キャンプデビュー時は、スノーピーク製品ばかりでした
キャンプを始めたのは9年前。筆者は、道具一式をスノーピーク製品で固めていました。しかし、今ではヒルバーグ、ヘリノックス、SOTO、ユニフレーム など、様々なブランドのアイテムに手を出しています。
皆さんもきっと“あるある”だと思うのですが、キャンプの経験値を積むにつれ「こういうスタイルにも挑戦したい」と新しいギアを購入してしまうのがキャンパーの性ですよね。
しかしそんな時の流れのなかでも、購入時から何年経っても変わらず使い続けている「本当に買ってよかったスノーピークの名品」があります。
そこで今回は、今でも変わらず使い続けているスノーピーク製品5点をご紹介します! この記事は「テーブルウェア編」で、その他にも「キッチン編」「バーナー&ランタン編」と続けてご紹介するので、ご参考にしてみてください。
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その1. 無駄がなく多用途型「SPテーブルウェア」シリーズ
0.4mmと薄く軽量でステンレス製なので取り扱いも簡単。料理を盛り付けるだけでなく下ごしらえをした食材を乗せておくのにも重宝します。
このシリーズの良いところは、同サイズはもちろん別サイズを重ねても無駄がなくすっきりとスタッキングすることができること! 大人数でたくさんのお皿が必要な場合でもコンパクトに持ち出すことが可能です。
プレートとディッシュを横から見てみると、ディッシュには倍以上の深さがあるためカレーやシチュー、スープにも使用することができます。深すぎず浅すぎず勝手のいい形状でマルチに使用できるのが特徴です。
各サイズは下記の通り。
・SPテーブルウェアプレートM(φ188×13mm)
・SPテーブルウェアプレートL(φ212×18mm)
・SPテーブルウェアディッシュ(φ209×40mm)
スノーピーク SPテーブルウェア プレートL
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その2. 細かいギミックが効いている「チタンシェラカップ」
キャンプといえばシェラカップ。コップやお皿、クッカーの代わりなどはもちろん工夫次第で何にでもなる便利なアイテムです。いくつあっても便利なシェラカップはついつい数が増えがち。
チタン製なら超軽量で負担になりにくく、一度手にするとステンレス製には戻れないかもしれません!
チタンは火にかけると独特の焼け色に変化するので使い込めば使い込むほど愛着が湧き、自分色に育てる楽しさも持ち合わせています。
内側には目盛りがついており、軽量カップとしても使うことができます。軽量カップをわざわざ持っていかなくてもシェラカップで代用でき荷物の軽量化にもなりますね。
ハンドルの形状は手に沿うようなカーブで、持った時に心地よくフィットするように計算されています。色々なシェラカップを試しましたが、結局これが一番しっくりきました。
中指の背でしっかりと支えることができるので、食材が入って重くなっているときでも楽に支えることができます。
スタッキングはお手のもので、非常に薄い素材のため重なっているように見えないほど。
シェラカップはいくつあっても困らないからこそついつい数が増えがち。このチタン製のシェラカップは驚くほどの軽さと収納のしやすさに助けられること間違い無し!
スノーピーク チタン シェラカップ
その3. ズボラさんに一押しの「キッチンメッシュケースS」
キャンプでは避けて通れない小物の収納問題。特にカトラリーや調理系の道具の収納に困ることが多いのではないでしょうか。
そんな悩みを一発で解決してくれるのがコレ。
まず特徴として、大部分がいかにも通気性が良さそうなメッシュ素材でできています。半乾きのカトラリーを入れても乾きやすい。
サイドファスナーを開けるとなんとフルオープンすることも可能。
大きく開くことによって、入れた物が一目で分かり、とても出し入れしやすいというメリットがあります。
柔軟性がある生地ではありませんが、ゆったりとしたシルエットなのでたくさん詰め込むことができるんです。まさにズボラさんにぴったりなキッチン小物収納アイテムですね。
キッチンメッシュケースにはSサイズとLサイズがあり、入れたい物の長さや大きさで選ぶことができます。
なるべくミニマムなスタイルを目指したい方はSサイズを選び、ここに入るギアだけをチョイスするという縛りをすることをお勧めします。
スノーピーク キッチンメッシュケースS
その4. 家でも毎日愛用中「チタンマグ」シリーズ
チタンシングルマグ220(旧モデル)
チタンシングルマグ220はマイナーチェンジされており、現行モデルはφ67.2×H79mmですが、旧型は実測値でφ68×H70mmです。
220mlモデルの場合たくさんの飲料は入りませんが、42gと軽量でコンパクトで持ち運びやすいため自転車やバックパックキャンプといった際のミニマム装備としても迷わず使用できます。
ハンドルは折りたたみ式なので収納時にデッドスペースが生まれにくいのですが、テーブルに置いた際折り畳まれてしまうことがあるので若干の使いづらさは正直あります。
軽量コンパクトか便利さを重視するかは悩みどころです。
チタンダブルマグ300
チタンダブルマグはダブルウォールになっているためシングルタイプよりも保温・保冷力が優れており、氷を入れた際にも外側が結露しづらくなります。
シングルとダブルの厚みを比較をしてみるとずいぶん違うことがわかりますね。
別売りのリッド(現行モデルはシリコン製)を装着すればゴミや虫の混入を防ぐほか、より保温・保冷力がアップ。
熱い飲み物で高温になっているマグに直接唇が当たらなくなるという嬉しい機能も持ち合わせています。
実は旧チタンシングルマグ220がシンデレラフィット。かなりギリギリのサイズ感のため傷がついてしまうので注意が必要です。
このセットは9年経った今でも大のお気に入りです。
スノーピーク チタンシングルマグ220
スノーピーク チタンダブルマグ300
スノーピーク ダブルマグ 300用 シリコーンリッド
その5. 無駄がなく高機能なカトラリー
和武器M
和武器は本体を2分割し、刀のようにしまえるというところから付いたネーミング。四角形で転がりにくい工夫がされています。
後方の真鍮製キャップをティップ部に付け替え、そのままパイプに差し入れます。
真鍮製キャップに固定することでパイプの内部にティップ部が触れることを防いでくれるため清潔に使用できます。
ティップ部は竹素材でなめらかで非常に口当たりが良いのですが、調理に使用すると先端が潰れやすいので注意が必要です。
消耗パーツとしてティップ、無くしがちな真鍮製キャップの単体販売もされています。
スノーピーク 和武器M
チタンカトラリーFS(廃番)
かつてスプーンとフォークのセットで販売されていました。チタン製で当時価格は1,000円程度と格安。
2本合わせても36gと軽量で、どこか軍用品のようなシンプルなデザインがそそります。
全体的にやや大きめなデザインですが、大きすぎるということもなく口に運びやすいです。
横から見るとカーブしており持ちやすく、持ち手の部分がシェラカップや皿のフチに当たりづらくなります。ちょっとした工夫が大きな快適につながっているんですね。
値は張るが、長く愛せるものばかり
以上、「キャンプデビューから使い続けているスノピギア テーブルウェア編」でした。
さすがは「世界一の金属の町」が誇るスノーピークのカトラリー。それぞれ工夫が凝らされており、精巧な作り込みととデザイン性を感じます。まだ手に取ったことのない方はぜひ一度触れてみてはいかがでしょうか。