ミニマムキャンプにこだわるキャンパーが選ぶ、3つの調理器具!
ふだん出かける時でさえできればカバンを持ちたくない、というくらい荷物を少なくしたい私は、もちろんキャンプ用の調理台や2口コンロ、ダッジオーブンなどは持っていません。でも、おいしい料理はこれらのギアなしでも、ちゃんとできるんですよ!
重視するのは「収納性」と、それに見合った「機能性」、この2つです。同じような機能なら、いくらオートキャンプとはいえ小さいに越した事はないし、トレッキングやソロキャンプの時も同じ物が使えます。
そんなスグレモノな調理器具を3つご紹介します!
【Snow Peak GigaPower】
GigaPower Micro Max はキャンプをはじめたときに一番最初に購入したギアのひとつで、本当に使い込んでいます。キャンプサイトでは同じものを使っているキャンパーさんたちをよく見かけるので、使い勝手とコンパクト性からユーザーも多いように感じています。
私が使っているのは、このシリーズの中でも最軽量のウルトラライト。チタンカップに収納できてしまうほどの小ささなのに、出力は2800kcal/hで、お湯が沸くのには4分弱です。
収納時
組み立て後
標高2000mを超える山、強風の中でも一度付けたら火は消えず短時間でしっかり沸騰します。キャンプの時だけでなく、デイハイクやトレッキングに行くときも必ず持って行くギアです。
なにしろ山頂で食べるインスタントラーメンは、最高級レストランも顔負けですから!
定番はチキンラーメン
〈スノーピーク GST-120R ギガパワーマイクロマックスウルトラライト〉
【Primus Toaster】
プリムス フォールディングトースター II型
ギガパワーとコラボ使いできる夢のような折りたたみ式トースター。トースターといっても、食パンを焼くだけに収まらない万能グリルのような存在。実際に食べ物を乗せる網と、こぼれた物を下で受ける網の2層構造で本当に重宝しています。
折り畳んだ状態
組み立てた状態
ソーセージやお餅も上手に焼けますが、最近のマイブームはブリーチーズを丸ごと焼く調理法。外側が分厚いのにたいして、とろっとろに溶けた中のチーズをクラッカーにのせて食べるのは本当に至福の瞬間です。
ブリーチーズを焼いて、クラッカーとスモークサーモンで食べます。チーズにはあらかじめ切り込みを入れたり、トップだけ薄く切り落としておくと溶けた時にすくいやすくなります。
〈プリムス IP-9222F フォールディングトースター II型〉
【GSI Spice Rocket】
プリムス フォールディングトースター II型
こちらの調味料入れスパイスロケットは私のキャンプギアに最近加わった新メンバー。持って行きたい調味料が多くて、いくつか忘れてしまうなんていう事がしょっちゅうあったのが、これですっかり改善されました。使用しているのは6種類のスパイスが入る一番容量の大きいタイプで、入れ口も大きいのでスパイスをこぼさず移し替えもできます。
大きさは手のひらサイズ
たっぷり6種類で安心!
和洋中に対応出来るよう、考え抜いた結果のマイセレクションは:①ソルト②粗挽きペッパー③粉末ダシ④鶏ガラ⑤コンソメ⑥ハーブソルト
もう一本買って、砂糖・シナモン・ココアなどスイーツ系を所持しておくのもいいかもしれませんね!
「収納性」&「機能性」、それミニマムキャンプの極意
さて、今回はまったくの個人的目線でお気に入りの調理ギアをご紹介させていただきました。冒頭にも書いた「収納性」&「機能性」にこだわったおかげで、我が家のキャンプは基本、本当に少ない荷物で済んでいます。
もちろん大勢でわいわい楽しみたい時には大きなテーブルやお鍋が必要になったりもしますが、私がキャンプをすることに一番魅せられているのは、そのシンプルさと気楽さ!いわばそれはできる限りの事をミニマムにすることで成り立つのではないかと感じています。
ふだんの生活の中では気付けない「音」や「香り」、資源の大切さ、自然の豊かさも全て、自分が「最小限」でいて初めて、それらの偉大さに気付けます。今後も色々なストーリーを織り交ぜながら、ミニマムキャンプの魅力をお伝えしていきます!