編集部メンバー6人に聞いた!「マイベストギア」
取材や撮影(という大義名分の下)に、幾度もキャンプを重ねてきたCAMP HACK編集部スタッフたち。しかもメンバー総じて、プライベートでも大の外遊び好き。
もはや公私の区別なくNewギアは気になるし、評判のいいアイテムの噂を耳にすれば自ら試してみたくなる……。CAMP HACK読者のみなさん同様、どっぷりとキャンプ沼にハマっているのは確かです!
動機はさておき、数々のギアを購入して実際にフィールドで使ってきた編集部員たち。今回は、そんなギアの中から、各自が忖度ヌキのガチで選んだ「買ってよかったモノ」を発表していきますよ!
天候に左右されず、“攻め”の車中泊スタイルが叶います!
ogawa「カーサイドリビングDX-2」
最近、ついに念願のハイエースを購入。車中泊を中心に年間のキャンプ泊数が一気に50泊に増えた編集長のマツダ。そんなマツダのベストギアは、ogawaが誇るロングセラーアイテムのリニューアル版。
新色のサンドベージュカラー×ブラックフレームで生まれ変わったogawa「カーサイドリビング DX-2」の使い心地は?
実はogawaのシェルターを購入する前から、カーサイド用タープを幾つか所有していたマツダ。なぜ新たに購入を考えたんですかね?
急な悪天候でクルマに避難するしかないときも。なので、雨風対策と秋冬キャンプ用に「カーサイドシェルター」がほしかったんですよね。
なるほど! 確かにシェルタータイプだと、雨風の吹き込みにも対応してくれそうですね。
フルクローズした状態は、まさにプライベート空間の延長ですね。
晴天で風を感じたい日にはオープンなタープに、風が強かったり天気が怪しい日にはシェルターに、と選べるようになって、よりクルマ主体のキャンプを楽しめています。
フルクローズ時も大きなメッシュ窓で通気性は確保。ポールを2本追加すれば車ナシでも自立するなど臨機応変な魅力で、“攻め”の車中泊を叶えてくれるアイテムですね。
ogawa カーサイドリビングDX-II
組み立てカンタンかつ頑丈で美しい……ラックの最適解はコレだ!
wanderout(ワンダラウト)「UNIVERSAL STAND(ユニバーサルスタンド)」
野外フェスでキャンプにハマって早や8年、年間キャンプ泊数50日と公私共にキャンプ沼にどっぷり浸るけっそん。
そんなけっそんが“マジで買ってよかった”のは、2020年に始動したばかりのプロジェクト「wonderout(ワンダラウト)」のアイテム。ミニマルかつ洗練デザインが魅力の注目ブランドです。
こちらの「ユニバーサルスタンド」、そもそもなぜ購入に至ったのでしょうか?
また、何度か組み立ての際に指を挟んだ経験もあり、設営がもっと楽ちんなものがないかと探していたところ、見つけたのがコレ!
けっそんが以前愛用していたラックは、いわゆる天板付きで“脚だけ”折りたためるもの。「使用時の天板サイズのまま」持ち運ぶというのが、サイズ的に気になっていたそう。
ギアがたくさん詰まったコンテナボックスなんかも余裕で置けますね!
収納サイズ約W260×D210×H30mmは確かにコンパクト! 重さも0.85kgと軽量で、一切無駄のないデザインの美しさもポイントですね。
ちなみに先程登場した編集長のマツダも愛用中とのこと!
ワンダラウト公式オンラインストアはこちら
ファミリーキャンパーの車内最適化に激推しのアイテム発見
GORDON MILLER「コーデュラシートバックポケット」&「コーデュラアンブレラケース」
最近は“奥さんに楽をさせるキャンプ”がテーマの良きパパ加茂は、オートバックスが展開するガレージライフスタイルブランド「ゴードンミラー」から、車内でセット使いしている2アイテムをチョイス。
男前かつタフでヘビーデューティーなゴードンミラーのアイテムは、アウトドアカーライフにベストマッチなアイテムが目白押しです。
そんなゴードンミラーの2アイテムのうち、まずは1つ目の「コーデュラシートバックポケット」の推しポイントを聞いてみましょうか。
ティッシュケース以外に、カップホルダー、大小ポケットとたくさんあり、4歳の娘が座るチャイルドシート側に装着したところ、娘と妻が座る後部座席の快適さが大幅に向上しました。
移動中の車内で娘にご飯を食べさせる際などに便利さを痛感。下段の大ポケットには13インチのノートPCがぴったり入るのも地味にうれしいポイントです。
お子さんがいるとどうしても散らかりがちな車内の救世主というワケですね。しかも面積が大きいだけに、男前なデザインもポイント高し!
モールテープで吊り下げることもできるし、霧や雨でティッシュ箱が濡れてボロボロになるのも防げます。なにより「あ、ティッシュ忘れた!」と、ならない安心感がデカイ。
そしてその横に装着されているのが2つ目のアイテム「コーデュラ アンブレラケース」。こちらの推しポイントは果たして……?
想像するだけでホッコリしてしまう娘さんのエピソード。おしゃれ盛りでない大人だって、車内の濡れた傘はストレスですよね。
表側の浅いポケットの他に、裏側に大人用の傘が柄までスッポリ収まるメインポケットが装備された二重構造なんですね。用途に応じた使い分けができるのも便利。
ゴードンミラー コーデュラシートバックポケット
ゴードンミラー コーデュラアンブレラケース
“充電忘れ”から雰囲気UPまでお任せの頼れるランタン
GENTOS(ジェントス)「EX-334D」
年間のキャンプは20泊ほど、車中泊で各地を巡るたぐっちゃんが選んだのは、日本の老舗懐中電灯メーカー「GENTOS(ジェントス)」のLEDランタン。
2001年当時開発されたばかりの白色LEDをいち早く自社製品に投入、その後も既存の安全規格以上に厳しく安全性やクオリティを追求し続け、プロユーザーからの支持が高いメーカーのランタンです。
そんなジェントスのLEDランタンの中から、なぜ「EX-334D」を選んだのでしょうか?
