アメリカをハイク旅して得たモノ……。
2022年9月の約3週間、アメリカで「ジョン・ミューア・トレイル」という全長340kmのロングトレイルコースを踏破してきました!
広大な地を1日歩き続け、適当な場所を見つけてはテントを張ってご飯を食べて焚き火もする……。絶景の中でのそんなキャンプ生活は、強く心に刻まれる経験となりました。
アメリカで新アイテムを入手!
得難い経験となったアメリカハイク旅でしたが、実はもう1つ得たモノが。画像で筆者が抱えている円筒形のアイテムです。
こちら「ベアキャニスター」というアイテムで、「ジョン・ミューア・トレイル」でのキャンプ中に携行が義務付けられているんです。
そして実は、日本でも通称「熊缶」として知る人ぞ知る存在。とにかくタフで見た目もカッコよく、日本のキャンプでも使えそう……。
というワケで、今回はこの「ベアキャニスター」について詳しくご紹介していきます!
「熊缶=ベアキャニスター」とは?
アメリカでは、ステッカーチューンカスタムしてカッコよく使う人が多い「ベアキャニスター」。カラーリングがアメリカンなので、割とどんなステッカーを貼ってもキマります。
こんな風にハイカーに親しまれる「ベアキャニスター」ですが、そもそもどんな用途のアイテムだと思います?
本来の用途は?
本来「ベアキャニスター」とは、熊対策用の保存容器。食料やお酒など、匂いのある物をこの中に入れてテントから離しておくことで、就寝時に熊などの動物が寄ってくるのを防ぐためのアイテムなんです。
匂いをシャットアウトするだけでなく、熊のパワーでも破壊できない耐久性に加え、熊が開けれない蓋の構造や食べられないサイズ感まで熟慮されており、リアルに熊の脅威から守ってくれます。
熊よけだけじゃ勿体ない!
早速、筆者も真似してステッカーを貼ってみたら……、なんだか熊よけに使うだけじゃ勿体ないカッコ良さに!
カッコいいだけじゃなく、高い耐久性や透明で中のモノが視認しやすい点など生かして、せっかくなら日本のキャンプでも使ってみることにしました。
Bear Vault BV500 Journey
サイズ | 22.1×32.3cm |
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容量 | 11.5L |
重量 | 1.16kg |
材質 | ポリカーボネート |
キャンプでも使いたい!ベアキャニスター!
というわけで実際に日本のキャンプでも使ってみたところ、さまざまな用途が見つかりました!
その1. お菓子や乾物を入れて
まずは、お菓子の缶詰として使ってみました。ボディが透明なので、お菓子の位置をひと目で確認して取り出す事ができます。
また、アメリカンなデザインがカラフルなお菓子のパッケージとマッチして、見た目もいい感じ。
ただ、あんまり底の方に入れてしまうと取り出しにくくなってしまうので、入れる順番は考えておいた方が良いかもしれません。
筆者が今回入手したのは「BV500」というモデルですが、小さいサイズもラインナップされており、使う人数や入れる物の量に合わせて使い分けするといいですね。
BearVault BV450 Jaunt
サイズ | 直径22.1×21.1cm |
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容量 | 7.2L |
重量 | 940g |
材質 | ポリカーボネート |
さらに、ハードなケースと考えれば、実は卵や割れやすい乾物などの運搬にも最適! クーラーボックスに入れる必要がない、常温保存可能な食料を入れておくのにもピッタリです。
常温保存可能な食材ってスーパーの袋まま放置しがちなんですが……。ベアキャニスターに入れておけば、サイトインテリア的にも実にスマートです。
その2. テーブル&チェアにもなる
耐久性が非常に高いので、食料を入れておきながらも蓋を閉じればチェアとして座ることが可能です。
実際アメリカハイキング中のキャンプでも、ベアキャニスターをチェア代わりにして足を休めるシーンが多々ありました。
コップや食べ物を置いたりして、ちょっとしたテーブル代わりにも使えます。テーブル使いする時は、中に沢山物を入れて重くしておくと非常に安定感が増しておすすめです。
その3. 最強のゴミ箱として
匂いを閉じ込めてくれる特性を生かせば、ゴミ箱としての用途にも最適。
日本のキャンプでも、寝ている間にタヌキなどの夜行性動物にゴミが荒らされたり、日中でもカラスなどが狙っていたりしますよね。ベアキャニスターにゴミを入れておけば、絶大なる安心感が得られます!
ベアキャニスター導入でアメリカンテイスト!
筆者にとってはアメリカでずっと使ってきた愛着もあり、眺めていると旅のことを思い出させてくれる感慨深いアイテム「ベアキャニスター」。
ですが、アメリカンテイストなデザインはイエティやオレゴニアンキャンパー等のアイテムとの相性もよく、耐久性など機能面でも日本のキャンプシーンにマッチ。
皆さんもぜひ、「ベアキャニスター」を導入してみてはいかがでしょうか?