焚き火台で作れる料理って?
キャンプで料理をするなら焚き火台を使った豪快なメニューが盛り上がりますよね。バーベキューや煮込み料理など方法は色々ですが、それに伴って必要なアイテムも様々。焚き火台で料理をするのであれば、まず「どんなメニューを作りたいか」で関連アイテムを揃えると良いですよ。
この記事では定番からちょっと変わり種まで、焚き火台 でできる料理と必要な道具をピックアップ。さらに火加減など、上手に作るためのコツもご紹介していきますよ!
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単純なのに美味しい!「焼く」
火加減 | 中〜強火 |
必要なアイテム | フライパン、焚き火スタンド |
まずは基本中の基本! 焚き火の高火力ならただ食材を焼くだけでも家とは違い、驚くほど美味しく仕上がります。火加減は中火から強火がオススメ。中火〜強火でフライパン を熱して表面にしっかりと焼き目をつけてあげましょう。
ただし、火に当てっぱなしにするとすぐに焦げてしまうことも。焼き目がついたら火加減が弱い部分に移したり蓋をして蒸したり、アルミホイルに包んで中まで火を通したりとちょっとの工夫でさらに美味しく焼くことができます。
何気ない枝豆もフライパンで焼いてスパイスを振るだけでご馳走に早変わり! 焚き火特有の香りも相まって、茹でた枝豆とは格別の味わいになりますよ。
▼おすすめのアウトドアスパイスはこちら!
フライパンは焚き火専用を使おう!
焚き火料理に使うフライパンは、直火の火力に耐えることができる鉄素材がおすすめ。持ち手を自分で作ることができるフライパンもあるので雰囲気もアップします。
BushCraft ブッシュクラフト たき火フライパン 2.0
●持ち手に木を刺すことができるので長さを調節でき焚き火料理にぴったり
▼焚き火フライパンについて、詳しくはこちら!
ハイランダー 焚き火フライパン
●加工がされているのでシーズニングがいらない
焚き火スタンドがあるとベター
フライパンだけでも料理はできますが、焚き火スタンド があるとさらに快適。フライパンをよけておいたり、複数のフライパンを使って料理をしたりと思いのまま! 五徳 や網がない焚き火台でも料理ができるのもメリットです。
尾上製作所 マルチスタンドM
●足が折り畳みできるのでコンパクトに収納できる
ベルモント アイアン焚火スタンド
●ハイ、ローと高さ調節ができる
▼アイアン焚火スタンドについて、詳しくはこちら!
焚き火といえば、ダッチオーブンで「吊り鍋料理」!
火加減 | 弱火〜中火 |
必要なアイテム | ダッチオーブン、吊り台(トライポッド) |
いかにもアウトドア料理といった雰囲気があるのが、ダッチオーブン を使った吊り鍋料理。これは家では再現できませんよね。
じっくり煮込む料理がほとんどなので、火加減は弱火から中火がベスト。火が強すぎると焦げてしまいでき上がった料理を火からおろすことができないので、吊り台の高さや鎖の長さを調節して火加減を調整しましょう。
じっくりコトコト煮込むと遠赤外線効果で味がしっかりと食材に染み込んで、美味しい煮込み料理が出来上がりますよ。
ダッチオーブンはマスト!
吊り鍋料理は、まずダッチオーブンがなければ始まりません。ダッチオーブンは鍋料理以外にもオーブン調理や炊飯に使ったりと万能! 一つあるとさまざまな料理を楽しむことができます。
ロッジ キャンプオーブン10インチ
●すでに油慣らしがしてあるのですぐに使える
ペトロマックス アウトドアダッチオーブン
●鋳鉄製でじっくりと熱を伝えることができる
吊り台(トライポッド)も準備!
吊り鍋料理をするには、鍋を吊るす「吊り台(トライポッド)」 が必要です。鎖の長さや台の高さを調節することで火加減を調節でき、火に当てていないときはランタンポール になったりと色々万能! コンパクトに折りたたみできるものが多いので、収納もかさばりません。
尾上製作所 ハンディトライポッド
●鎖の長さで火の当たり加減の調節ができる
ロッジ アジャスタブル トライポッド
●高さを2段階に調節できるので使いやすい
包んで焚き火に放り込もう!「ホイル焼き」
火加減 | 弱火〜中火 |
必要なアイテム | 厚手のアルミホイル |
食材をアルミホイル に包んでそのまま焚き火に放り込むホイル焼きは、まさに焚き火ならではの料理。食材の水分で蒸されてホクホクの、なんとも言えない味わいになります。
火加減は弱火〜中火で放り込むのがベスト! 弱火でじっくりと火を通してあげましょう。強火に入れてしまうと、「できたかな?」と思ってアルミホイルを破ったら黒コゲの炭が……なんていうこともあるので注意しましょう。
破れないようアルミホイルは厚手がおすすめ!
ちなみにホイル焼きをするなら、食材を包むことができる厚手のアルミホイルがオススメ!
