早速コットを家で使ってみた!
キャンプでは最高の寝心地を提供してくれるコット 。家で使っても快適に寝ることができるはず!
次に日に疲れを残さないためにも睡眠環境は大事です。家でコットで寝たら快適に眠れるのでしょうか?
筆者が愛用しているフィールドアの「アルミコンパクトコット ワイドタイプ」 に、キャプテンスタッグの「キャンプマットEVAフォーム シングル」 を敷いて検証してみました。
▼筆者愛用アイテムはこちら!
フィールドア アルミコンパクトコット ワイドタイプ
キャプテンスタッグ キャンプマットEVAフォーム シングル
普段はフィールドで使っているので、コットの足が汚れているかも。家に汚れを残さないために、まずは足を拭きます。
さらに、いつもの愛枕を使いたいものの、ここは実際にコットで寝た感覚にするため、コット備え付けの枕を準備。
フィールドではコットの上にマットを敷いて寝ているので、それを再現するべくマットも敷きました。
あとは布団(毛布)を準備して……おやすみなさい!
コットを家で使うメリットは?
テレビを見ていたらいつの間にか朝になっていました! ここからは、実際にコットで寝てみた感想をご紹介します。
意外と普通に寝られる!
「ベッドと比べたら寝づらいかも……」「もしかしたら眠れないかも……」そんな心配はどこへやら。0時に床について(動画は見ていましたが)目覚ましが鳴る7時まで、一度も起きることなく熟睡。
なんなら30分ほど二度寝をするくらい快適に寝ることができました。筆者の寝つきがいいこともありますが、ベッドに寝るときと同じように熟睡しました。
思ったより寒くない!
筆者が実際に寝てみた季節は2月半ば。普段寝ているベッドと比べると床に近いため、もしかしたら寒いかもしれない……と思っていましたが、思ったよりも寒くない!
フローリングとコットの間に隙間があるため、それほど冷気も感じず普段と同じ暖かさで寝ることができました。
なお筆者は暑がりなので、毛布1枚で寝ていますが、布団をかければより暖かく寝ることができます。
腰痛は特に感じない
普段はデスクワークが多い筆者。腰痛を感じる年齢でもあります。柔らかすぎるベッドや、硬いフィールドでコットなしで寝ると、腰が痛くなることもしばしば。
しかし、コットはちょうどいい柔らかさなので特に腰痛を感じることはありませんでした。
これはあくまで筆者の感想で、柔らかさの好みは個人差があることは留意しなくてはいけませんが、腰痛持ちの筆者でも痛みを感じることなく快適に寝ることができました。
来客時のサブベッドにちょうどいい!
自分が寝る以外に、来客時のサブベッドにもコットはちょうどよさそう。わざわざ来客用のベッドを購入するわけにもいきませんし、敷布団もかさばります。
コットならコストも安く済みますし、コンパクトに収納できるので、かさばることはありません。
子どもの昼寝用のベッド代わりに使えそう?
筆者は子どもがまだいませんが、コットなら子ども用の昼寝用ベッドにも使えそうかも? と思いました。
子どもはところ構わず寝ますし、外に出た服を着たままベッドで寝るのはちょっと……と思う方もいらっしゃるはず。
コットなら子どもが寝そうになったらさっと組み立てて寝床を作ることができます。
ただし、使用するコットの対象年齢や使用上の注意はしっかり確認して、子どもが使っても大丈夫な製品かどうか確かめておきましょう。
逆に懸念されるポイントは?
逆に、実際に寝てみてイマイチかも? ここは気になるかも? と思ったポイントは以下のとおり。
幅が狭いためいつもよりは窮屈な寝心地に…
普段は贅沢にダブルベッドを1人で使っている筆者。いつものベッドと比較すると約2分の1程度の幅しかありません。
やはり自由に寝返りを打つことのできるベッドと比較すると、やや窮屈な寝心地になってしまいます。
もし毎日使うと考えると耐久性が心配…
アウトドアシーンで使われるコットは、基本的に毎日家で使うことを想定して作られていないため、どうしても耐久性が不安になってしまいます。
アウトドアシーンではあまり感じませんでしたが、コットって意外ときしむんですよね。また、横になると沈むので、丈夫なモデルであっても毎日使っているといつか壊れるんじゃないか? という心配があるのは否めません。
家で使うコットの選び方
メリットとデメリットが分かったところで、ここからは「家でコットを使うなら」ということを念頭に置いたうえでのコットの選び方をご紹介します。
横幅
コットの横幅は寝心地に影響します。フィールドではテントの広さによってコットの大きさを考えなければいけませんが、「家で快適に寝る」ことを考えるとコットの横幅は「広い」ものを選ぶことがおすすめ。
特にワイドコットと呼ばれるコットは、普通のコットより横幅が広いため広々と寝ることができます。目安としては横幅が70cmを超えるコットを選ぶといいでしょう。
耐荷重
家で使うことを考えると、耐久性があって頑丈なコットがおすすめ。耐荷重100kg以上を目安に、しっかりと体を支えてくれるコットを選ぶようにしましょう。
なお、基本的に耐荷重は「静止時」に耐えることができる重さです。自分以上の体重プラスアルファの重さを支えることができるよう、ある程度余裕のあるスペックのものを選んでください。
保証サービス
家でコットを使っていると、パーツが消耗して壊れてしまうことも考えられます。
メーカーによっては保証サービスがついているコットもあります。もしコットが壊れてしまっても保証を受けられるので安心です。
収納性
アウトドアシーンに携帯していく場合、収納性は重要なポイントですが、家で使う場合も同じです。
毎日使うのであれば気にしなくていいかもしれませんが、来客時だけ使うケースでは、使わないときにコンパクトにしまっておけるとかさばりません。
家で使うコットのおすすめ12選
選び方が分かったところで「家で使うコット」のおすすめを紹介します。ぜひ参考にしてください!
