お茶×キャンプはリラックスタイムの過ごし方の幅を広げる
キャンプのくつろぎタイムのお供といえばコーヒーが定番ですが、コーヒーが苦手な方やコーヒーばかりでマンネリを感じている方もいるのでは?
そんなあなたにおすすめしたいのが、お茶です。コーヒーと同じく意外と奥深いお茶をキャンプで楽しむことで、より特別なチルタイムを過ごせます。
今回はそんなお茶キャンプを楽しくする2種類の人気アウトドア茶器をアウトドアにぴったりのブランド茶葉とともにご紹介。
お茶×キャンプの定番ギア「シェラ茶漉し」
お茶×キャンプのパイオニア・大島園の人気アイテム「シェラ茶漉し」
最初にご紹介するアイテムは、お茶×キャンプという楽しみ方を開拓した、この道のパイオニア的ブランド・大島園の「シェラ茶漉し(ちゃこし)」です。
そんな大島園の大ヒットアイテム「シェラ茶漉し」はその名のとおりシェラカップ型の茶漉しです。こちらをシェラカップにセットして、お茶を淹れればアウトドアでも手軽にお茶を楽しめるとあって常に品薄が続いています。
網茶漉しより丈夫で、茶葉が詰まりにくいメッシュ加工
「シェラ茶漉し」がよくある網茶漉しと異なるのが、ステンレスのシェラカップに無数の小さなあなが開けられてできたメッシュ構造。金網状に編んだ網茶漉しと違って、破れることがないので高耐久なうえ、フラットなので茶葉の詰まりや引っかかりが少なく洗いやすい点が優れています。
アウトドア茶器として生み出されつつも、網茶漉しの上位互換ともいえる品なので、家用の茶漉しとしても最適です。
さまざまなサイズのシェラカップにも使えるよう、考え抜かれた形状
「シェラ茶漉し」は300㎖サイズのシェラカップよりも少し小ぶりな大きさです。持ち手の対角線上に設けられた突起により、約11〜13cmまでのさまざまなサイズのシェラカップにフィット。
茶漉しの中央には、同ブランドのオリジナルキャラクター「アウトドアモンスター」がレーザーにより描かれ、お茶キャンプの気分を盛り上げます。他にもオリジナルキャラクター「TEA BOY」や大島園のロゴ入りのものもありラインナップは全3種類。
種類豊富で誰でも簡単においしいお茶を淹れられる!大島園の「CAMP TEA」
もちろん、大島園は茶器だけでなく、扱っているお茶にもこだわりがつまっています。今回使った茶葉は、キャンプで手軽に最高のティータイムを味わうことをコンセプトに展開する茶葉ブランド「CAMP TEA」。
そのシーズンの4月末から5月にかけて収穫された茶葉をセレクトし、大島園オーナーである大島さんが自らテイスティングを繰り返し厳選した、こだわりのお茶です。
淹れ方や特徴がわかりやすく記されたパッケージ
2021年度は6種類の茶葉をラインナップ。この1袋で12gの茶葉が入っており、1回3gとして4回お茶が楽しめます。飲み切りやすいサイズなので、複数買って、それぞれの違いを楽しむのもおすすめです。
パッケージの裏には、茶葉の味の特徴や産地、おいしく淹れるための抽出時間とお湯の温度が記されており、誰でも簡単にベストな状態のお茶を楽しめます。
茶葉が広っていく様子を眺めながら待つ時間も楽しみのひとつ
実際に「シェラ茶漉し」を使ってお茶を淹れていきます。淹れ方は簡単、「シェラ茶漉し」をシェラカップにセットし、ティーメジャー(茶さじ)を使って3gの茶葉を入れたら、パッケージに記された温度の湯を注ぎ、待つだけ。
陶器製の急須で入れるのと違って、茶葉が広がっていく様子が楽しめるのも「シェラ茶漉し」を使った抽出の魅力です。お茶のいい香りとともに目でもお茶を堪能しましょう。
今回使用した鹿児島県産の茶葉「めいりょく」の場合は、70度の湯を注ぎ、40秒待ちます。お湯の温度を正確に計りたい方は温度計も用意しておくとより簡単です。温度計がない場合は、湯を別のカップに注いで温度調節するとよいでしょう。
時間が経ったら「シェラ茶漉し」を引き上げます。あとはお茶を楽しむだけです。
ペットボトルのお茶では出せない深い味わいを楽しもう
「シェラ茶漉し」で淹れた「CAMP TEA」を見て思ったのが、お茶の鮮やかな緑の美しさ。普段ペットボトルのお茶を飲む方は多いですが、あらためて自分でちゃんとお茶を淹れると、普段は得られない感動があります。
こだわりの茶葉で淹れたお茶の味の深みや香りは、やはり、いつものお茶と段違いです。これが外で飲めたなら、気分も普段以上に落ち着きます。
「シェラ茶漉し」は茶漉しとしての用途以外にも、米とぎやコーヒーの抽出にも使える万能アイテム。あなたのアイデア次第でさまざまな使い方が可能です。
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見た目も美しく持ち運びやすい「透明急須」
ガラスじゃないから割れない!煎茶堂東京の「透明急須」がキャンプに最適
続いては、銀座に創業したシングルオリジン煎茶専門店・煎茶堂東京が開発した画期的な樹脂製の急須「透明急須」をご紹介。
