アウトドアショップで特に売れているアイテムって?
決して安くはないキャンプギア。「買って失敗した~(泣)」は、できれば避けたいですよね。そこでCAMP HACK編集部が、人気アウトドアショップに聞き取り調査。「正直、これ売れています」な、売れ筋ベスト5を教えていただきました。
今回は店内に本物の川が流れる「UPI表参道」の売れ筋をヒアリング
今回やってきたのは都内のおしゃれな街・表参道にある「UPI表参道」。
なんとこちらのお店、店内に本物の木が生え、カニや魚が棲む川が流れ、ときには蛍も飛ぶという、都心にありながら自然を身近に感じることのできるアウトドアショップとなっています。
一体どんな店内なのか…..それがこちらの写真。右と左できれいにわかれていますが、決して合成ではありません。
お店を眺めるだけでもワクワクしますが、一般的なアウトドアショップでは見れない奥が深いアイテムもたくさん置いてあるとのこと! これは楽しみだ!
お話を伺ったのはスタッフの館野さん
こんにちは、「UPI表参道」の館野です。趣味は、もちろんアウトドアです! 産まれも育ちも湘南で自然が大好きです。
休日はキャンプしたり海に行ったり、フェスに行ったりと常に外で遊んでいます。まだまだ遊び足りないので是非店舗で皆様の遊びを教えてください!
素敵な笑顔の館野さん。小さい頃から自然に親しんでいるだけあってお話もおもしろく、筆者もヘぇ〜と思うことがたくさんありました。
そんな館野さんに「UPI表参道」の売れ筋を聞いてみました。
「UPI表参道」の売れ筋アイテムベスト5
第5位:キャメロンズ「ミニスモーカー」
まずは、キャメロンズ「ミニスモーカー」。ファミリーキャンパーから人気なのだそう。
普段はスモーカーですが、パスタを茹でたり、おでんを作ったりと万能に使えるスモーカーなんです。しかもIHにも対応しているので、自宅でも使えて便利ですよ
これだけ大きいので、中に調味料やキャンプ道具を収納することもできちゃいます
「ミニスモーカー」という名前ですが、クッカーとしては結構なサイズ感。たしかに色々スタッキングできそうです。
キャンプではいろんな食材を大胆に燻製できますし、自宅では燻製調味料にもチャレンジできます。レシピも付属しているのですぐ使えますよ
価格も3,960円とお手頃で、キャンプ好きなご友人や家族へのプレゼントとしても人気です。今年は父の日のプレゼントとして購入される方もいらっしゃいました。
プレゼントとしても気軽に贈れる価格ですね。これでポップコーンをしても楽しそう!
キャメロンズ ミニスモーカー
第4位:モーラナイフ「ウッドカービング 120カーボン」
最近ブームになりつつあるウッドカービング。ウッドカービングとは、スプーンやククサなどを自分で木工することを言います。その基本道具となるナイフをご紹介していただきました。
当店で一番人気なのが、モーラナイフ「ウッドカービング 120カーボン」です。
スウェーデンのシンボルとして有名な工芸品ダーラホースを作る職人たちも、このナイフを愛用しています
UPIのショップではウッドカービングのワークショップを定期的に開催していて、こちらのナイフを使用しています。それに参加された方にもよくご購入いただいています。
刃幅が狭いので細かく削ることが得意なだけでなく、模様も彫れるほど繊細な作業ができるナイフです。グリップの形状が、どんな持ち方にも対応できるようにツルッとした表面になっています
自分だけの時間を楽しめる。そんな素敵なアイテムですね。
モーラナイフ ウッド カービング 120 カーボン
第3位:Sawyer「ソーヤーミニ」
アウトドアシーンはもちろん、災害時にあると便利なアイテム。手のひらサイズの浄水器は昨今とても人気です。
小型浄水器の中でもSawyer「ソーヤーミニ」がよく売れています。
人気の理由は、こんなにコンパクトなのに、フィルター交換不要で、38万リットルの水を浄水できるという点です。1日10リットル使っても100年くらいは使えます!
