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【みんなの疑問】カセットガスヒーターって本当に暖かいの? 4つの主力製品を徹底検証!

YouTube「CAMP HACK」チャンネルのメンバー、きむ23が冬空の下で1人で一人夜な夜なカセットガスヒーターの暖かさを検証。石油ストーブや薪ストーブが暖かいのは言わずもがなですが、コンパクトなカセットガスヒーターは実際どうなのか?

今回は、数あるヒーターの中からきむ23が愛用する「イワタニ」「ニチガス」「アラジン」「KOVEA」の4製品を徹底検証。冬本番、活躍するセットガスヒーターは一体どいつだ?!

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目次

手軽に使える「カセットガスヒーター」の導入はいかが?

朝晩すっかりと冷え込み、フトンから出るのも億劫な今日この頃。自宅でこの有様なら、キャンプ場ではなおさらのことです。

テントの外なら、パチパチと薪が爆ぜる音を聞きながら焚き火で冷えを凌げますが、テントやタープ下での寒さ対策は下記のような暖房器具の導入が得策でしょう。

電源サイトであればホットカーペット、最小限で行くなら湯たんぽという選択もアリ。

暖かさを重視するのであれば薪ストーブや灯油ストーブが最適解かもしれませんが、管理の大変さがややネックです。

手軽に暖まるなら、やっぱりカセットガスのヒーターに軍配か?! しかし……。

カセットガスのヒーターの暖かさって、ぶっちゃけどうなの?

きむ23
CAMP HCAK YouTubeチャンネルにて最新キャンプ情報を発信。軽量なギアを好み、自転車・原付・車など移動手段を選ばず幅広いキャンプスタイルを楽しんでいる。

 

きむ23
こんにちは! きむ23です。今回は僕が愛用している4つのカセットガスヒーターを例に、それぞれの実力を比較していきますので、最後までお見逃しなく!

「カセットガスのヒーターってぶっちゃけどうなの?」という疑問に対し、きむ23が実際にキャンプ場で暖かさを比較検証。

カセットガスの選び方使用上の注意点などもおさらいしますので、ぜひそちらも「暖房器具」選びの参考に!

【それ、安全?】ガス機器を購入する際に、注視すべきマーク

安全基準をクリアしているか?

携帯しやすく、操作も容易なカセットガスヒーター。すっかりキャンプの定番アイテムになっていますが、火を扱う道具である以上、危険物であるというのは忘れてはなりません。

多くのガス製品の中から、一体どのようにして安心・安全な一台を見極めれば良いのでしょうか?

きむ23
ガス製品を購入する場合、「日本ガス機器検査協会」による認証マークの有無をチェックするのが大事です
きむ23
というのも、こういったガス機器には構造・性能の安全基準というのが定めらていて、その基準に合格した製品には「JIA認証マーク」と「PSLPGマーク」が貼られるんです

きむ23によれば、ガス機器を日本国内で販売するためには、法律に基づき、その安全性について第三者機関の検査・認証が必要なんだそう。

きむ23
認証マークには大きく3つあり、「PSLPGマーク」の菱形と丸型、「JIA認証マーク」。菱形と丸型の違いは、特に注意を要する製品につけるのが菱形のマーク、それ以外が丸型のマークになります

きむ23
日本のガス検は世界一厳しいと言われていまして、なかなかその基準をクリアできないというのも多数あるようです。

なので、ガス機器を買うときは、「JIA認証マーク」や「PSLPGマーク」があるかどうかをみて判断するのも安心材料になるかと思います

「安い!」と思って飛びつくと、日本国内での適合性検査を受けていない製品を手にしてしまう恐れもあるよう……。どんなに魅力的な価格帯でも、そこは一度心を落ち着かせ、「JIA認証マーク」「PSLPGマーク」をチェックするのが良さそうですね。

並行輸入品を検討する際の注意点

では、「JIA認証マーク」「PSLPGマーク」などが貼られていない並行輸入品のガス機器は、購入を控えるべきなのでしょうか?

きむ23
そんなことはないですよ。僕も実際に韓国製のガスヒーターを愛用しています

きむ23
こちらは「KCマーク」という韓国国内での安全基準をクリアした製品に貼られる認証マークで、認証試験により安全性が確認されていることを表しています。もちろん、検査基準は各国で異なるのですが、並行輸入品のガスヒーターを購入したいという方は、その国の規格適合マークを確認するのがやはり大事になりますね

きむ23愛用!この冬使いたいカセットガスヒーター4選

では、ここからは比較検証に使うカセットガスヒーターをご紹介。愛用者ならではの、きむ23的おすすめポイントも合わせてお伝えします。

①4つの安全機能を備えた、イワタニ「マイ暖」

「PSLPGマーク」「JIA認証マーク」付き

一つ目は「暖かさを持ち運ぶ」をコンセプトにしている、イワタニの「マイ暖」。わずか重量2.6kgという軽量性に加え、持ち運びやすい取手が本体上部にあしらわれ、まさにどこにでも携帯できる便利なカセットガスヒーターと言ってもいいでしょう。