十分な耐荷重&保証サービス充実の高品質コット
ヘリノックス コットマックスコンバーチブル
コットマックスコンバーチブル は、ヘリノックスの中でも最大の大きさを誇るコットです。横幅は75cmと申し分なく、縦幅も210cmあるので、背が高い人でも安心。
ポールに「TH72M」という高強度の合金ポールを採用し、気になる対荷重は145kgもあるので壊れる心配が少なくなります。
ヘリノックス コットマックスコンバーチブル
ヘリノックス コットワンコンバーチブル
先程のコットマックスコンバーチブルを一回り小さくしたサイズのヘリノックス のコットです。一回り小さくなっても、耐荷重はそのままの145kgで安心して使うことができます。
ヘリノックス コットワンコンバーチブル
ヘリノックス コットホームコンバーチブル
コットホームコンバーチブル は、ヘリノックスのコットの中でも軽く、組み立てを簡単にしたコットです。
6つのパーツのみとシンプルな作りで簡単に組み立てることができるので急な来客時にもぴったり。その上耐荷重は145kgもあるので安心です。
ヘリノックス コットホームコンバーチブル
スノーピーク ハイテンションコット
スノーピークのハイテンションコット は、寝心地を重視したコットです。横になると、シートが引っ張られクッション性ができることにより負担を軽減させてくれます。また、パーツが分解されない分組み立てが簡単なのもポイント。
スノーピークのアイテムは全製品永久保証でアフターサービスも充実しているので、もし壊れてしまった際も安心です。
スノーピーク ハイテンションコット
快適な寝心地を実現するワイドコット
DOD ハンペンインザスカイ
ハンペンインザスカイ はコットにあらかじめエアマットが内蔵されています。ふわふわした寝心地で、快適に眠れること間違いなし。
ポール部分にもマットがあり、横幅も78cmと幅広なので寝返りを打つことも可能です。
DOD ハンペンインザスカイ
DOD ウルトラクールキャンピングベッド
名前の通りウルトラクールな寝心地のコットです。全面メッシュで出来ているため空気を通し、不快な蒸れもなくなります。
寝心地もメッシュ生地が包み込んでくれるようでふわふわ。横幅は77cmと幅広なので快適です。
DOD ウルトラクールキャンピングベッド
DOD ワイドキャンピングベッド
こちらも横幅が77cmと、ワイドサイズで広々と使えるコットです。
快適なのはもちろんのこと、横にスマホの入るサイドポケットがついているので、寝ている際にスマホの置き場所に困ることはありません。
DOD ワイドキャンピングベッド
ロゴス グランベーシック Bed Style BIGコット
コットの中でも、最大級の幅を誇るのがグランベーシック Bed Style BIGコット 。111cmとシングルベッドと同じくらいの横幅があります。
足部分の作りがしっかりとしているので、幅広でもぐらつきも少ないです。
ロゴス グランベーシック Bed Style BIGコット
ロゴス neos FDコット DX-AH
パーツが少なく簡単に組み立てをすることができるのがFDコット DX-AH です。
軽く頑丈なアルミフレームで、軽量ケースもついているため、持ち運びも楽々。広さは74cmと余裕があります。
ロゴス neos FDコット DX-AH
コールマン トレイルヘッドコット
トレイルヘッドコット は横幅88cmの幅広で快適に寝ることができます。
ステンレス製のポールを使っているので耐久性も申し分なし。折りたたみ式で持ち運びも簡単です。
コールマン トレイルヘッドコット
オガワ アルミGIベッド ワイド
足の真ん中にストッパー機能があり、がたつきが少なく快適に寝ることができるのがアルミGIベッドワイド です。
横幅は74cmと余裕があります。アルミポールなので軽く持ち運びも楽々です。
オガワ アルミGIベッド ワイド
インフレータブルマットで寝心地アップ!
筆者はクローズドセルマットを敷きましたが、空気を入れることができるインフレータブルマット(インフレーターマット)を敷くとさらに快適に過ごすことができます。
ここからは、コットに敷くことを想定したおすすめのインフレータブルマットをご紹介します。
コールマン キャンパーインフレーターマットシングルⅢ
キャンパーインフレーターマットシングルⅢ は自動でふくらむインフレータブルマットですが、収納袋で空気量を好みに合わせて調節できます。
コットより一回り小さい大きさなので、はみ出ることはなくジャストフィット。5cmの厚みがあるので快適に寝ることができます。
コールマン キャンパーインフレーターマットシングルⅢ
スノーピーク キャンピングマット2.5w
キャンピングマット2.5w はバルブ式のインフレータブルマットで、袋が空気入れにもなる仕様です。裏地にはノンスリップ加工を施しており、マットのズレが少なくなります。
マットの中には軽量ウレタンを配合しており、寝心地も快適です。
スノーピーク キャンピングマット2.5w
サーマレスト ベースキャンプ L
ベースキャンプL は断熱性のある素材を使用しており、冬でも暖かいのがポイント。コットで床の冷たさは感じにくいのですが、さらに熱を遮断してくれて暖かく寝ることができます。
5cmの厚さがあり、触り心地のいい素材を使用しているので寝心地も快適です。
サーマレスト ベースキャンプ L
来客にべランピングに……家でもコットが大活躍!
もしコットを選ぶなら、家で使うことも考えて選んでみてはいかがでしょうか? コットはキャンプだけではなく、来客時にべランピングにと家でも大活躍。過ごしている家もコットを使って寝るだけでキャンプ気分に早変わりです。ぜひ家でもコットを使って快適な睡眠を体感してください!