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アウトドアマン・写風人さんが送る“南信州の森暮らし”
長野県・駒ヶ根市に居を構える写風人さん。アウトドアと密接な日々の暮らしを綴ります。
1955年生まれ。GRIP SWANYオフィシャルカメラマン。FIRESIDE薪ストーブエッセイ著作家。2019年より南信州に移住し、薪ストーブを中心とした火のある生活を愉しんでいる。Instagramのアカウントは@syahoo_jin
焚き火しながらのソロキャンプ飯4品
今年の夏は不安定な天候が多かったですね。しかも休みの日に限って雨ばかりでアウトドアライフも十分に楽しめない夏でした。
そんな中、合間を縫って焚き火しながらのソロキャンプ飯。薪の香りに包まれた薪火料理(焚き火料理)は、他の熱源に比べ独特の燻香が一番の魅力です。
今回4つの薪火料理のレシピを紹介するにあたり、すべて共通する焚き火スタイルは太枝を2本使った「並列型」。太枝2本の中にたっぷりの熾きを作れば熱量も安定し、火持ちも良くなり調理がしやすいのでおすすめです。
今回は温かいデザートを含め、4品ほど紹介したいと思います。
1品目は:チリコンカーンをアレンジした燻香ビーンズ
まず1品目は、チリコンカーンをアレンジした燻香ビーンズ。
焚き火の“熾き”の上に桜の枝をくべ、その上にフライパンをのせます。
調理器具は、鍛造作家・河原崎貴さんの鉄フライパン。ヘビーデューティな風貌は直火に相性ピッタリです。
ひき肉を炒め、チリパウダーの代わりに「ほりにし(辛口) 」を使用。
続いて、レッドキドニービーンズを投入。
トマトソースを加え、好みによって粒状コンソメと砂糖も少々加えます。
1センチ角のプロセスチーズを散りばめ、出来上がりです。
ジワジワ燻された桜の木のスモークが食材を優しく包み、独特の風味を醸し出してくれました。
2品目:鶏もも肉のソテー
2品目は、レモンペッパーオイルに漬け込んだ鶏もも肉のソテー。
ブラックペッパーを鶏もも肉にまぶし、保存袋でレモン汁 大さじ2、オリーブオイル 大さじ4を馴染ませ2〜3時間寝かせます。あとは野菜やコーンと共に炒めるだけ。
調理器具はアナルコカップのプレート 。厚みのあるステンレス山食器は、直火にも強くて薪火料理にもってこいです。
3品目:アサリのアクアパッツァ
3品目は、秋鮭とアサリのアクアパッツァ。
材料は、秋鮭切り身、アサリ、エビ、ミニトマト、バター8g。アンチョビ、にんにく、マジックソルト、白ワイン、イタリアンパセリは適宜。
鮭とエビにマジックソルトを振り、パセリを除く食材をフラットプレートにのせアルミホイルで全体を包んで火に掛けます。
フツフツと汁が流れ出し全体に火が通ったら焚き火から下ろし、最後にイタリアンパセリをのせて出来上がりです。
材料さえあれば鉄板やフライパンでササッと作れるので、おすすめです。