きむ23
実はこちら、2018年に型落ちしていまして……。ですので新しいモデルではないんですけど、スペック的には現行モデルとほぼ変わらず、コッチの廃盤品の方が1センチほど背が高い仕様です。デザインも変更されてるんですが、僕は色味的にコッチが好きで愛用中

4つの安全装置

そんなイワタニ「マイ暖」には、「標準モード」と「エコモード(15%省エネ)」といった火力調整のほか、「立ち消え安全装置」をはじめとした4つの安全装置が搭載されています。

【きむ23的、カセットガスヒーターの選び方①】安全装置の有無
  • ✔立ち消え安全装置:使用中に風などが吹いて消えたときに、ガスだけが漏れないように自動的にガスの放出を遮断してくれる機能。
  • ✔点灯時消火装置:ストーブに強い衝撃が加わり本体が転倒すると、自動的にガスの放出が止まるような仕組み。
  • ✔不完全燃焼防止装置:室内の酸素濃度が低くなったときに、不完全燃焼するときに自動的にガスの放出を止める機能。
  • 圧力感知安全装置:カセットガスが加熱され、圧力が異常上昇したときに自動的にカセットガスが外れ、ガスが止まるような仕組み。

 

きむ23
カセットガスヒーターを選ぶ際、特にテント内など屋内で使用するのであれば安全装置の有無をしっかりと確認しておくのが重要になります

イワタニ カセットガスストーブ ポータブルタイプ "マイ暖"【CB-CGS-PTB】

サイズ33.4 x 32.8 x 23.7 cm
重量2.6㎏

イワタニ カセットガスストーブ ポータブルタイプ“マイ暖”【CB-STV-MYD】

本体サイズ(幅×奥行×高さ)312×222×290mm
商品重量約2.6kg(カセットガス含まず)

②別売りの天板を使えば、ホットドリンク作りに便利!コベア「キューピッド」

2つ目は韓国製のコベア「キューピッド」。前述した「KCマーク」取得済みの製品で、イワタニの「マイ暖」よりもコンパクトなサイズ感が特長。重量も約1.4kgとソロキャンパーにおすすめしたいカセットガスヒーターです。

きむ23
コベア純正のCB缶があれば理想的なんですが、日本で手に入れるのは難しく……。僕は「マイボンベ」を代用しています。ただし、その使用方法は検査されていないので、あくまでも自己責任。できる限り、適合ボンベを使うことを推奨します

「キューピッド」の魅力は、何といってもこちら! 別売りの天板を組み合わせれば、なんとドリンク缶を温めたり、お湯を沸かすことが可能になるんです。

きむ23
シェラカップに水を入れて数分ほどで体感70℃近いお湯に。グツグツと沸騰! とまでいきませんが、このぐらいの温度の方がすぐに飲めるので、ホットドリンク作りに重宝してくれます

③大きなセレミックプレートで周囲を一気に暖める、ニチガス「どこでも暖坊」

2022年12月現在、ニチガス「どこでも暖坊」は廃盤に(編集部調べ)

3つ目は、丸みのあるフォルムが印象的なニチガスの「どこでも暖坊」。

きむ23
イワタニの「マイ暖」と同じく、「PSLPGマーク」「JIA認証マーク」を取得した安心・安全設計。安全装置も4つ搭載されています

きむ23
セレミックプレートの面積が広く、最大出力は「マイ暖」の約2倍。後ほど暖かさの実力検証をしますが、早くも期待大ですね

④名品・灯油ストーブをモチーフにした、センゴクアラジン「ポータブルガスストーブ」

最後にご紹介するのは、センゴクアラジンの「ポータブルガスストーブ」。同ブランドの伝統的な灯油ストーブ「ブルーフレーム」をモチーフにした、コンパクトなガスストーブです。

きむ23
当然こちらも「PSLPGマーク」「JIA認証マーク」を取得済み。同様に、4つの安全装置が備えられています

きむ23
渦を巻くように炎が上がる「トルネードバーナー」が採用されているのが特徴で、空間を効率よく、ふんわりと暖めてくれます。この青い炎が、綺麗じゃないですか?

センゴクアラジン  ポータブルガスストーブ【SAG-BF02A(R)】

本体サイズW320×D335×H390mm
重量約5.7㎏
出力0.8~2.0kw
連続燃焼時間約260分(0.8kw)・約100分(2.0kw)

きむ23が愛用する4つのカセットガスヒーターの暖かさを比較検証

検証方法:デジタル温度計を使ってテント内外の気温差を測る

検証で使う4つのカセットガスヒーターが出揃ったところで、いよいよ本題!