同じくウッカリものの筆者には分かりみが深すぎます……。どんなにハイスペックでも充電忘れまではカバーしてくれませんよね。
久しぶりに出会った彼は、当時よりもカラーがおしゃれになっただけでなく、コンパクトなモデルも発売していました。価格もお手頃なので、試しに購入してみることに。
なるほど! ある意味原点回帰的な再会というワケですか!
感動の再会後、実際使ってみて気に入ってるポイントはどんなところですか?
まず、卓上に置けるだけでなく、ランタンカバーを外して吊り下げても使えるんです。この汎用性の高さがお気に入りポイントの1つ。強力マグネットを使って、車内やリアゲートに吊り下げて使っています。
おお! 確かにコレはめちゃくちゃ便利。テントのみならず、天井の低い車内などシームレスに活躍しますね。
ゴールゼロの2倍! ソロでそれ以上の光量を求めるシーンって、むしろ思いつかないかも……。
サブのテーブルランタンとして雰囲気アップに使うのもアリだと思います。
充電式LEDランタンの充電を忘れなかったとき(恐らくレアケース?)でも、雰囲気UPの小道具になるポテンシャル含め、実に汎用性の高いアイテムですね!
ジェントス EX-334D
気になる灯油臭が激減!デザインも男前なガソリン携行缶
新卒で入社した映像制作会社で映像ディレクターを数年経て、2021年7月にCAMP HACK動画チームに参加。赤ん坊のときから父にキャンプに連れられ、大学生のタイミングに赤子時代のギアで初ソロキャンデビュー。父から勝手に受け継いだ86年製のコールマン286ランタンを今でも愛用中。
PLOW「ガソリン携行缶 アーミーグリーン (10L)」
最後は、父親から脈々とキャンパーDNAを(ギアも勝手に)受け継ぎ、キャンプ歴イコール年齢というサラブレッド、長谷部!
そんな長谷部が今回厳選したのは、PLOWの「ガソリン携行缶」。しかも、国産の金属製タンクにありそうでなかった、男前なアーミーグリーンカラー。
ミリタリー好きにはルックスだけでも刺さりそうですが……、恐らくそれだけではない魅力を、深掘ってもらいましょう!
キャンプ歴の長さを考えると、当然これまでにも灯油タンクは持ってましたよね? 買い替えたのはナゼ?
あとタンクの外側にホースを装着するタイプだと車載時の匂いが気になってしまって……。その悩みを解決してくれたのが、このアイテム。
PLOWのガソリン携行缶は、給油ホースを中に収納できる構造。これなら匂いも気になりませんね!
長谷部が愛用しているトヨトミのストーブは、タンク容量7Lの「KR-47a」。1回分は余裕で給油できる容量10Lモデルながら、お値段も4,950円(税込)と他社の携行缶と比べてリーズナブルな点も決め手になったそう。
確かに、灯油タンクってなぜか縦長デザインのタイプが多くて、上部の空間がデッドスペースになりがち。
ビルトインの給油ホースで匂いのみならずフォルムの凸凹も少なく、見た目も男前。機能とデザインのバランスが絶妙なガソリン携行缶ですね。
PLOW ガソリン携行缶 アーミーグリーン 10L
小型かつ軽量なのに万能でコスパ良し!4拍子揃う焚き火台
TOKYO CAMP 焚き火台
最近ジョインしたルーキーながら、カルフォルニア仕込みのUL派キャンパー、こんちゃんが今年のベストギアに挙げるのは、コスパの高さにも定評のあるTOKYO CAMPの焚き火台。
シンプル&スタイリッシュなルックスで4,980円(税込)のこちら、ベストギアたる所以について、じっくり語ってもらいましょう!
ズバリ、購入の決め手となったのはどんな点でしたか?
5,000円以下というコスパの良さと、シンプルなパーツ構成で、準備&撤収が手軽そうだったのも決め手になりました。
収納時は34×22cmのA4サイズ、965gと1kg未満の軽さもバックパックキャンプに不可欠な要素ですよね。
小型焚き火台にありがちな、いちいち薪をノコギリなどでカットする手間が不要なんですね!
シンプルな作りのゴトクも、実は耐荷重10kg。コンパクトに携行できるのに、薪もそのまま使えてダッチオーブン調理までこなす万能さで4,980円は、やはりコスパ最強ですね。
TokyoCamp 焚き火台
お気に入りギアは、探す過程もキャンプの醍醐味!
……と、CAMP HACK編集部メンバーのお気に入りギアは、小型LEDライトからカーサイドシェルターまで、サイズもカテゴリも見事にバリエーションに富んだ結果となりました!
それだけ、メンバーそれぞれのキャンプスタイルの違いや個性が色濃く反映された結果と言えますね。もちろん、編集部メンバーと言えど、ベストギアの影には数々のミスマッチギアがあったりなかったり……。
でも、やっぱりお気に入りギアって探す過程を含めて、キャンプの醍醐味の1つ。みなさんもぜひ、最近買ったマイベストギアはどれだったか、振り返ってみてはいかがでしょうか?