最強火系器具が決定?
一般家庭用のカセットコンロからアウトドア用ボンベタイプ、ホワイトガソリンタイプ、変わり種でケロシンランタン(灯油)に五徳を載せて試したり・・・と8種類の器具でお湯を沸かすテストをしてみました。
【当日の環境】
・テストした当日は気温9度。
・炎は全てにおいて全開としました。
・ケトルの水の量は1リットルでした。
①コールマン パワーハウスLPツーバーナー
まずは、大御所のColemanのガスタイプの2バーナーから。
コールマン パワーハウスLPツーバーナーストーブ2
普段使用しているので年季が入っているのはご愛嬌でお願いします。
実験スタートです!
テスト中。
結果・・10分40秒でお湯が湧きました。ふむふむ・・・一台目なのでその他が楽しみです。
なにせ畳んだサイズが7cm(タバコの高さよりも小さい!)と薄型。荷室のスペースを稼いでファミリーやグループでわいわいキャンプに出かけるにはかなり使える一品ではないでしょうか。大人数での車はなにせ荷物が多いものですもんね!
②イワタニ カセットガス ジュニアバーナー
コンパクト性と燃焼効率面で、コスパは最高の一品。
イワタニ(Iwatani) カセットガス ジュニアバーナー CB-JRB-3
売価も3,000円台なので、持っていて損はないと思います。では、テスト開始です。
ユニフレームの焚き火テーブルの上に置くと、互いの無骨感があいまってよりデザインが引き立つんです。
結果・・・9分53秒!火力はかなり高いと言えます。
ツーリングなどソロキャンプや一人でお気に入りの場所で至福の美味しいコーヒーなんて最高ですよね!そんな方におすすめしたい逸品です。
大きさもi-phone6Sの縦に収まる大きさなので、バックパッカーや登山にもってこい!都会の喧騒を忘れ美味しいコーヒーブレークを決め込みましょう!
③コールマン アウトランダーマイクロストーブ PZ
こちらもコンパクトな一台。五徳が3本なので少し不安定かもしれませんがコーヒー沸かすには最適です。それではテストしてみましょう。
コールマン アウトランダー マイクロストーブ PZ
さて、実力はどうでしょうか。
結果・・・まさかの、8分32秒。さすがコールマン。風に強い炎が出る構造になっており、少人数での朝の目玉焼きや調理に重宝しそうです!五徳が少し小さくコンパクトになっていますので、100均などで焼き網を上に載せながら調理すると多彩な料理に使えそうです。
④マイクッカー カセットガスコンロ
ホームセンター等で販売している安価なカセットコンロです。我が家の日々鍋などに活躍している2,000円以下の家庭用カセットコンロです。さて、実力はどうでしょうか?
まだ、販売しているかと探してみましたが、既に売り切れで無いようでした。では、テストに移ります。
結果は、9分53秒。2,000円以下でこの優秀さ・・正直感想としては複雑な気持ちです。しかしながら、やはり風には弱い気がしますので、秋や冬のタープ等で調理した鍋を保温するには最適なコンロと言えます。ファミリーキャンプなど家族で鍋なんて最高です!
⑤イワタニ カセットフー エコジュニア
ミニタイプのボンベを使用するとスッキリ収まりますが、テストは通常サイズのボンベを使用しています。
イワタニ(Iwatani) カセットフー エコジュニア
いわゆる、居酒屋さんなどで小さい鍋が出てくるときに使用されている、あれですね。しかしこのコンパクトな大きさから、キャンプなどでは大活躍!惜しくも昨年販売終了となり後継モデルに引き継がれていますが、こちらも無くなり次第終了のようです。
それでは、テストしてみます。
至って普通に仕事をしてくれているように思います。
結果・・10分29秒。カロリーが1.75Kwなので、ほかの器具に比べると若干湯沸しは遅いようです。
風にも弱そうですが、内側に炎が出るので効率は良さそうですね。タープの中などで使用するのが良いかもしれません。
私は、朝コーヒーのお湯を沸かすときに使用してます。燃焼時もホワイトガソリンやガスタイプに比べると静かな燃焼なので、メインの調理器具を使っている間に飯盒でご飯を炊いたり、朝早く家族や仲間が寝てる特にコーヒーブレークする際には気を使わずお湯が沸かせられますので、気遣いな貴方におすすめです。
⑥コールマン パワーハウスツーバーナー 413H
自ずとしれた2バーナーシリーズの老舗。
Coleman(コールマン) パワーハウスツーバーナー 413H499J
ホワイトガソリンで燃焼するためポンピングがめんどくさいと言われるキャンパーさんもいるようです。私としては、ポンピングするあのスローな時間も含めてアウトドアを楽しみたいと思っています。
それでは、さっそくテストしてみましょう。テストした製品は93年製ですが色褪せることなく現役で活躍するバーナーです。
結果・・・素晴らしい最速の結果です、出ました5分20秒!今までテストした中で最速でお湯が沸きました。炎も一番出ていたように思います。
大人数やファミリーでとにかくあれこれ作りたいという方におすすめです。ただ、難点は重量感。そして、ホワイトガソリン特有のポンピング。
急いでいるときは面倒な部分もありますが、テスト結果にもあるように火力はパワフルなので、ダッチオーブンや本格的な中華料理にもチャレンジしてみるのもよいのでは?
⑦ケリーケトル 1.6L
燃料は松ぼっくりや小枝だけを使用して簡単に調理やお湯が沸かせるアイルランド生まれのアウトドア用のやかん、ケリーケトル。
0.6L・1.2L・1.6Lが販売されています。今回は1.6Lでテストしてみました。実力はいかに・・購入を検討されている方や気になってる方は必見!
小枝を集めて実験開始です。
小枝や松ぼっくりでもお湯が沸かせてしまうすぐれもの。簡単に湯沸しができるのも魅力ですね!
結果・・おやおや、すごい実力です。1.6Lで7分39秒でお湯が沸かせました!最速ですね。
小枝など近くに落ちている自然のものでお湯が沸かせるとエコな面もあり、エコ思考な方におすすめです。オプションを使用すれば調理もできるのでワイルドに魅せる器具としても最適かもしれません。震災時の避難用具として用意するのもいいですね!
⑧シーアンカー灯油ランタン(中国製)
ドイツ製のペトロマックスHK500のコピー版。このランタンの上に簡易五徳を載せてテストします。
嫌な予感はしますが(笑)、テスト開始です。
結果・・25分29秒。予想はしていましたが、やはりランタンは灯りを灯してくれるものでした。餅屋は餅屋ですね!
まとめ
星の数ほどある火気系器具の中から私の手持ちの8種類をテストしてみました。
みなさんはどれが気になりましたか?それぞれの利点と弱点はあるとは思いますが、人数やシーンによって使い分けするのもありだと思います。
ソロキャンプや家族でのキャンプ、グループや大人数でワイワイキャンプ・・汚れなんて気にしないで各ギアをフルに活用し、楽しい思い出と美味しい料理を楽しんでみてはいかがでしょうか?