱式の最高温度が60度なのに対し、お湯の湯たんぽは70〜80度ぐらいのお湯が入っていることもあり、体感的にはお湯の湯たんぽのほうがあたたかく感じました。

蓄熱式湯たんぽとお湯入れる湯たんぽ

足元があたたかいお陰で快適に7時間ほど寝て起床したのち、直接触ってあたたかさを比べてみました。蓄熱式はだいぶ温度が下がっていて、使い捨てカイロぐらいのほんのりあたたかい感じ。

一方、お湯の湯たんぽはまだかなりあたたかい状態で、そのままもう一度使ってもいいぐらいの熱量。

お湯の湯たんぽはスタートの温度が高く水の量も多いので、単純に比べるのは難しいですが、今回の実験では、お湯の湯たんぽのほうがよりあたたかさを感じる結果に。ただ、蓄熱式も充分あたたかく、実用レベルであることは実感できました。

普通の湯たんぽと比べてここが良かった

蓄熱式湯たんぽ

二種類の湯たんぽを比較して感じた、蓄熱式の湯たんぽの良かったところや気になったところをまとめてみました。

比較的安全に使える

お湯入れる湯たんぽ

お湯の湯たんぽを使うときは、ストーブやバーナーで加熱して、かなり熱くなったお湯や本体を扱うので、気をつけないとヤケドを負う恐れがあります。

蓄熱式の場合は、温めるときに火器を使う必要がなく温度も即座にヤケドをするレベルではないので、小さいお子さまがいるような環境では、蓄熱式のほうがより安全に扱えるように感じました。

準備や片付けが簡単

お湯入れる湯たんぽ

お湯の湯たんぽは、使う前に炊事場へ水を入れに行ったり、時間をかけて加熱するなどの作業があります。使い終わったあとも、水を捨てて中を乾燥させるためにフタを開けておいたりするなど若干の手間が……。

ポータブル電源

蓄熱式は、電源に繋ぐだけで使えて、使い終わったらそのまま片付けられるので、取り扱いはとても簡単。

かさばりにくい

蓄熱式湯たんぽ

湯たんぽも小さいサイズのものもありますが、ハードタイプのものが多くわりと嵩張ります。

蓄熱式はソフトタイプでコンパクトなものが多いので、収納や持ち運びには優れていますね。

普通の湯たんぽと比べてここが気になった

蓄熱式湯たんぽ

続いて、蓄熱式湯たんぽの気になった点はこちら。

電源が無いと使えない

蓄熱式湯たんぽは電源が必要

温めるのに電力が必要なので、普通のサイトより割高な電源サイトを使うか、それなりのスペックのポータブル電源がマスト。

最近はポータブル電源を使っている方も多いですが、そこは人それぞれなので、お湯を温めるほうがスタイルに合っている、という方も当然いらっしゃるでしょう。

お湯の湯たんぽほどはあたたかくない

トタン湯たんぽ

さきほどの比較で検証したとおり、純粋にどちらが温かいか、で比べた場合、容量が大きいお湯の湯たんぽのほうが確実にあたたかさはあります。

何を優先したいかによって、適切なものをお選びください。

安全で手軽に暖がとれる蓄熱式湯たんぽもいいね!

蓄熱式湯たんぽ

蓄熱式の湯たんぽはお湯の湯たんぽと比べて、良いところと気になるところそれぞれありましたが、単純に湯たんぽの機能としては、寒いキャンプでもしっかり防寒効果を感じることができました。

より安全で手軽に就寝時の暖をとる手段として、蓄熱式の湯たんぽは充分に役立ってくれるでしょう。

✔こちらの記事もおすすめ!