破れる心配も少なく、食器型に折れば食器になるなど大活躍。バーベキュー台をカバーすれば汚れ防止にもなりますし、薪や炭の燃カスをくるんで持ち運んだりと1つあるだけでさまざまな場面で活躍します。
▼アルミホイルの活用法について、詳しくはこちら!
キャプテンスタッグ BBQ用 アルミホイル ワイド 厚口
●通常のアルミ箔の5倍の厚さで破れにくい
アルファミック 業務用 くっつかないホイル
●コーティングしてありくっつきにくい
揺れる炎を眺めながら、じっくり「炙り料理」
火加減 | 弱火 |
必要なアイテム | 炙り専用の串、炙りネット |
焚き火を囲んで串に刺さした食材を炙れば、煙に燻されていつもよりも美味しく感じるかも? みんなで炙ると会話も盛り上るので、グループキャンプやファミリーキャンプにもおすすめです。ウインナーにマシュマロなど、好きな食材を焼いてみましょう!
火加減は断然弱火が◎。特にマシュマロは弱火でじっくりと炙ってあげないとすぐにコゲてしまうので注意しましょう。
串は炙り専用の長めがおすすめ!
炙り専用の串 は通常の串より長さがあるため、焚き火で炙り焼きをしても手が熱くなりにくいのが快適。また、串の先が一度刺すと外れづらい構造になっているタイプを選べば、炙っていたら食材が焚き火にダイブ……なんて心配もありませんね。
キャプテンスタッグ バーベキュー用 串 35cm 3本組
●持ち手が木なので熱くなりにくい
ユニフレーム ツインスキュアー400
●二股部分が長いので刺した素材が回りにくく安定性が高い
炙りネットも使える!
炙りネットの中に食材を入れれば一度にたくさんの食材を同時に炙ることができます。ネットの焼き目も付いて本格的。ポップコーンやコーヒー豆を炒る際も活躍しますよ。
コールマン グリルバスケットクッカー
●バスケットがしっかりと密着するので食材がこぼれない
ロゴス 炭火もも焼き器
●鶏ももを焼くのにちょうどいいサイズ感
強火で仕上げる!「中華料理」
火加減 | 強火 |
必要なアイテム | 中華鍋 |
洋風になりがちなキャンプ料理ですが、マンネリ化してきたら中華料理はいかがですか? 家で食べると火力が上がり切らず水っぽくなりがちな炒め物も、焚き火の強火ならシャキッとしたまま火を通すことができます。
火加減は強火! チャーハンなら素を使えば調味料を減らせてキャンプ向きです。焚き火の燃え盛る火力で美味しい中華料理を作っちゃいましょう!
中華鍋があると本格的!
中華を作るなら、熱が当たる面積が広く食材に効率よく熱が入る中華鍋 が1番。そしてなんと言っても鍋をあおる姿もかっこいい! ”鍋振り”は強火であおることで食材を焦がさずに仕上げられるという、見た目以外の効果もあるんです。
炒め物以外にも揚げ物・煮物・蒸し物とさまざまな調理方法にも対応しています。
ジェットスロウ ヨコザワテッパン 鉄中華鍋
●計算し尽くされたサイズ感で鍋が振りやすく初心者でも料理がしやすい
▼鉄中華鍋について、詳しくはこちら!
ユニフレーム キャンプ中華鍋 17cm
●ハンドルには空洞があり、木を刺して拡張できる
超絶ワイルド!「飯盒焚き火飯」
火加減 | 中火 |
必要なアイテム | 飯盒 |
炊飯に使われる飯盒ですが、深めの形状といい直火への耐久性といい、その頑丈さを活かして料理にも活用できるんです!
玉ねぎをそのままいれたオニオンスープや煮込み料理も絶品。丸ごと火にかけられるのも焚き火の火力ならではです。
深めの中蓋を利用して、シュウマイなどの蒸し物もできちゃいますよ。
通常の縦以外に、横にして使う方法も! 網を敷いてチップ を下に入れれば燻製器の代わりにもなります。
横にして使う方法はまだまだ! アルミホイルを敷いてオーブン代わりにピザを焼いたり……
ローストチキンもこんがり美味しく焼けちゃいます。飯盒の未知なる可能性はこちらの記事で紹介しているので、料理の幅を広げたい方はチェックしてみてくださいね!
▼アルミホイルの活用法について、詳しくはこちら!
“料理がしやすい焚き火台”って、どんなもの?
焚き火台には色々な種類がありますが、あらかじめ五徳がついていたり、焼き網が付属されている焚き火台ならすぐに料理ができて快適。
また炭を入れやすかったり、高さ調節ができると火加減が調節しやすく料理が捗りますよ。ここからは料理がしやすい焚き火台をご紹介します。
焚き火台で料理をするならおすすめはコレ!
