「フィールドオフィス」がさらなる進化を遂げました
ヘリノックスの異色作として知られる「フィールドオフィス」シリーズ。バッグとテーブルがセットになった、“いつでもどこでもマイオフィス”を実現してくれるユニークなアイテムです。
第一弾が発売されてから早2年が経ちますが、2022年は待望の新モデルが登場。純正のオプションパーツも豊富に出揃い、もはや異色作とは呼べないほど、ヘリノックスの本気度が伺えます。
新しく登場した「フィールドオフィス キューブ(39,380円)」は、その名の通りバッグ部分が立方体へとサイズアップしたモデル。「フィールドオフィスM(25,740円)」を2つ重ねたサイズ感で、「Mだと少し小さいなぁ」と購入を保留していた人も満足できる大きさです。
ヘリノックス タクティカルフィールドオフィスMサイズ
ヘリノックス タクティカルフィールドオフィス キューブ
今回は、この「フィールドオフィス キューブ」に仕事道具を詰め込んでアウトドアフィールドへ。その使い勝手を確かめてきました。
まずは「フィールドオフィス キューブ」の基本スペックをチェック
約3kgとそこそこの重量感
本体のサイズはW41×D45×H41cm。バッグの素材は600デニールの太い糸を使用した生地で耐久性は抜群。3面にはウェビングテープが貼られ、ロゴのある面には書類などを収納できる大型のポケットを装備しています。
アルミフレームが全体を囲んだ構造は「フィールドオフィスM」と同様で、テーブルトップ1枚と脚4本が付属します。カラーは写真のコヨーテとブラックに加え、マルチカモ(49,500円)の全3種類。
総重量は2975gなので、男性であれば片手でラクラクと持ち上げられる重さ。ですが、バッグ本体に厚みがあり四方をアルミフレームが囲っているため、歩くときにその大きさが少し気になります。
ただ、ハンドル部分は厚手の生地で覆われているのでグリップ感は良好。「そこそこの荷物を持って移動する」ことを前提として作られているだけあって、ディテールにも抜かりはありません。
物欲をくすぐる多彩な収納ギミック
左右と上部のパネルはジッパーでオープンする形状。ジッパーには長めのプルトップが付いているので開閉作業は行いやすいです。テーブルとして使っているときでも、手前側を開くようにレイアウトしておけば荷物の出し入れもスムーズにできます。
左右パネルの開き具合は内側についているドローコードで微調整が可能。伸縮させることで、好みの開き具合に設定することができます。こういった細かい機能も、しっかり作り込まれているのはさすがヘリノックス。
ドローコードを緩ませるとフルオープンの状態に。使う人によって活用方法をアレンジできる幅の広さも、物欲をくすぐられるポイントですね。
パネルの内側はベルクロテープになっているので、収納ケースを取り付けたり、ワッペンを貼ったりとアレンジも自由自在。デスクを彩るようにカスタムするのも楽しそうです。
一緒に揃えておきたいオプションパーツ4選
「フィールドオフィスキューブ」をより快適に使うためには多彩なオプションの存在も見逃せません。今回は、数ある中から4アイテムをピックアップしました。
その1:デスクスペースを拡張する天板
「フィールドオフィス用テーブルトップ(5,500円)」を追加すれば、写真のように天板を連結して使うことができます。
サブディスプレイなどを置くスペースも確保できるため、「デスクは広いほうがいい」という人は、セット買いがおすすめです。
その2:重い荷物を楽に運ぶストラップ
フィールドオフィスシリーズには2種類の純正ストラップがあります。今回は「フィールドオフィス用バックパック(9,900円)」を導入しました。
フレームが身体に当たらないようにウエスト部分にクッション材がついているため、段差などでバッグが上下に揺られても快適です。多くの荷物を持って距離を移動する場合は必携のオプションと言えるでしょう。
ヘリノックス フィールドオフィス用バックパック
その3:小物の収納に便利なインナーポーチセット
先述した通り、バッグの内側にはベルクロテープが貼られています。「フィールドオフィス用インナーポーチセット(6,820円)」は、裏面がベルクロテープになった収納ポーチ7点セット。電源ケーブルやイヤホン、文房具など、細かいものを用途ごとに整理するにはうってつけのオプションです。
ヘリノックス フィールドオフィス用インナーポーチセット
その4:単体でも使いたいヘリノックスのPCケース
「フィールドオフィス用Lap Topポーチ(3,300円)」は13インチのノートパソコンを収納するのにぴったりのケース。異素材のセンター部分を剥がすとベルクロテープが現れて、バッグの内側に貼り付けることができるものです。
単体でも使いたくなるシンプルなデザインなので、ヘリノックス好きなら必携ですね。
ヘリノックス フィールドオフィス用 Lap Top ポーチ13inch
いざ、仕事場を求めてフィールドへ
仕事道具の総量は約6kg
今回、フィールド検証に持ち込んだ仕事道具がこちら。左から時計回りに、ヘリノックスのタクティカルチェアL、ノートパソコン、ポータブル電源、小物ケース、水筒、ディスプレイスタンド、ポータブルディスプレイです。
これらの総重量は約6kgなので、バッグの約3kgと合計すると約9kg。なかなかの重さになりました。
でも、いざバッグに収納してみると、まだまだ余裕はあります。休憩時に使うハンモックや枕、日差しを遮る小さなタープなんかも持っていくと、より快適なフィールドオフィスが構築できそうだなと、後から気がついた次第。虫が多い時期は蚊取り線香などの虫よけも必携ですね。
ストラップのおかげで散策も快適
バックパックストラップがあるため、約9kgの重量でも移動は快適でした。直射日光が当たらず、視界がひらけていて、人目が少ないところを求めて、数分ほど山中を散策。
すると、小川のほとりに、ちょうどいい空きスペースを発見! 足場はガタガタなので小石などを使ってデスクの水平を確保しましたが、電源もあるし、ポケットWiFiを持参したのでネット環境もばっちり。
まさに理想のマイオフィスがものの5分で完成しました。
大自然の中で仕事をするという贅沢
職業柄、キャンプ場でPC作業をすることはよくありますが、自然の中の好きな場所で仕事場を作れるのは何よりも魅力です。緻密な作業には恐らく向きませんが、企画を練ったり、オンラインMTGをしたりといったタスクとは相性が良いと感じました。
少々値は張りますが、「フィールドオフィスキューブ」があれば最高の仕事場が手に入りますよ。
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