煎茶堂東京のオープンにあわせて開発されたこの「透明急須」は一見するとガラス製に見えますが、実は「トライタン」という耐熱、耐衝撃、安全性に優れた透明度の高い樹脂素材でできています。
身近なものだと哺乳瓶や、アウトドアに慣れ親しむ方にはお馴染みのナルゲンボトルと同じ素材です。
ソロキャンプに最適な、おひとりさまサイズ
“ペットボトルのお茶よりも本格的に、茶道で淹れるお茶よりも手軽に”というコンセプトで開発された「透明急須」。手の平サイズで持ち手もなく、携帯性と収納性に優れているので、フィールドや職場などに持ち出して場所を問わずおいしいお茶を楽しめます。
ちょうど1人分の1杯のお茶が抽出できるので、ソロの方にも最適。
自然派志向におすすめ!NAKAMURA TEA LIFE STOREの無農薬茶葉
「透明急須」で淹れるお茶に使用した茶葉は、東京都台東区蔵前に店舗を構えるNAKAMURA TEA LIFE STOREで購入した「茎ほうじ茶」です。
扱っている茶葉は、おいしさだけでなく無農薬栽培にこだわっているので、自然派志向の方にもおすすめしたい逸品。
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日本茶といえば真っ先に浮かぶのが緑茶ですが、NAKAMURA TEA LIFE STOREではさまざまな種類の茶葉を扱っています。
たとえば、今回使用した「茎ほうじ茶」は、茶葉の茎の部分だけを丁寧に選別し、高温で焙じたもの。通常の葉の部分を焙じた茶と比べ、苦味や渋みがほとんどなく、独特の香ばしさとしっかりとした甘みが味わえるのが特徴です。
実際に透明急須でお茶を淹れてみる
茶葉も用意したところで実際に「透明急須」を使ってお茶を淹れていきます。急須に付属の茶漉しをセットし茶葉をいれ、湯を注ぎあとは待つだけ。
お湯の温度は一般的に約70〜80度、新茶の場合は約85度がお茶の旨みを引き出すベストな温度とされています。
沸騰した状態から、カップに注ぐたびに約10度温度が下がるので、適温になるまで調整しましょう。
透明だから抽出されるお茶の濃さを見定めやすい
「透明急須」は陶器製の急須と違い、茶葉が広がる様子や、抽出の具合がよく見えます。はじめて買った茶葉のベストな抽出時間がわからない場合は、とりあえず淹れてみて、色の濃さと試飲で自分好みの淹れ具合を探るのもおすすめです。
樹脂が厚いから、持っても熱くない
「透明急須」には持ち手がありませんが、絶妙な厚さで設計されているので、直に持っても熱さを感じません。余分なものを極限まで削ぎ落としたミニマルで機能的なデザインに感心させられます。
一番茶を楽しんだあとは、フタを開けて茶葉を少し冷ましたあと、再び湯を注ぎ二番茶を楽しみましょう。味の変化が楽しめます。
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茶葉の保管と携帯にもこだわりを。キャンプにぴったりなKINTOのキャニスター
持ち運びに便利なKINTO「LEAVES TO TEA キャニスター」
お茶を淹れるための道具と、茶葉にこだわったら、用意しておきたいアイテムが茶葉を保管、携帯するためのキャニスター。茶葉の酸化による味の劣化を防ぐための重要なアイテムです。
こちらは、シンプルで機能的なデザインの茶器が人気のティーウェアブランド・KINTOのキャニスター。ステンレスでできた手の平サイズのキャニスターで、茶葉の酸化をしっかり防ぐようフタが二重になっています。
ステンレス製なのでアウトドアシーンでもタフに使えメンテナンスもしやすいです。セットもしくは別売りのティーメジャー(茶さじ)も合わせて用意したいところ。
「透明急須」にシンデレラフィットのサイズ感
ちなみにKINTOのキャニスターはご覧のとおり「透明急須」にジャストフィット。「透明急須」のふたのくぼみにちょうど収まります。さらにセリアで入手可能なシェラカップ用のゴムバンドでまとめると、持ち運びがさらに便利になります。
ケースを用意する場合は、バリスティクスなどから展開されているアウトドア用のトイレットペーパーケースがジャストサイズでおすすめです。お気に入りのアウトドア茶器をどう持ち運ぶか考えると、より道具に愛着が沸きます。
KINTO LT キャニスター 250ml
バリスティクス トイレットペーパーケース
「LEAVE TO TEAキャニスター」の詳細はこちら
こだわりのアウトドア茶器と茶葉を用意してお茶キャンプを楽しもう
実際にアウトドア茶器でお茶を淹れてみてわかったのは、コーヒーよりも敷居が低く、特別なテクニックが不要なこと。面倒が苦手な方も手軽に楽しめます。
今回は日本茶を中心に紹介しましたが、紅茶やハーブティーなど、さまざまなお茶を楽しむのもおすすめです。街の散歩中やキャンプへの道中で出会ったお茶屋さんの茶葉で、一期一会のお茶を楽しむのもよし。あなたなりの楽しみ方でアウトドアでのリラックスタイムをさらに充実させましょう。
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