「高くても本当に買ってよかった」ギアが知りたい!
巷では、そろそろボーナスシーズンの到来! キャンパーにとっては、兼ねてより欲しかった高額ギアにも手が出せる千載一遇のチャンスですよね。
ボーナス抜きにしても、1年間頑張った自分へのご褒美として、この時期ギア購買欲が高まっている人も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、それぞれスタイルの異なる3人の先輩キャンパーに直撃取材! “高くても買ってよかった”リアルなギア事情を聞かせてもらいましたよ。
自分へのご褒美ギア選びやボーナスの使い道に迷えるキャンパー、必見です!
@130sagjoさんの「高くても買ってよかった」ギア
1. ミニマルワークス「シェルター G」
まずは、キャンプ歴5年にして年間キャンプ泊数は24泊というヘビーキャンパー、@130sagjoさんからヒアリング!
メインはソロキャンプで、たまにファミリーやデュオキャンプを楽しむ@130sagjoさんですが、寒い冬のソロキャンプで、快適にお篭りできて尚かつカッコいいテントを探し求めていたそう。
そんなとき、ミニマルワークス「シェルターG」にひと目惚れして即購入。
実際に使ってみたお気に入りポイントは、抜群にカッコいいフォルムなのに、設営が簡単なところ。慣れれば1人でも10分ほどで設営可能だとか。
メインポール2本をスリーブに通せば自立してくれ、あとは両端2本のサイドポールをフックで固定する構造なので、1人でも簡単に設営できるんですね。
冬はストーブをインストールして快適にお篭りキャンプできるのはもちろん、夏は前後ドアパネル全開で涼しく過ごせるなど、オールシーズン活躍中。
オプションも充実しており、メッシュドアパネルのほか、TPU素材の透明ドアパネルもラインナップ。寒さを遮断しつつ外の景色も楽しめるなど、実にポテンシャルの高いテントです。
唯一の欠点は、シルナイロン製生地に土埃などが付着しやい点だとか。加水分解による劣化がなく、薄いのに高耐久で長く使えるメリットと引き換えの生地特性ですね。
さらに「シェルターG」と言えば、前室を拡張できるオプション「ベスティービュール」も新登場。ますます人気が加速する予感……。欲しい人は早めの購入をおススメします!
ミニマルワークス シェルターG
使用サイズ | 350×300×170 (h) cm |
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収納サイズ | 65×25cm |
重量 | 6.5kg |
材質 | スキン‐Nylon 40D / SIL (water proof 2,000mm) ルーフ‐Poly 75D,TPU ポール‐Duralumin |
カラー | オリーブ、タン |
2. ナンガ「オーロラ600DX オールブラック 山渓モデル」
@130sagjoさんの「高くても買って良かったギア」2アイテム目は……、ナンガのシュラフ。と言っても、ナンガと山渓のコラボによるオールブラックカラーのモデルです。
「ストレスを無くすこと」を自身のキャンプテーマとする@130sagjoさんですが、シュラフ探しにおいても就寝時のストレスを無くす点を重視。
肌触りや暖かさに加え、収納の簡単さを考慮して行き着いたのが、やはりナンガでした。
他のシュラフに比べて圧倒的にコンパクト収納できる点が特にお気に入りとのことですが、自宅では別売りで通気性のいい「メッシュバッグ」に入れて大切に保管しているそう。
しかもこちら、他社とのコラボモデルにも関わらず、しっかりナンガの永久保証付き! 国内で洗浄されたスパニッシュダウンが600g封入され、使用下限温度は-11度という本格モデル。
最も多く使われるブラック生地で統一&大量オーダーにより大幅コストダウンを実現した、超狙い目アイテムなんです。ナンガのクオリティはそのままに、おトクに入手したかった人は要チェック!
ナンガ オーロラ 600DX オールブラック 山渓モデル
使用サイズ | 最大長210×最大肩幅80cm(身長178cmまで) |
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収納サイズ | φ18×30cm |
重量 | 約1250g |
ダウン量 | 約600g |
フィルパワー | 760FP |
材質 | スパニッシュダウン(国内洗浄)90-10%使用、表生地/40dnオーロラテックス、裏生地/40dnナイロン |
使用温度目安 | 快適使用温度/-6℃ 、下限温度/-11℃ |
@miamocoronnさんの「高くても買ってよかった」ギア
1.winner well「ノマドビュー M」
続いては、豆柴犬の「小豆さん」・ハチワレ柄猫の「こまめさん」の2匹と共に、昨年は78泊のキャンプを楽しんだというアクティブな@miamocoronnさん。
以前から薪ストーブに憧れがあったものの、設営撤収の大変さや、小豆さん&こまめさんが火傷するんじゃないかという懸念から、購入をずっと迷っていたそう。
けれど昨年11月、ついに入手したのがウィンナーウェルの薪ストーブ「ノマドビュー Mサイズ」でした。
テンマクデザインの「ウッドストーブ」も手掛けるなど、鉄のスペシャリスト集団として知られるブランドの高い信頼度に加え、豊富なオプションも購入の決め手に。
実際使ってみても、しっかりした作りに大満足しているそう。
さらに、悪天候や寒さなど焚火なら断念してしまうシーンでも、「ノマドビュー」だと、テントの中で2面の大きな耐熱ガラス窓から炎の揺らぎを楽しめるのもお気に入りのポイントに。
天板で調理が楽しめるだけでなく、煙突の根元部分に取り付ける「専用パイプオーブン」や常に熱いお湯が使える「ウォータータンク」など、豊富なオプションでお篭りキャンプの楽しみがさらに広がります。
