1935年スイス創業の老舗テントメーカーSPATZ(スパッツ)
近年のアウトドアシーンにおいて、要注目のテントメーカーのひとつであるSPATZ(スパッツ)。
1935年に創業したスイスの伝統あるテントメーカーで、日本での知名度はまだまだこれからですが、スイスでは誰もが知るほど親しまれているブランドなんです。
そんな同ブランドから、2種類のワンポールテントが今年新登場。人気のワンポールテントの新たな選択肢になりそうな新型テントを紹介します!
広々快適な5人用「Wigwam5 BTC」
まず紹介するのは、こちらの「Wigwam5 BTC(ウィグワム5 BTC)」。ややテーパーのかかった十角錐型のシルエットが美しい、5人用ワンポール型テントです。
本作「ウィグワム5 BTC」は、居住空間となるフロア付きのインナーテントと、雨風をしのぐアウターテントの構成で、ワンポールテントとしては比較的珍しい2レイヤー構造となっています。
設営に必要となるペグ本数は決して少なめとは言えないですが、その分風への強さは抜群。高原エリアや海辺エリアといった、強風が吹きがちなロケーションでも使いやすいテントといえるでしょう!
生地にはオリジナルのTC素材を採用
1ポールテントなので、初めての方でも比較的簡単に設営できる点も魅力。
メインの生地には、ポリエステル65%とコットン35%を混紡したオリジナルのポリコットン素材「BTC」を使用。「BTC」は、Breathable Technical Cottonの略で、呼吸するテクニカルコットンを意味します。
その名の通り、通気性に優れた素材で、コットン100%より乾きやすいのが特徴。天井にはベンチレーターも備えているので、日本の気候でも3シーズン快適に使えます。コットンも含まれているので、焚き火の火の粉で穴が広がりにくい点も特徴です。
インナーテントが標準装備!
インナーテントが別売りのワンポールテントが多いですが、こちらは標準装備。インナーテントは防水加工がされたPVC素材で、立ち上がり部分も同素材なので地面からの水の染み出しにも対応。
フロントのメッシュドアは左右に分かれた珍しいタイプ。複数人で就寝時、テントから出る際にも出入りしやすくなっています。
また、広めの土間を備えている点も「ウィグワム5 BTC」ならではの特徴。ローチェア2脚とミニテーブル、クーラーボックス1台をギリギリ置ける程度の広さがあります。
フロアレスシェルターとしても使える
また本作は、アウターテント単体でフロアなしのシェルターとして使用可能。日中はインナーを外してリビングとして使い、就寝時に寝室にチェンジする使い方もおすすめ。
高さ205×幅330×奥行き380センチの大きさのポリコットン製テントながら、重さは約8.6キログラムと比較的軽量な点も魅力です。収納サイズは、長さ58x直径25センチでゴルフバッグより小さめ。セダンや軽自動車でも積載にはさほど困らないでしょう。
「Wigwam5 BTC」の詳細はこちら
設営簡単な4人「Wigwam4 BTC(ウィグワム4 BTC)」
続いてのモデルは最大4人を収容できる1ポールテント「Wigwam4 BTC(ウィグワム4 BTC)」。5人用モデルと同じく、「BTC」と呼ばれるテクニカルコットンを使用した通気性に優れたテントです。
最大4人収容可能となっていますが、ゆったり過ごすなら2人で使ってちょうどいいサイズ感。
こちらもインナーテントが標準で付属し、フロントには前室が設けられた構造に。5人用モデルと比べて土間の面積は狭めですが、シューズや小型のクーラーボックス、バックパックなどを置いておくにはちょうどいいサイズ感といえるでしょう。
こちらもインナーテントのメッシュドアは左右どちらからでも開閉できるようになっています。
5人用モデルと同じく3シーズンテントなので、冷気の侵入を防ぐスカートはついていませんが、インナーテントもテクニカルコットン製なうえ、PVC製のフロアも立ち上がりがあるので、銀マットを敷くなどの防寒対策をとれば、冬でも使えそうです。
4人用モデルの収納時のサイズは、長さ72×直径24センチ。バイクに積むには大きなサイズですが、クルマへの積載には困らない大きさです。
「Wigwam4 BTC」の詳細はこちら
SPATZの「ウィグワム」が新たな選択肢に!
ヨーロッパには老舗のコットンテントメーカーの名作テントが数多く存在しますが、いずれもヨーロッパならではの洗練された空気感と、普遍的な飽きの来ないデザイン、快適さが特徴です。
こちらの「ウィグワム」シリーズもそんなヨーロッパの名作テントのひとつに仲間入りしそうな出来栄え。人とかぶらず、長く付き合っていけるワンポールテントを求める方にはおすすめしたい逸品です。
SPATZの公式ホームページはこちら