ミステリーランチのラインナップの中でも、日常使いに適した「アーバンアサルト21」
筆者が愛用しているバックパックが、ミステリーランチの「アーバンアサルト21」。この特徴的なY字ジッパーはなんとなく知っている!という方も多いのでは?
この「アーバンアサルト21」は、端的に言うと「2万円以下でミステリーランチの代名詞“Yジッパー”を体験できてしまう最強コスパバックパック」です。
ミステリーランチ:アーバンアサルト 21
「日常使い」用に機能をコストカット
人気モデルの「3デイアサルト」は7万円、「2デイアサルト」は3万円に比べ、なぜコストがお安いのかというと、日常使いに特化させて余分な機能を省いているから。
例えば“フューチュラヨークシステム”と呼ばれる背面調整機能を省いています。ただし、他人気モデルと同じく500Dコーデュラナイロンを使用しているので、ミステリーランチのDNAはそのままに、とても頑丈に作り込まれています。
日常使いのバックパックとしてどうなの?
では、日常使いとしてのバックパックとしての実力はどうなのか、スペック紹介とともに使い心地をレビューしていきます。
適度な21Lの容量
荷室にはPCやタブレットが収納でき、大きすぎず小さすぎずの21Lタイプはいつも持ち運ぶ荷物を収納するのにぴったり。
ミステリーランチの代名詞“Yジッパー”は開け閉めがクセに
バックスタイルを引き立てる3方向のジップ構造。
見た目のインパクトもさることながら、ここにミステリーランチならではの計算された機能美が秘められています。片手でサッとジップを開けるだけで中身が一目瞭然。
PCの周辺機器を入れるポーチ、カードケースなど、バッグの底にある荷物がクイックに取り出せます。この快感を味わうために、思わず開け閉めしたくなるほど。
サイドにはすぐに出し入れしたい小物類が入るため、シンプルなデザインでも荷物の小分けが可能です。
身体に密着してくれるのでアクティブな動きに追随
フレーム構造が軽量なだけに、重い荷物を収納するとブレがちになるのが軽量バックパックの難しいところ。
ですが「アーバンアサルト21」は、固定式のハーネスを搭載して前述の弱点を解消しました。
しかも厚さ約1.5cmという背面パネルがフィット。ハーネスとの相乗効果により、身体とバッグを密着させてブレを軽減します。
身体の大きい方でも小さい方でも背負えるよう、ストラップのトップに調整用のストラップが設けられています。
登山や自転車といったアクティブなシーンでも快適性を保つため、汗の蒸れを抑えるメッシュ素材が配置されているのも特徴です。
重量は約0.9kg
そして重量は、ミステリーランチのバックパックとは思えない約0.9kgという数字。1kgを切った軽量デザインでありながら、随所に「さすがはミステリーランチ」と膝を打つような機能美が盛り込まれているのはさすがです。
クオリティに自信があるからこそアフターケアも万全
同ブランドならではの厳しい品質管理が裏打ちされた、コンパートメント(カバンの収納部分)の内側に施されたクオリティコントロールタグ。
卸売を務める「A&Fカントリー」の各直営ショップや正規販売店で購入すれば、例えパーツが破損してもアフターケアのサービスが受けられます。こういった安心感も心強いですよね。
心から買ってよかったと満足できるバックパック
ミステリーランチの最上位モデルにも採用されている“Yジッパー”を落とし込んだほか、素材には堅牢性に優れる500デニールコーデュラを使用。
ミルスペックに準拠しつつ、デイリーに使えるサイズ感に仕上げたのが「アーバンアサルト21」です。
ミリタリーの機能美を身近な存在にしたこのモデルは、まさにデイリーバッグの最高峰。
快適な使い心地も含めて、一度使うと他のデイパックに戻れないほどの魅力にあふれています。
ミステリーランチ:アーバンアサルト 21
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強いて気になるポイントを挙げるとすると……
極限までミニマルなデザインを追求しているためか、収納スペースがすべて内部に集約されているんです。つまり、折り畳み傘やボトルなどを入れるためのサイドポケットが取り除かれています。
「やはりシンプルな見た目を取るべき」と筆者は納得したのですが、エイアンドエフカントリーのスタッフさんに接客してもらったところ、そのサイドポケットを施した一回り大きな「アーバンアサルト24」というモデルも展開されているとのこと。
自分自身はルックス重視で「アーバンアサルト21」を選択しましたが、マイボトルをよく持ち歩き、頻繁にアクセスしたい方は「アーバンアサルト24」をチョイスしても良さそうです。
ミステリーランチ アーバンアサルト24