お店の中の川の水で浄水実験をしてみましょう。一見綺麗に見える川でも、魚が住んでいたり砂利があったり、有機物もたくさん含まれています。
ソーヤーミニがあれば、そんな川の水も一瞬で綺麗にろ過。すぐに飲み水として使用できます
フィルターは0.1ナノミクロンまで濾過できるので、エキノコックスもしっかり取り除けちゃうんだとか。
直接ストローをつけたら、誰よりも早く浄水したお水が飲めますよ
飲み水がないキャンプ場や防災的側面から考えても、一つは用意しておきたいアイテムですね。
SAWYER ソーヤー ミニ
第2位:サヴォッタ「ヤーカリL」
続いては、ブッシュクラフトや電車キャンプで活躍するバックパック。その中でもサヴォッタ「ヤーカリL」が売れ筋だとか。
フィンランド国境警備隊のためにデザインされたリュックサックをベースとしており、生地もコーデュラ1000とかなり丈夫です。
メーカーのプロモーションビデオでは空から落としたり、車で引きずったり、馬に踏ませたりしているほどです
「ヤーカリL」の容量は55L、重量2.4kg。中にはしっかりとしたフレームが入っていて、背負い心地の良さも人気の理由です。
僕も使用していますが、20kgぐらい詰め込んでもそこまで重たいと感じることはありません
というのも、ウエストベルトもしっかりと腰をホールドしてくれて、重さを逃がしてくれるからです
カラーは「黒・グリーン・カモ」の3種類。一番人気はこのカモ柄です。
実はこれ、フィンランドの針葉樹林帯を模しているので、色味が日本のカモ柄とは違って鮮やかなんです
ザックはツールームタイプになっているので、荷物を分けて収納でき、取り出しやすく、とても便利なポイントです
このハッピーパッチは別売なのですが、ヤーカリシリーズを購入される方の大半がこちらもお求めになっています。かわいいですよね
サヴォッタ ヤーカリ L
第1位:タキビズム「フライパンディッシュ」
売れ筋第1位は、タキビズム「フライパンディッシュ」。フライパンにもなるし、お皿(ディッシュ)にもなるという一枚です。
焚き火の中にそのまま入れて調理して、そのままお皿にして食べるというワイルドな使い方ができるアイテムで、ソロキャンパーの方にとても人気です
サイズは「小・中・大」の3種類です。ソロで使うには中サイズが一番人気ですが、2〜3人だと大サイズをおすすめしています
サイズ | 小 | 中 | 大 |
---|---|---|---|
直径 | 約16〜16.5cm | 約22.5〜23cm | 約25〜25.5cm |
重量 | 265g | 525g | 670g |
別売りになりますが、「ディッシュハンドル」があるとかなり便利です。どちらを上下にしてもフライパンを挟める汎用性の高さも売れてるポイントですね
洗い物も減って、かつ焚き火調理にもうってつけな「フライパンディッシュ」。これは売れるの納得です。
▼フライパンディッシュ中の詳細はこちら
▼ディッシュハンドルの詳細はこちら
これから来る!?「UPI表参道」が推す3アイテム
さて、ここまでは「今」売れているアイテムをご紹介いただきましたが、次は、これから流行るであろう商品についても伺いました。
その1:モーラナイフ「フィッシング コンフォート フィレット155」
釣り好きな方に推したいアイテムが、モーラナイフ「フィッシング コンフォート フィレ155」です
薄いステンレススチールで作られており、しなりもよく、大きな魚も捌きやすいナイフで、本当によく切れます。
もちろん魚だけでなく、お肉などの調理全般にも使えます
海釣りによく行かれる館野さん。その場で大きなお魚を捌くときにこちらのナイフを愛用しているのだとか。
さらに、もうワンサイズ小さいモデルもあります。どちらのナイフもグリップ力が高く、冬でも冷たくなりにくいラバーハンドルを採用しています
キャンプ+釣りの人気が高まりつつある今、こちらのアイテムも要チェックですね!
モーラナイフ フィッシング コンフォート フィレット 155
その2:モーラナイフ「カンスボル スタンダード」
汎用性の高いナイフとして紹介したいのがモーラナイフ「カンスボル スタンダード」です。
持ち手に縛りがないので、薪も割れるし、フェザースティックも作れる。調理もできるし、ハンティングナイフとして動物の皮を剥いだりもできるなど、様々な用途で使えるのが特徴です
背の部分にはバリがついているので、ファイヤースターターで着火することにも使えます
シース側に穴が空いていて、ネックにぶら下げることもできます
バトニングに調理にとオールラウンドに使える一本は、ついつい欲しくなってしまいますね。
モーラナイフ カンスボル スタンダード
その3:ダーラム「 グリドル ヤルダ キャリーキット」
直火調理派の人におすすめなのがダーラム「 グリドル ヤルダ キャリーキット」です。簡単にいうと「大きなフライパン」ですね。取り外せる脚付きで、直火と組み合わせて調理ができる便利アイテムです
サイズは「30cm・40cm・50cm」があるのですが、40cmのモデルは、タキビズム「ジカビL」とソロストーブ「レンジャー」の上にシンデレラフィットするんです
脚をすべて外してしまえば、普段お使いの焚き火台の上で楽しむこともできます
付属の収納バッグも可愛いですよね。先日はお客様がこれをカバンだと間違えて「欲しいんですけど」ということもありました(笑)
直火をとことん楽しめるアイテムで、使ってみたくなりますね。
ダーラム グリドル ヤルダ キャリー キット 40cm
都内で自然を感じるならUPI表参道に!
その他にも、UPIには北欧を感じるアイテムがたくさん! 見ているだけでワクワクしてくるアイテムがたくさん並びます。「UPI表参道」で、リフレッシュしながら、まだ知らないアウトドアの世界にどっぷり浸かってみてくださいね!