中綿ジャケットなのに、軽くて暖かい!
防寒ジャケットを買うなら、ダウン一択! と考えている方は、きっと多いはず。僭越ながら筆者も「寒さを我慢するのなら、多少高価でも保温性に優れたダウンがベター」と凝り固まった考えで今日まで生きてきたのですが、GUの「ヒートパデッドブルゾン」に出会い、その嗜好は一変。
3,990円(税込)というお手頃な価格帯に、購入当初は「安いなりに良い」を期待していたのですが、実際に着用して感じたのは「安いのに良い!」という“いい意味”での裏切り! 「買って得した」という表現がしっくりくるでしょう。
今回は、そんなコストパフォーマンスにも長けた「ヒートパデッドブルゾン」の魅力をお伝えします。
これは“買っ得”。GUの「ヒートパデッドブルゾン」が調子良すぎ!
GUの「ヒートパデッドブルゾン」/3,990円(税込)
2020年A/Wの初登場から今季で3年目を迎える「ヒートパデッドブルゾン」。断熱素材にポリエステル100%(リサイクルポリエステル繊維を100%使用)を使用した、いわゆる中綿ジャケットの類なんですが、巷では「まるでダウンジャケットのよう」と高く評されているんです。
ダウンのように温かい!と評判のワケは?
では、そもそも「ダウン」と「中綿」の違いは何なのか。おさらいを兼ね、よく比較される項目を表にしてみました。基本スペックはダウンジャケットに軍配が上がりますが、その分高価であるというのが周知の事実。
一方、天然素材不使用の中綿ジャケットは水濡れに強いというメリットがありながらも、肝心の防寒面においてはやはりダウンに劣り、着用感もずっしりと重いのがネック。
しかし、当アイテムに封入されたインサレーションは一般的なシート状の中綿でなく、「ヒートパデッド」という粒中綿であるのが大きな特徴で、これによりしっかりとしたロフトを確保でき、さらに中空糸(糸の中が空洞)を使っているため軽く、また空洞部分に空気が多く含まれることで高い保温性を兼備。中綿とダウンの両方の特徴を併せ持った、高機能中綿なんです。
フード&腕周りまで、しっかりとしたボリューム
着用時のファーストインプレッションは、「これ、本当に中綿?」と疑うほどの軽量感でした。どんなに温かくても、ズシっと重たいアウターはそれだけで着疲れしやすく、特にアクティブに体を動かすアウトドアなシーンには不向きだったりするんですけど、「ヒートパデッドブルゾン」ならそんな心配もなし。
腕やフードにまでしっかりとその中綿が封入されているので、温まった空気が上半身全体を優しく包み込んでくれます。フードの立ちも良く、かつ襟高もあるため首周りまで抜け目なく防寒対策できます。
豊富なカラバリ展開。シーンを選ばないシンプルデザインも◎
ファッションの要ともなるアイテムを選ぶ際、基本的に安牌のブラックを好むの筆者なのですが、U-4,000円ということもあり普段選ばない<ワイン>をチョイス。発色の良い<グリーン>と迷ったのですが、大人な落ち着いたカラーリングに今では「これにしてよかった!」と気に入ってます。
こういったチャンレンジは、低価格だからできる選択かもしれません。
次ページでは、筆者が感動した「細かいディティール」と「機能性」についてご紹介します!