冬のマストアイテム!ダウンジャケット
ダウンジャケット とは、ガチョウやアヒルなどの水鳥が胸元に備える綿毛(ダウン)を使用した、防寒性の高い冬用アウターのこと。
陸鳥にはほとんど生えていない、やわらかく保温性の高い羽毛を使用することで暖かいだけでなく、軽量性にも優れているのが特徴です。
ダウンジャケットを選ぶときの3つのポイント!
そんな軽くて暖かいダウンジャケットですが、アパレルブランドはもちろんのこと、アウトドアブランドでも数多くの商品を販売しています。
そこで数あるダウンジャケットの中から、選ぶときのポイントを見ていきましょう!
①使用する場面で選ぶ
まずはどのような場面で着用することが多いのか着目しましょう。キャンプや登山などのアウトドアで使用するなら、軽量性と柔軟性・耐水性などの機能を持ち合わせた縫い目の少ないモデルがおすすめ。
タウンユースであれば、激しい動きや天候に左右されにくいため、防寒性や価格・デザインを重視すると普段使いもしやすいです。
②ダウンとフェザーの割合で選ぶ
ダウンジャケットは名前のとおりダウンを使用していますが、それだけではやわらかく型崩れすることから、水鳥の翼部分に生えている羽軸を持つ羽(フェザー)も使用してバランスをとっています。
使用されているダウンの割合が高いほど暖かく、軽く着心地が良い反面で値段も上がるため、価格と相談しながら決めることが大切です。
保温性、着心地を重視するのであれば、ダウン70〜90%・フェザー30〜10%ほどの割合がおすすめ。
③フィルパワーで選ぶ
フィルパワー(FP)とは、シリンダーに羽毛1オンス(28.4g)を入れた際の体積を表す単位のこと。このフィルパワーの数値が高い羽毛ほど空気が多く含まれ、熱を外に逃がしにくくなることで保温性が高くなり、ジャケットに使われるダウンの総量が少なく済むため軽量性に優れたものに仕上がります。
一般的には700フィルパワー以上だと上質なものとされているため、その数値を基準に「軽くて暖かいもの」か「少し重くてもダウンがたくさんの暖かいもの」かを選ぶのがおすすめです。
ダウンジャケット人気ブランドのおすすめモデル20選
ザ・ノース・フェイス
ザ・ノース・フェイス ヌプシジャケット
1990年代に販売していたモデルの機能性を受け継ぎ、THE NORTH FACE の代表的モデルとなったヌプシジャケット。当時の仕様や素材は現モデルにも活かされており、サイズ感を現代に合わせた仕様に作られています。
表地は強度があるナイロンに撥水加工と静電気を抑える静電ケア設計を採用。普段着はもちろん、アウトドアでも十分に活躍する1着です。
ザ・ノース・フェイス サンダーフーディ
ダウンと化繊わたの2つの素材を使用することで、保温性と軽量性を持ち合わせたハイブリッドダウン。撥水加工が施されたダウンに光電子と特殊な撥水ファイバーをブレンドし、身体から発せられる遠赤外線エネルギーを利用した高い保温効果を実現しています。
表生地には肌触りが良く、軽量性と高い引裂き強度を兼ね備えるパーテックスを使用することで、急な天候変化から体を守る高機能ダウンジャケットです。
モンクレール
モンクレール ショートダウンジャケット Ecrins
アウトドアと普段使い両方の使用を視野に入れ、汎用性の高さを重視して作られたモデル。シックでモダンなデザインが魅力的で、フードや袖は自在にフィット感を変えられるように調節機能を持たせているのが特徴です。
ふわふわとやわらかく、軽量な点は普段使いで十分に着心地の良さを感じられますが、ことアウトドアにおいても軽量ゆえの動きやすさと保温性で快適さを感じられるモデルです。
モンクレール ショートダウンジャケット Giraud
裂けにくく、強度のあるリップストップナイロンの刺繍が施されており、高いフィット感で内部の温かみを決して逃さない保温性が魅力なロング丈のモデルです。
モンベル
✔︎スペリオダウンコンバーチブルジャケット
登山からキャンプまで幅広いラインナップなモンベル が販売する、軽量性と保温性を追求した高機能モデル。高品質なダウンと超軽量シェル素材を織り交ぜて使用することで、高い保温性と軽量性を実現しています。
袖が取り外し可能になっている点やジッパーが顎に当たらないような仕様など、温度調整が容易で使い勝手にも優れています。真冬には中間着に、少し肌寒い春や秋にはアウターとして使用できる汎用性の高さが特徴です。
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✔︎プラズマ1000 ダウンジャケット
モンベル史上最高の技術と素材を駆使して制作されたダウンジャケットで、驚きの1000フィルパワーを誇るEXダウンを採用。生地には極薄シェル素材を使用することにより、超軽量と強度性、そして高い保温性を実現しています。
さらにコンパクト収納を可能にし、携帯性にも優れており、環境の急激な変化にも対応できるモンベルの真骨頂と呼ぶにふさわしいダウンジャケットです。
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デサント
デサント 水沢ダウン マウンテニア