定番はどんな料理でもできる万能系焚き火台
サイズが大きめで付属品が豊富な焚き火台は、焼いたり煮込んだりとどんな料理でもできて便利。しっかりとした脚が付いたタイプなら、大きめのダッチオーブンも直接載せられて安心です。
スノーピーク 焚火台Lスターターセット
●焚き火台、ベースプレート、炭床、専用ケースの4点セット
ユニフレーム ファイアグリル
●焼き網付きで初めからBBQができる
▼ファイアグリルについて詳しくはこちら!
網付きならBBQも手軽!
網付きの焚き火台ならバーベキューも手軽。網の上に鍋を置けば温めなおしたり保温もでき、何かと便利です!
コールマン ファイヤーディスク
●ディスク状の焚火台でコンパクトに持ち運べる
▼ファイヤーディスクについて詳しくはこちら!
キャプテンスタッグ ヘキサ ステンレス ファイアグリル
●焚き火台が深いので大きい薪やたくさん炭を追加できる
▼ヘキサステンレスファイアグリルについて詳しくはこちら!
ソロキャンにも!コンパクトに使える焚き火台
ソロキャンプなら大きい焚き火台はかさばるので、小さく折り畳めて収納サイズもコンパクトな小型の焚き火台を。プレートなど付属品が付いているタイプなら、ミニマムながら幅広い料理を楽しめますよ。
笑’s コンパクト焚き火グリルB-6君 3点セット
●B6のサイズ感でコンパクト
キャプテンスタッグ カマドスマートグリル B6型
●折り畳んでB6サイズになりコンパクト
▼カマドスマートグリル B6型について詳しくはこちら!
レシピ幅を広げる技ありタイプ!
中には焚き火台でもバーナーのように同時調理がができる技ありタイプも。これなら作れる品数がグッと増えますね。
オプションアイテムでオーブン料理や、ロティサリーなどアウトドアでしかできないような料理ができる焚き火台もあるので、ちょっと面白いメニューにチャレンジしたい方におすすめです!
ベルモント TABI
●上にステンレス網を置くことで焚き火料理ができる
▼TOKOBIについて詳しくはこちら!
マーグズ ラプカ
●天面のサイズが広く複数の料理が一度でできる
▼ラプカについて詳しくはこちら!
Mt.SUMI パーフェクトグリル スクエア
Mt.SUMI パーフェクトグリルロティサリー
●憧れのロティサリーが自動でできる
▼パーフェクトグリルについて詳しくはこちら!
強火料理がしたいなら二次燃焼!
より強い火力で料理したいなら二次燃焼タイプの焚き火台がオススメです。二次燃焼は煙に含まれる可燃ガスも燃やすため通常の焚き火台より火力が強く、煙が出にくいことがポイント。特に火力が肝心の中華料理にはぴったりですよ!
ソロストーブ キャンプファイヤー
●コンパクトな大きさでソロキャンプにぴったり
ビジョンピークス SCキャンプファイア
●サイズが大きめなのでたくさんの食材を一度に炒めることができる
▼その他おすすめの焚き火台について、詳しくはこちら!
焚き火料理を失敗しないためのコツ
焚き火料理と聞くと難しく感じるかもしれまぜんが、調理道具以外にも火加減やポイントを押さえておくことで失敗を防ぐことができますよ。
直火と遠火の使い分けが肝心
コンロのように火加減が調節できない焚き火料理は、火の当て方が重要です。
直火→外をカリッと焦がしたい料理
短時間で一気に焼き上げたいステーキなどは勢いよく燃える炎に当て、逆にじっくり長時間煮込みたい場合は火力が落ち着いた熾火で……というように使い分けるのが理想的です。
遠火で焼きたい場合は高さが調節できるグリルスタンド やハンガーを置くなど、火加減を上手く調節できるアイテムを使うと良いですよ。
▼おすすめのグリルスタンドはこちら!
ミニマルワークス アイアンシェルフ
●パーツが3つしかないので組み立て、分解が簡単!コンパクトに収納できる
ハイマウント ドリップ&グリルスタンド
●シングルバーナーで熱するのにちょうど良いサイズ感
火傷には気をつけよう!
風で火がなびきやすくなる焚き火は、思いもよらぬ部分が熱くなる可能性も。また、光の加減で火が見づらく火が消えているように見えても熱を持っている可能性があるので、器具を触る場合は火バサミ や焚き火専用の手袋 を使って火傷をしないように注意しましょう。
▼おすすめのトング・火ばさみはこちら!
テオゴニア ファイヤープレーストング
●スチール製で曲がりにくく頑丈
スノーピーク 火ばさみ
●なんとも言えない手元の形状が手に馴染みやすい
グリップスワニー キャンプグローブ
●牛革で熱さが伝わりにくく滑りにくい
キャプテンスタッグ ソフトレザーグローブ
●スウェード地の牛革で手に馴染みやすい
道具を揃えて、焚き火台で料理に挑戦!
焚き火での料理も、アイテムさえ選べば初心者でも案外簡単。外で作った料理は美味しいこと間違いなし! お気に入りのアイテムを揃えて、焚き火で美味しい料理を作りましょう。