「カセットガスヒーターの実力ってどうなのよ?」という疑問に対し、きむ23が一人夜な夜な、キャンプ場でそれぞれの暖かさを比較検証していきます。

きむ23
検証の仕方として2つのデジタル温度計を使います。1つはBluetoothを繋いでスマホで履歴を追える「スイッチボット」。こちらをテントの外に置いて外気温を追ってきます。

そしてもう1つは普通の温度計。テント内に置いて、テント内外でどれぐらいの差がが出てくるのかを比較していきたいと思います

公平さを保つため、テント内の気温を測る温度計は一定の位置にキープ。今回は、ガスヒーターから3mほど離した距離に設置しました。果たして、各製品でどのような差が出てくるのか。

※テント内で火器製品を使用する際は、一酸化炭素中毒にならないようしっかりと換気を行いましょう。なお今回の検証では、ベンチレーションを2箇所解放し、一酸化炭素チェッカーも作動。皆さんもテントで火器を使用する際は、安全対策を忘れずに。

コベア「キューピッド」の記録/テント内外の温度差「+3.4℃」

それでは早速、検証スタート! 実際に使用して感じたことは、最後にまとめてお伝えします。

きむ23
まずは、携帯性が魅力のコベアの「キューピッド」から。外気温-0.5℃に対し、テント内の温度は2.9℃。その差、「+3.4℃」と言う結果になりました

イワタニ「マイ暖」の記録/テント内外の温度差「+4.7℃」

きむ23
次は、イワタニの「マイ暖」です。結果はテント内外の温度差「+4.7℃」。先ほどの「キューピッド」より、その温度差が1℃以上高いという検証結果に

ニチガス「どこでも暖坊」の記録/テント内外の温度差「+7.6℃」

きむ23
続いては、ニチガスの「どこでも暖坊」。最大出力が1.0kW(900kcal/h)と高いだけに、検証結果は「+7.6℃」と好成績でした

センゴクアラジン「ポータブルガスストーブ」の記録/テント内外の温度差「+3.5℃」

きむ23
最後は、アラジンの「ポータブルガスストーブ」。結果は「+3.5℃」でした。セラミックプレートを発熱する赤外線加熱と違い、アラジンのガスストーブは対流式のためどうしても即効性はイマイチです。

けれど、温まった熱を上昇させ、空気を循環させながらゆっくりと温めてくれるのが対流式の強みなので、「テント内全体が温かい」というのが印象的でした

きむ23による結果からの考察

検証の結果、実力No.1はニチガスの「どこでも暖坊」。

きむ23
今回は大きなシェルター(ナショナルジオグラフィックの「ハイドアウト」)での検証だったんですけど、それでもニチガスの「どこでも暖坊」ではかなりの温かさを体感できたので、この「どこでも暖坊」はファミリーサイズにも十分通用しそうな気がします

きむ23
一方、センゴクアラジンの「ポータブルガスストーブ」は温まるまで少し時間がかかりますが、ゆっくりと温まっていくので、3〜4人用のテントやタープ(シェルター)とかならありかなというのが個人的な感想です
きむ23
コベア「キューピッド」とイワタニ「マイ暖」は、もう少し小さいテントを使うソロキャンプではかなり良いと思います

総評:「カセットガスヒーターだけで厳冬期を過ごすのは正直厳しい?!」

10℃を下回ってしまうと、なかなか点火しにくくなるとされるカセットガスヒーター。しかしこの日は、気温0℃ぐらいでも無事に点火するにはするといった形で健闘。しかし、きむ23の見解では「カセットガスヒーターだけで冬キャンプに挑むのは正直厳しいかもしれません」とのこと。

きむ23
検証日当日、実力No.1のニチガス「どこでも暖坊」で一夜過ごしてみましたが、夜中寒くてちょくちょく起きてしまいました
きむ23
やはり石油ストーブや薪ストーブに比べると、その温かさに勝てませんね。カセットガスヒーターで快適に過ごせるのは、3〜5月。そして10〜12月と言ったところでしょうか。

でも、手軽に暖まることができるのがカセットガスヒーターの魅力。厳冬キャンプでは、サブの防寒アイテムとして持っていくのが良さそうです

しっかりと寒さ対策をして、キャンプを楽しもう!

カセットガスを装着して、手軽に点火できるカセットガスヒーター。これ一つだけで厳冬期を過ごのは正直難しそうですが、その場でさっと温めるのが何よりの魅力!

サブの防寒アイテムとして、冬キャンプのお共に用意してみてはいかがでしょうか?

TEXT:GGGC

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