スタイリッシュなデザインが特徴的なデザント のマウンテニア。2つの独自加工により中に水が染み込みにくく高い耐水性を可能にし、急な悪天候でも雨や雪がフードを簡単収納・展開ができるパラフードシステムを搭載することで、急な悪天候でもフードに雨や雪が貯まらない仕様になった防水特化のジャケット。
フロントジッパー部と脇部に使用されたベンチレーションで、衣服内に外気を取り込み、こもりやすい不快な熱や湿気を逃がす透湿性を実現した着心地を重視されたモデルです
デサント 水沢ダウン アンカー
デサントが販売するアイテムの中でも初期モデルとしてロングセラーを続ける人気モデル、アンカー。表地には高いストレッチ性を発揮する独自素材、DERMIZAX® MICRO STRETCHを、裏地にはダウンジャケット にあたる光を熱へと変換して保温性能を向上させるHEAT NAVIを採用しています。
マウンテニア同様2つの加工とベンチレーションにより高い防水性と透湿性も備え、普段使いはもちろんアウトドアでも動きやすく、デザントの技術が総動員されたハイスペックモデルです。
ナンガ
ナンガ オーロラダウンハーフコート
シュラフやダウンジャケットなど、ダウン製品で人気を博すナンガ のオーロラダウンハーフコート。独自素材であるオーロラテックス®︎と止水ファスナー、フラップを採用することで高い防水性と透湿性を両立。袖口に搭載されたリブにより、外部からの冷気を抑えつつも内部の温みは逃さしません。
フードに付いているのファーは取り外しが可能で、細かなところまで機能性が高いモデルです。
ナンガ TAKIBI DOWN JACKET
ナンガのダウンジャケットでも人気上昇中なのが、難燃素材を採用したTAKIBI DOWN JACKET。ポリエステル生地に難燃素材アラミドを織り混ぜたうえに、独自のタキビ生地を採用することで高い保温性を持ちながらも、キャンプでの焚き火を安心して楽しむことが出来ます。
さらに独自の羽毛であるUDD(超撥水ダウン)を使用することにより、急な雨天時でも雨を弾きながら体温の低下を抑え、各所に搭載された6つのポケットで小物の収納にも長けたキャンパーにはもってこいなモデルです。
カナダグース
✔︎クロフトンフーディ
1957年カナダで誕生したダウンをメインに取り扱うファッションブランド、カナダグース が販売するクロフトンダウンジャケット。このダウンの最も特徴的な点は携帯性の高さで、付属のストラップを使用することで展開したままバックパックのように持ち運べたり、折り畳んでカバンに入るほどコンパクトに収納することもできます。
ツヤのある表地は高級感があり、関節スリーブと脇の下にはマチがあることでフィット感とゆとりのある可動域が両立したモデルです。
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✔︎ハイブリッジベースフーデッドダウンジャケット
気温の低いカナダや北極の天候を想定し、保温性を重視して作られたハイブリッジベースフーデッドダウンジャケット。カナダグース独自の技術であるサーマルマッピングテクノロジーを採用し、高い保温性と通気性で体温の低下を防ぐと同時に汗をかきにくいように設計されています。
さらに-15°Cまで対応可能なダウンが封入されたシェルを使用することで、軽量かつ撥水性まで持ち合わせたハイブリッドモデルです。
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パタゴニア
✔︎メンズ・サイレント・ダウン・シャツ・ジャケット
登山ブランドとしてだけでなく、普段着としても着用されることの多いパタゴニア のサイレント・ダウン・シャツ・ジャケット。フードがなくスタイリッシュなデザインが特徴的で、シャツのような襟を採用することで普段着にも気軽に着まわせるのがポイント。
フロントはジッパータイプではなくスナップ留めになっており、重ね着もできる薄手仕様にすることでアウターとしてはもちろん、中間着としても活躍する防水性・防風性に優れたモデルです。
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✔︎メンズ・ダウン・セーター・フーディ・プルオーバー
シンプルなデザイン性と多機能性を備えたモデルのダウン・セーター・フーディ・プルオーバー。800フィルパワーもの特別なグースダウンを使用することで優れた保温性と、着心地が良く動きやすいのが特徴。
リップストップ・リサイクル・ポリエステル100%のシェル素材を採用し、軽量で防風性に長けているにも関わらず分厚さがないので、中間着としても使用することができる1着です。
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スノーピーク
✔︎Indigo C/N Down Jacket
キャンプブランドとして一線を画すスノーピーク が販売するIndigo C/N Down Jacket。インディゴ染めによりパリッとした独特な生地感が特徴的なダウンジャケットで、長い年月着用するたびに雰囲気が増す経年変化も楽しめるモデルです。
魅力的なのはデザイン性だけでなく、700フィルパワーを誇るホワイトダックダウンを使用することで保温性にも優れており、フロントはボタンとジップどちらでも開閉が可能な仕様になっている機能性もおすすめなポイント。
