今回アイテムを紹介してくれるのは、広告写真家・清水壱星さん
広告写真を中心にフォトグラファーとして活動している清水壱星さん。
趣味の「キャンプ」と「写真」での表現がつながり、アウトドアメーカーの撮影をおこなったり、国内外のメーカーとアンバサダーとしても交流。岡山県を拠点に、キャンプの魅力を多角的に世界へ発信しています。
キャンプスタイルはソロがメイン。ときどき友人と一緒に出かけることもあるそうですが、ソロキャンパー同士が集まる”ソログル”スタイル。
そんな清水さんがキャンプ道具を買ううえで一番意識しているのが、“統一感、そしてギアに個性をもたせすぎない”こと。
ギアの雰囲気、色味、地上高を詰めることで別メーカーの製品を多数レイアウトしても統一感が出ます。
スタイリッシュソロ、クラシックソロ、クラシックデュオ、ブッシュクラフトの4つのスタイルでキャンプを楽しんでいる清水さん。
それぞれのテーマで共有できるギアと、そうでないギアを想定してギアひとつひとつに個性を持たせすぎず、トータルコーディネートで完結するレイアウトを意識しています。
こだわりのある清水さんの愛用ギア、とっても気になる……!
1.タープ一体型のワンポールテント
ワンティグリス「ノースゲート」
ほかの人とかぶらないテントを探し、ネットを走り回っていたときに知ったという「OneTigris(ワンティグリス)」。
タクティカルなスタイルを得意とする中国発のブランドで、トラのロゴマークから #トラ連れキャンプ なんていうハッシュタグも。
TC生地の色味がカッコよかったのと、ワンポールテントながら秀逸な形の跳ね上げ部分、ハトメ取り付け部分のブラックのあしらいがカッコよくて購入しました。
出典:Amazon
「ノースゲート 」の魅力は、なんといっても出入り口のパネルがタープにもなるところ。
タープとテントがオールインワンで使用できるので、雨の日や日差しが強い日のデュオ、ソロのときに活躍しています。
気に入っているポイントはほかにも。
薪ストーブの煙突穴が標準装備なのもポイント高いです。これなら、その日の気分に合わせて薪ストーブを持って行ける。気候や気温、スタイルに合わせて活躍するので気に入っています。
清水さんはTC素材を愛用していますが、軽量で丈夫なシルナイロン素材も展開。どちらのバージョンもくすんだカラーリングでスタイリッシュさが際立ちます。
OneTigris(ワンティグリス) ノースゲート(TCポリコットン製)
設営サイズ | 直径-360cm 高さ-205cm |
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収納サイズ | 58cm x 20cm x 20cm |
煙突の穴の直径 | 9.5cm |
重量 | 7.25kg |
材質 | TC ポリコットン生地、アルミ合金アクセサリー |
最大収容人数 | 4人 |
OneTigris(ワンティグリス) ノースゲート(シルナイロン製)
設営サイズ | 直径-360cm 高さ-205cm |
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収納サイズ | 50cm x 20cm x 20cm |
煙突の穴の直径 | 9.5cm |
重量 | 2.1 kg |
材質 | ナイロン |
最大収容人数 | 4人 |
2.バックパックで持ち運ぶための薪ストーブ
3F UL GEAR「Folding Tribe Wood Stove 2.0」
海外のキャンパーが使用していたのがきっかけで3F UL GEARを知りました。バックパックキャンプの際に便利な折りたたみの薪ストーブを探していたのでこれはいいな、と。
清水さんの情報収集元は、おもに海外のブッシュクラフターやキャンパー。そのため大型のアウトドアショップはあまり覗かず、eBayなどをチェックしているとのこと。
オプションで窓の数を増やすこともできる点が大きなポイント。また煙突の長さがそこそこあるので、スパークアレスタが無くても火の粉が降り注ぐ心配がないところもいいです。
ストーブを明かりとして使用したり、火の強いところを目視して調理に生かしたりと、窓ガラスを増やすことで利便性がアップ。こういったオプションは、薪ストーブ愛好家には嬉しい機能。
重量は3kgと軽量で、収納時はスリム&コンパクト。
