アウトドアで大活躍!パラコードとは?
テント やタープ の張り綱を中心に、さまざまなアウトドアシーンで大活躍のパラコード 。最近ではおしゃれなキーホルダーやアクセサリー作りに活用する人も増えてきましたね。
パラコードとは、元々パラシュートで使われている耐久性に優れたロープのこと。アイデア次第でさまざまなシーンで使うことができますよ。まだパラコードを活用しきれてない人は、ぜひアレンジを楽しんでみてください!
パラコードを使ってこんなにアレンジができる!
パラコードのアレンジといっても、テントやタープでしか使ったことがないという方も多いのではないでしょうか。パラコードは、ブレスレットなどのアクセサリーやカメラストラップにアレンジすることができます。また、持っているギアに巻くと自分だけのオリジナルギアの完成です!
キャンプなどのアウトドアシーンで使われているパラコードは、頑丈で耐久性もある優れもの。もちろん普段使いをしても、コードが切れたりボロボロになることはありません。パラコードを身につけることで、気軽にアウトドアテイストを取り入れることができますね。
持っているギアを自分好みに!5つのアレンジ
まずは、持っているギアにパラコードを巻いてアレンジしてみましょう。パラコードを巻くだけで、世界に一つだけのギアが完成です。
①ペグの目印に
ペグ が黒などの目立たない色だと、うっかりキャンプ場に忘れてしまうこともあるかもしれません。そんなときのために、ペグにパラコードをつけて目印にすれば安心です。
まずはパラコードを20cmくらいに切ります。少し長いかもしれませんが、短すぎると結びにくくなってしまいます。
パラコードをペグに通したら、固結びをします。はみ出た部分はカットしてしまいましょう。このままだとほどけてしまう可能性があるので、ライターなどで炙り固めます。
固めるとほどけにくくなり、結び目もきれいに仕上がりました! 固めるときは皮手袋などを使うといいですよ。
②斧の保護に
薪割りで大活躍の斧 。刃の近くは薪が直接あたり傷付きやすいです。パラコードを巻くことによって、大切な斧を守ることができますよ。またループを作っておけば、吊り下げることもできるので便利です。
③シェラカップに巻いてやけど防止に
シェラカップ を直接にかけたり、コーヒーを飲んだりすると取っ手が熱くなってしまいますよね。パラコードを巻いていれば、やけど防止ができ安全に持ち上げることができます。
まずは、パラコードを1mくらいにカットします。取っ手の先端に、写真のように巻きつけてください。この状態からスタートです!
パラコードを八の字に編んでいきます。取っ手の先端を持っている左手は離さずに、きつめに編んでいくときれいに仕上がりますよ。
最後まで編んだら、輪っかを作りパラコードの先を通します。通したらしっかり引っ張ってください。
余ったパラコードをカットし、ライターで炙り裏面に固定します。革手袋などを使って、しっかり押しつけましょう。
こちらで完成です! パラコードを巻くことによって、見た目も華やかになりましたね。グループキャンプでもすぐに自分のシェラカップを見つけることができるでしょう。
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靴紐に
他の人と同じはイヤ! という人は、靴紐をパラコードに変えてみるのはいかがでしょうか? パラコードは丈夫な素材なので、アウトドア用の靴にもぴったりです。
まずは、靴紐と同じくらいの長さにパラコードをカットします。パラコードの先に結び目を作りたい人は、+5cm余裕を持ってカットするといいでしょう。
パラコードを穴に通すときは、先端をガムテープなどで固定すると楽に通せますよ。
すべて通し終わったら、先端をライターで炙って固定します。写真は一度結んでから固定していますが、このやり方だと先端を切らないと靴紐が抜けなくなってしまいます。専用の金具やチューブを付けると、簡単に取り外しができますよ。
バッグの取っ手に
リュックやバッグの取っ手が落ちにくく、手が痛くなってしまうことはありませんか。パラコードを巻くことで滑り止めになり持ちやすくなりますよ。取っ手の保護にもなり一石二鳥です!
【作り方】
芯の長さは最後に引っ張ることで調整できます。芯を作るときに、やや長めで作ると余裕があり編みやすいです。
自分だけのストラップやアクセサリーを作ろう!
ストラップやアクセサリーへのアレンジは、アウトドアシーンだけでなく普段使いにもぴったり! おしゃれのポイントにもなりますよ。一度覚えてしまえば他のアレンジにも応用できるので、ぜひチャレンジしてみてください。
ブレスレットの作り方【平編み】
平編みは、初心者でも簡単に編むことができる基本の編み方です。ブレスレットだけでなく、長さを変えればペット用の首輪にもアレンジできますよ。
【準備するもの】
・パラコード(2〜3m)
・バックル
【作り方】
始めは難しいかもしれませんが、慣れてくると10分ほどで編むことができますよ。好きなカラーのパラコードで、ファッションのポイントにしてみては?