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✔︎FR 2L Down Jacket
一般的に重要視される防水性と保温性・防風性を兼ね備えるだけでなく、難燃性まで持ち合わせたアウトドア向きハイスペックダウンジャケット。表地には難燃性素材を混紡したポリエステルを使用し、生地の裏側から透湿防水膜をラミネートすることにより、高い透湿性と軽量性・防風性が生まれて冬場のキャンプでの冷気にも対応します。
さらにグレー・ブラウン・ブラックと3つのカラーリングに加え、シンプルで使い勝手の良いデザインにすることで普段遣いにも気軽に使用できる汎用性の高さが魅力的です。
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ウールリッチ
✔︎URBAN LIGHT GTX FIELD JACKET
一時期キャンプ場でも見ることの多かったアウトドアブランドで、現在はウェアなどの衣類をメインに取り扱っているウールリッチが販売するアーバンライトゴアテックスフィールドジャケット。アウトドアでの使用を想定されており、生地だけでなく胸とサイドに取り付けられたポケットまで完全防水仕様となっています。
また、名前のとおり軽量性と透湿性に優れたゴアテックスを採用することで、アウトドアな環境におても着心地良く、ストレスフリーに使用することができるハイスペックなモデルです。
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✔︎NEW ARCTIC PARKA
色合いが可愛く、分厚いファーが特徴的なニューアークティックパーカは、1970年代にワークウェアとして誕生したモデルをアップデートした人気の高いダウンジャケット。通気性が良く、肌触りの良いコットン素材に撥水性のあるテフロン加工を施すことでアウトドアからタウンユースまで幅広く使用することができます。
落ちついた5種のカラーリングは普段着とも合わせやすく、ジャケットの上から重ね着をしてもストレスが少ない前振りの袖付けが搭載されいるなど細部までこだわられた1着です。
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マムート
MAMMUT Meron IN Hooded Jacket
登山ブランドとして有名なマムート が販売する収納性と着心地に優れたダウンジャケット。ハイネック仕様で外部の冷気から首元をしっかりと守り、フードはサイズ感を寒さによって自由に調整ができる仕様になっています。
グースダウンをふんだんに使用することでふっくらと触り心地が良いのも特徴で、軽量性と保温性にも抜かりはありません。折り畳めば小さく収納することができるので、いざというときの一枚として持ち運びやすいモデルです。
✔︎Photics HS Thermo Bomber Jacket
レーザー接合を採用した世界初の防水ダウンジャケットで、耐水圧が20,000mmもある防水特化のモデル。撥水性YKKフロントジッパーと上腕ポケットジッパーで、内部に水が入らず体温の低下を可能な限り抑えます。
2つの素材を接合するレーザー光で針穴を作らずに加工する独自技術であるMAMMUT(R)Laser Fuse TechnologyTMを採用することで、防水性を上げるだけでなく保温効果の向上を実現した超防水ジャケットです。
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ダウンジャケットはどう洗うのが正解か?
ダウンジャケットはモデルによっては決して安いものではなく、かなり高額なものまで幅広く販売されています。せっかく購入したのだから、長く使いたいと思いますよね。そこで、長持ちさせるためのメンテナンス方法を見ていきましょう。
洗濯方法を知る
まずはタグについている洗濯表示を元に、クリーニングなのか自宅洗濯が可能なのかを把握しましょう。
自宅での洗濯が可能なジャケットはそのまま洗濯機にかけても良いですが、羽毛の劣化を避けたい方は手洗いをするのがおすすめ。中性洗剤を使用して優しく押し洗いをしたら、洗濯機で30秒〜1分ほど脱水をかければ洗濯完了です。
手洗いをするのが大変という方は、ダウンジャケット用洗濯洗剤を使用すれば洗濯機を使用しても羽毛の劣化を抑えることができますよ。
保管方法を知る
脱水をかけたあとは直射日光を避け、ハンガーにかけて陰干しをしましょう。乾いてきたら、何度か軽く叩くと中でダマになってしまっている羽毛がほぐれ、再びフワフワのダウンジャケットに戻っていきます。
完全に乾いたあとは、日陰かつ通気性の良い場所でハンガーにかけて保管をします。また、羽毛には虫がつきやすいため、必ず防虫剤や乾燥剤を近くに設置しておくのが大切です。
普段使いはもちろん、アウトドアでもダウンジャケットで冬を暖かく過ごそう
今回はダウンジャケットの選び方からメンテナンス方法、おすすめのモデルをご紹介しました。
寒い季節でも暖かく外へ出かけたり、アウトドアをするには欠かせない防寒アイテムであるダウンジャケットは、使用されるダウンの種類や量によって高額なものから手軽に購入できるものまで幅広く販売されています。
自分に合ったモデルを見つけ、適切なメンテナンスで長く冬を楽しんでみてはいかがでしょうか。