バックパックひとつで出かけるブッシュクラフトのときに連れ出しているそうです。
3F UL GEAR Folding Tribe Wood Stove 2.0
重さ | 3.38kg |
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材質 | 304ステンレス鋼 |
3.岡山県産ヒノキを使ったアイアンテーブル
アイアン工房「ローテーブル(細板)+ブラックマルチプレート」
無骨なキャンプギアを手掛けるアイアン工房は、岡山県倉敷市発のガレージブランド。
テーブルとラックを中心に、岡山県産の上質なヒノキを使ってモノづくりをおこなっています。
ソロ用のローテーブルで、自分好みど真ん中。アイアンとウッドの調和がとても美しいです。
清水さんは細板を使用したローテーブルをベースに、オプションでアイアン天板をプラス。
天板を自由に組み替えることができるところもよくて、アイアンの天板と組み合わせると熱したフライパンも直接置くことができます。
ウッド天板が2つに分かれるため、清水さんのように好みのスタイルにカスタムOK。
もともとソロで使用する目的だったそうですが、使い勝手のよさから今ではデュオやグループでも活躍中とのこと。
見た目の美しさだけでなく実用的なつくりのローテーブルです。
詳細はこちら
4.すべてに惚れ込んだ片手斧
グレンスフォシュ・ブルーク「ハンドハチェット 413」
ソロキャンを始めたときに自分好みの斧を探していた清水さん。いろいろリサーチしてたどり着いたのがスウェーデン生まれの「GRANSFORS BRUK(グレンスフォシュ・ブルーク) 」。100年以上に渡り、職人による手作業で斧を鍛造している老舗ブランドです。
グレンスフォッシュは箱だしの状態でとてつもない切れ味があると有名。ハンドハチェット600gであまり重たくなく、道具の軽量化で大きいポイントを占めています。
ひとくちに斧といっても大小さまざまな種類がありますが、清水さんはバックパックにパッキングできる小ぶりな片手斧をチョイス。
小ぶりな斧は重さが無い分切れ味がいいものを使用することで、斧としてはもちろん、ナイフのようにも扱えます。
操作性がよく、なんと瓶ビールの開栓でも大いに活躍しているそう!
お値段はおよそ2万円とお高めですが、薪ストーブを愛する清水さんにとってなくてはならない存在。
少し値が張るだけあって、堅牢性も高くて頼り甲斐がありますし、質感もバッチリです。
グレンスフォシュブルーク 手斧 413
サイズ | 25.9 x 15.6 x 4.1 cm |
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重量 | 710 g |
5.本物志向を唸らせるグローブ
クルード「エルクスキン」
薪ストーブやブッシュクラフトに欠かせない、レザーグローブ。CRUD(クルード)の「エルクスキン」 も、海外キャンパーが使用しているのを見たのがきっかけで購入を決めたアイテム。
エルクスキン(鹿革)を使用しているため手に馴染みやすく、細かい作業もしやすいところが気に入っています。
エイジングが楽しめるところにも魅力を感じますし、使用感もさることながら見た目がとにかく最高。キャンプのときはスタイルに関係なく使用しています。
使いこむほど自分だけの“風合い”が出来上がっていく天然皮革。露出しやすい手首をガードする長めのカフスも、安全面では大事な要素。
クルードの製品はすべてスウェーデン南部の工場において手作業で作られており、「永く大事に使いたい」本物思考のキャンパーさんを唸らせるグローブです。
CRUD(クルード) レザー グローブ エルクスキン
“自分好み”をとことん追求
今回、独自のキャンプ道具愛を教えてくれた清水さん。Instagramでは『アウトドア×Photography』をテーマに、Twitterでは撮影の裏側や日常を発信中。「今すぐこの空間に溶け込みたい……」と感じさせてくれる写真がたくさん投稿されているので、気になった方はぜひフォローを。YouTubeも居心地が良くて、おすすめ。
なお、近々フリーランスのフォトグラファーとして本格始動とのことで、すでに「WAVED coffee by ロケーションコーヒー」等の公式フォトグラファーに。清水さんの活動にも要注目です。
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