暖かさも灯油ストーブとは比較にならないほどで、当初心配していた小豆さん&こまめさんもしっかり薪ストーブに順応。薪ストーブ前の定位置で暖まっているそうです。
冬キャンプでも、暖かく快適な環境でしっかり炎を堪能したい人にイチオシの薪ストーブです。
ウィンナーウェル ノマドビュー M
使用サイズ | 380×200×高さ2260mm(ストーブ+煙突) |
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収納サイズ | 380×200×高さ210mm |
パイプ直径 | 63mm/2.5in |
重量 | 約10kg |
付属品 | 本体×1、ダンパー付き煙突×1、煙突×4、スパークアレスター×1、火格子×1、炭落とし用スクレーパー×1、日本語説明書 |
※テント内での火気使用は、メーカー推奨の使用法にならって正しくお使いください。また幕内で火器を使用する際は自己責任となります。もし使用する際は換気を十分おこない、一酸化炭素報知器を必ず使用しましょう。
2. バンケル「クーラーボックス モダン 22QT」
夏の連泊キャンプ用に、保冷力が高く、さらに見た目もシンプルでサイトに馴染むデザインのクーラーボックスを探していた@miamocoronnさん。
とあるYouTuberさんに相談したところ、性能&デザイン性のみならずコスパ的にも大満足な、バンケル「クーラーボックス モダン 22QT」と出会えたんだそう。
YETIやアイスランドクーラーなど世界の名だたるクーラーボックスと同じく、「ロトモールド製法」で製作されたこちら。
溶接や継ぎ目のない一体成型構造のボディは高耐久かつ高断熱を誇り、保冷力は4〜5日間と連泊キャンプでも安心です。
また、全体的にシンプルながら、モダンで高級感ある金属ロゴプレートがアクセントになったデザインもお気に入りだそう。
さらに、開け閉めに力の要る「T型ハンドル」ではなく「ラッチシステム」なので、楽に開閉&しっかり密閉できてとても使い勝手がいいのだとか。
同規模クラスのクーラーボックスと比べると、お値段もかなりリーズナブルなおススメアイテムです。
バンケル モダン 22QT(21L)
サイズ | 35×54×38cm |
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容量 | 21L(22QT) |
重量 | 7.35kg |
保冷性能 | 最長4〜5日 |
@camp_kotetsuさんの「高くても買ってよかった」ギア
1. パーゴワークス「ニンジャテント」
キャンプ歴は20年以上、ソロキャンプとファミリーキャンプどちらもバランスよく楽しみながら、年間約40泊するというベテランキャンパーの@camp_kotetsuさん。
近年は“徒歩キャンプ”にハマっており、希望する条件をクリアする軽量テントを探していたところ、パーゴワークス「ニンジャテント」がドンピシャだったんだそう。
まず、総重量1.6kgという軽さ。そして、軽量化のためハンマーや頑丈な重いペグは携行しない@camp_kotetsuさんには、地面が硬ければ、最悪ペグを打たない選択も可能という理由から自立式なのも大きなポイントに。
他にも、フライシート付きのダブルウォール構造で結露しにくい点、設営が簡単なインナー吊り下げ式といった点も希望通り。
また、登山系の軽量テントは短辺入口タイプが多いのに対し、こちらは長辺入口で出入りがしやすく過ごしやすいのも理想的だったそう。
インナーテントの奥行きは120cm。大人1人が寝転がっても横にザックなどを置けて、1.5人用という使い勝手の良さを実感しているそうです。
さらに、軽量化のためタープも持参しない@camp_kotetsuさんには、入口ドアパネルが跳ね上げられる点も譲れない条件でした。
加えて前室の奥行きが65cmもあるため、跳ね上げ時のリビングスペースがかなり大きく、雨天時の作業がノンストレスな点もお気に入り。
キャンプギアの収納袋には、本体がギリギリ入るシビアなサイズ感のものが多いですが、「ニンジャテント」は袋に適当に入れて最後にくるくる丸める巻物スタイル。
「ズボラな私にはピッタリ」とここも高評価ポイントでした。パーゴワークスらしい、ありそうでなかったディティールが満載のテント、チェックマストです!
▼パーゴワークス「ニンジャテント」の詳細はこちら
2. ZIVETALIAN「トナカイファー」
冬キャンプ時に椅子の背もたれ側が寒くて、何とか暖かく座れるアイテムを探していた@camp_kotetsuさん。そんなとき、見つけたのがこちらの「トナカイファー」でした。
ジップ開閉式の「火消し袋」や、個性派軍幕「蝦夷幕」などが人気のガレージブランドZIVETALIAN(ジベタリアン)で数量限定で入荷されており、即購入したそうです。
実際に使ってみても本当に暖かく、イスに敷いて座ると背中からポカポカしてきて、毛皮のすごさを実感。床に敷けば底冷えも感じず、最近は寝るときも下に敷いて重宝しているのだとか。
サイズも約150cmと大きく分厚いので、幅広い使い方ができて、ラグジュアリーから無骨までいろんなスタイルにマッチするのもお気に入りのポイントに。
ソロキャンプではチェアに寝床に敷いて、ファミリーキャンプではラグとして、自宅ではインテリアとしても活躍中。ときにはワンコ代わりに毛を撫でて癒やされたりも。
寒さ対策というと、つい最新の高機能素材や電化製品に目がいってしまいがちですが、天然の毛皮の力って、やはり侮れませんね……!
ただし、こちら残念ながら数量限定商品かつ今後の入荷予定はないため、ZIVETALIANでは「トナカイファー」についての問い合わせは一切受付けしていない旨、ご了承下さい。
ご褒美ギア、あなたなら何を選ぶ?
キャンプ歴もスタイルも異なる3人の先輩キャンパーたち、それぞれの「高くても買って良かったギア」いかがでしたか?
あなたもぜひこの記事を参考に、本当に買って良かったと思えるご褒美ギア、見つけてみて下さいね!