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キーホルダーの作り方【フィッシュテール】
魚の尾ひれのような編み方のフィッシュテール。頑丈なパラコードは、毎日持ち歩くキーホルダーに最適です。
【準備するもの】
・パラコード(1m)
・キーリング
・ナスカン
【作り方】
カメラストラップ【スネークノット】
結び目を繋げていく編み方のスネークノット。1本でもできますが、今回は2本使ってカメラストラップを作りました。
【準備するもの】
・パラコード(2mずつ)
・ナスカン(1個)
今回は片手用のストラップを作りました。首から下げるタイプのストラップを作る場合は、長めにパラコードを用意してください。ナスカンも左右につけるので、2個用意しましょう。
【作り方】
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1本持っていると便利!キャンプでの使い方
最後にパラコードの基本的な使い方を紹介します。アレンジをしなくても、1本持っているとキャンプで大活躍のアイテムです。
基本のもやい結び
パラコードを持っているなら、基本のもやい結びを覚えておくと便利です。本来は船を停めておくときに使う結び方なので、大きな負荷がかかってもほどけにくい結び方です。
少し複雑な結び方ですが、一度覚えてしまえばさまざまなシーンで使えます。大きなテントやタープの設営も、もやい結びでしっかり固定しておけば安心です。
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テント・タープの張り綱に
まずは王道の使い方です。パラコードは、テントやタープの張り綱に使われることが多いですね。テントやタープを購入するとロープが付いてくることがほとんどですが、自分好みのデザインのものにカスタマイズしてもおしゃれです。
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キャンプでの物干しに
キャンプにパラコードを1本持っていけば、物干しに活用できます。水遊びができるキャンプ場だと、濡れたタオルや水着を干すのに大活躍! 撤収のときに、寝袋やテントを乾燥させるのにも使えます。
ハンギングチェーンに【バタフライノット】
シェラカップやライト などをぶら下げるのに便利なハンギングチェーン 。パラコードを使って自作すれば、好きな長さで作ることができますよ。バタフライノットは、ハンキングチェーンにぴったりの結び方です。
【準備するもの】
・パラコード
・カラビナ2個
【作り方】
タープの内側に通したり、木に吊り下げて使ってください。タープやテントに使っているパラコードにも、バタフライノットで結び目をつければギアを吊り下げて使うことができますよ。
パラコードを選ぶときのポイントは?
パラコードの使い方がわかったところで、選ぶポイントを見てみましょう。素材・長さ・耐久性に注目して紹介します。アクセサリーやキーホルダーを作るときは、お気に入りのデザインのもので作ってもいいですね。
素材
パラコードの素材は大きく分けて、
・ナイロン
・ポリエステル
・ポリプロピレン
に分けられます。このなかで最も強度に優れているのがナイロンです。パラシュートで使われているパラコードもナイロン製のものが多いので、本格的な登山や強風時のテントの設営に向いています。
ポリエステルは、ナイロンと比べて強度は劣りますが防水性に優れています。ナイロンのパラコードは、水を吸うと硬くなり扱いにくいです。アクセサリー作りにもおすすめですよ。
ポロプロピレンは、軽量でリーズナブルな価格のものが多いです。手軽に使えるのはいいですが、劣化しやすいのでテントの張り綱などには不向きです。物干しとして使うなど、ちょっとしたロープとして使いましょう。
長さ
通販サイトなどを見ると、パラコードは30m〜50mで売られていることが多いです。例えば、テントやタープなら5m前後のものを6〜8本使うので、50mあれば安心です。アクセサリー作りに使うのなら、短い3mのパラコードもあるのでチェックしてみてくださいね。
耐久性
アウトドアシーンでパラコードを使うなら、耐久性は要チェックです。耐久性の高いものとしてメジャーなのは、「550パラコード」と呼ばれるパラコード。太さ4mmで芯は7本入っており、重さは250kgまで耐えることができます。
550パラコードを選べば、大型テントを張るときなどでも安心して使うことができます。さらに芯が9本入っているタイプもあるので、より強度を求める人はそちらを選びましょう。
おすすめのパラコード3選
耐久性に優れ扱いやすい!コスパ重視ならコレ
Youriad パラコード
本格的なアウトドアシーンにおすすめ!ナイロン素材
Preime パラコード
カラーバリエーションが豊富!アクセサリー作りに
ZELDNER パラコード
パラコードを使って自分だけのアレンジを楽しもう!
今回はパラコードのアレンジと編み方を紹介しました。デザインもたくさんあるパラコードは、選ぶだけでも楽しいですよね。何通りもの使い方があり、パラコードには無限の可能性を感じます! 皆さんもパラコードを使って、自分だけのアレンジを見つけてみては?